「光る君へ」“紫式部”吉高由里子と“彰子”見上愛が大津でトークショー2024/09/09
NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「光る君へ」(日曜午後8:00ほか)。源氏物語の誕生で物語がますます盛り上がる中、主人公・紫式部(まひろ)役を務める吉高由里子と、藤原彰子役を演じる見上愛のトークショーが滋賀県大津市で開催された。この模様は、9月23日に特別番組「まひろと彰子 物語が生まれる地へ~『光る君へ』トークショーIN大津~」(午後6:35)として放送。見上が彰子ゆかりの宝物を訪ねる延暦寺の旅の様子も交えて、滋賀とドラマのつながりもたどる。
「光る君へ」は、貴族文化が花開いた平安時代を舞台に、世界最古の女性文学と言われる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描くもの。脚本は、同局の大河ドラマ「功名が辻」や連続テレビ小説「ふたりっ子」、「セカンドバージン」など、数多くのヒット作を放ってきた大石静氏が手掛けている。
大津市民会館大ホールで行われたトークショーには、7.5倍の倍率を勝ち抜いて当選した約1,100の観客が来場。集まった観客を前に吉高は、「今年3月にも石山寺を訪問させていただきましたが、今日はたくさんの方々に来ていただけて、とてもうれしく、幸せに思います」と訪問の感激を表現。また、撮影開始から1年以上が経過した中で「この経験は一生に一度しかない奇跡的なものだと感じて、日々を大切に過ごしています」と、心に残る貴重な体験となっていることを強調。
藤原彰子を演じる見上について質問されると、吉高は「かわいい! 大好きなんです!(笑)」と、彼女への親しみを表現し、まひろと彰子の関係について「はじめは藤壺に出仕することに前向きではなかったと思うんです。でも彰子さまが一瞬、心の扉を開いてくれたと感じた時に、まひろは女房として仕える使命感に目覚めたんだと思います」とキャラクターの関係性を深く語った。
そして、「まひろの身に起こるすべてが『源氏物語』の種としてまかれているものだと思うので、そこを照らし合わせて見ていただけるとうれしいです」と、視聴者に作品の楽しみ方を提案した。
客席から吉高とサプライズで登場し、「これまでの人生の中で、一番大きな歓声をいただきました(笑)」と会場の熱気を振り返った見上は、初めて大津市を訪れ、延暦寺など彰子にゆかりの深い場所を巡ったことで、「彼女の願いや人物像に思いをはせることができました」と役に対する理解を深めたという。
大河ドラマへの初出演ということで、「撮影初日からすごく緊張していたのですが、吉高さんが気さくに話しかけてくださったおかげで、チームの一員となれました」と感謝の言葉を述べ、演じる彰子のキャラクターについては、「考えを巡らせているけれど、感情や考え方をどう伝えるかが分からず無表情になってしまうキャラクター」と説明。演出スタッフと共にその細やかな表現を練り上げたと語った。
今後の展開に関しては、「これからの彰子は、まひろや一条天皇(塩野瑛久)、父・道長(柄本佑)との関係を通じて、最初からは想像もつかない女性になっていく」と、変化があることを明かした。
なお、トークショーの前日には、比叡山延暦寺を訪問。中宮彰子が自ら写経した法華経を納めた「金銀鍍宝相華文経箱」と対面した見上。「彰子が経箱に託した『わが国の人々が安らかに暮らせますように』という思いを知り、国や民のためを思って動ける女性だったんだなと改めて感じました」と彰子への敬意を新たにし、「この(比叡山延暦寺の)空気を感じ、実際に平安の香りが残っている場所に来て、もっと想像力を膨らませて、これからお芝居ができるだろうなと思います」と、今後の演技への期待を膨らませた。
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