桜井日奈子が写真集発売イベントに登場！ 2度目の重版決定に歓喜2024/09/09
桜井日奈子が、芸能活動10周年を記念した写真集「鴇色」を発売。9月7日に開催された発売記念イベントに登壇した。
10年の節目に写真集を出した心境について「まだ10年なんだっていう感覚で。今まで1年1年が長かったので、もっと長くやっているぐらいの気持ちでした。ここまで続けてこられたのは、支えてくださったスタッフさん、応援してくださったファンの皆さんのおかげだなとすごく感じています」としみじみ。そして「新たな挑戦として、人生で初めて水着の撮影ができたこともうれしかったですし、新たな一面を見せて、もっと応援したいなって思ってもらえる作品にしようと思って、撮影に挑みました」と自信を見せた。
東京・新宿と渋谷会場でのイベントは、2回合わせて3,000人分のチケットが完売。発売前重版も決定するなど話題を集めたことから、桜井の出身地・岡山で初の発売記念イベントが実施される。「私が写真集の発売を楽しみにしていたのと同じように、楽しみに待っていてくれた方がたくさんいらっしゃって、これまで支えてくれた地元の方々にも感謝を伝えられる機会ができたのは、すごくうれしい」と地元でのイベントの開催を心待ちにしているようだ。
写真集は、桜井が「デビュー当時からお世話になっている」という編集者からの「“新しい桜井日奈子”を世に出したい」という提案と、桜井の「次のステップに進みたい」という思いが重なった意欲作。「私がやりたくて、表現したくて出した写真集だという思いを受け取ってほしい」と並々ならぬ思いが込められていることを伝えた。続けて、「『もっともっとワクワクさせてあげますよ！』というような挑戦的な私もいたりするので、ぜひ応援してもらえたらと思います」とさらなる飛躍を誓った。
過去には、ボディーメークがうまくいかず、15kgほど太ってしまった時期もあったという桜井。「今までは、自分の体を隠すような衣装を選んでいたが、写真集を出すにあたって、“隠す体”から“見せる体”に変わっていきました」と自分なりのボディーメークの仕方を見つけたようだ。さらに、「年を重ねるごとにどんどん進化して、容姿も中身も『またきれいになったね！』と言ってもらえるように、今後ももっと頑張ります」と意欲を見せた。
撮影は4月、桜井が初めて訪れたというベトナムで行われ、ダナンのビーチや、パワースポットとして有名な五行山など、観光を満喫する様子が収録されている。タイトル「鴇色」のイメージにもなった、トキの羽のような色の夕日のカットは、曇っていて諦めかけたころに、突然きれいな夕日が差し込み、急いでカメラに収めたというエピソードを披露。さらに、五行山でのカットは、道中では曇っていたが、いざ到着したら光が差し込んで、神秘的な写真が撮れたという。「天気に恵まれて、私たちがこの写真集をよりよいものにしたいっていう思いに神様が味方してくれたような“奇跡的のカット”が満載です」と自信作をアピールした。
また、4月2日が桜井の27歳の誕生日だったことから、スタッフから10周年と誕生日を祝うサプライズもあったそうで「感極まって号泣していました（笑）」と撮影を振り返った。
お気に入りのカットに選んだのは、ネイビーの水着の上に、レースのボディスーツを着ているモノクロの2枚。「水着になることに恥じらいと不安もあったので、覚悟を持って撮影に挑みました」と“覚悟の2枚”となったことを説明。写真集の中で、モノクロの写真はこの2枚だけだそうで、「カメラマンさんが、私も知らない私を引き出してくれた」と明かした。
写真集に点数をつけるならと聞かれると、「1億点満点で！」とすかさず採点。「自分に自信がない時にテレビに出て、ネガティブな声が届いて、あまり精神的にいい状態ではない時期があった」と打ち明け、「それを経て、自分は今のこの体が好きなんだと自分を肯定して、周りのバッシングに流されずに、自分らしさを表現できたので」と満足気に語った。
そんな充実の仕上がりとなった写真集は、現在放送中のドラマ「マル秘の密子さん」（日本テレビ系）のプロデューサーや共演者の福原遥に見せたそうで、「『お尻とかすごくセクシーだし、本当にボディーメーク頑張ったんだね』と褒めてくれました」と大絶賛だったという。「同性の方から体を褒めてもらえるのは、私が一つ目標にしていた部分でもあったので、今回の写真集は女性にも手に取っていただきたいです。ボディーメークがうまくいっていなかった時期を知っている方にも『すごく進化したんだね』と褒めてもらえると思います」と自信満々に呼び掛けた。
さらに、会見では、2度目の重版が決定したことがサプライズで発表された。「自信を持ってお届けできる写真集で、1人でも多くの方に手にとっていただきたいので、とってもとってもうれしい」と満面の笑みを浮かべた。
また、あらためて芸能活動を振り返ると「17歳でデビューして、目まぐるしく環境が変化していったんですね。自分が望むよりも早く仕事が舞い込んできて、『この世界でずっとやっていくんだ』という覚悟がまだ固まらないまま、受け身で仕事をしていました。徐々に最初の勢いが落ちてきた時に、自分の覚悟の足りなさや、仕事で失敗した時に言い訳してしまったり、まだ子どもっぽいところがありつつ仕事をしていたことに気付きました」と告白。
しかし、共演したベテラン俳優からの影響を受け、「この世界で、20年30年とずっと求められ続ける俳優でいたい」と覚悟が決まったそうだ。「もっとこういう作品にチャレンジしたい、こうなっていきたいという目標も明確にできました」と「葛藤のあった10年」を赤裸々に明かした。
次の10年に向けては、「面白い俳優になっていたい」と宣言。「コメディーが大好きなのですが、シリアスなお芝居もいいよねと言われるような振り幅の広い俳優でいたいですし、『桜井日奈子が出てるから絶対面白いじゃん！ 見に行こうよ！』と言われるような俳優を目指したい」と目標を掲げた。
最後に「10年の集大成がこの写真集に詰まっていると思います。そして、10年を経て、20年、30年ずっと俳優でやっていきたいという覚悟も固まったカットも入っているので、これからもぜひ応援よろしくお願いします」と強い決意で会見を締めくくった。
【プロフィール】
桜井日奈子（さくらい ひなこ）
1997年4月2日生まれ。岡山県出身。2014年に「岡山美少女・美人コンテスト」で美少女グランプリに選出。16年に演劇「それいゆ」で初舞台を踏み、「そして、誰もいなくなった」（日本テレビ系）で連続ドラマ初出演、18年に「ママレード・ボーイ」で映画初主演を務めた。デビュー直後から数々のドラマ、映画、CMに出演している。現在放送中の連続ドラマ「マル秘の密子さん」（日本テレビ系）に出演中。
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