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杉野遥亮主演「マウンテンドクター」第9話。MMT解散の危機に周子(檀れい)が奔走2024/09/02

杉野遥亮主演「マウンテンドクター」第9話。MMT解散の危機に周子(檀れい)が奔走

 フジテレビ系で放送中の連続ドラマ「マウンテンドクター」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)は、山岳医療の現場で山岳医療チーム・MMT(マウンテン・メディカル・チーム)として奮闘する青年医師・宮本歩(杉野遥亮)が主人公の壮大なスケール感の医療ドラマ。患者や医療従事者との触れ合いを通じて、歩が成長していく姿を描いている。

 先週放送の第8話では、山岳医としての責任感が日に日に強くなる歩(杉野)に対し、循環器内科医で国際山岳医の江森岳人(大森南朋)や山岳看護師の鮎川玲(宮澤エマ)が不安を抱く様子が描かれた。物語はクライマックスに向けて新たな展開を迎えようとしている。

杉野遥亮主演「マウンテンドクター」第9話。MMT解散の危機に周子(檀れい)が奔走

 そして、本日9月2日放送の第9話では、その不安が現実となり、周囲の心配をよそに、自分の判断は決して間違っていなかったと信じる歩の判断ミスにより二次遭難が発生するという事態が起きる。山岳医としての職務を逸脱した行動に対し、MMTを快く思わない麻酔科医・村松典子(岡崎紗絵)の母・聖子(池津祥子)や県の医療政策課の純家健一(松尾諭)、そして世間からは厳しい批判が寄せられ、MMTは解散の危機に直面する。

 この窮地において、院長の松澤周子(檀れい)が矢面に立ち、事態の収拾に奔走する。周子は山岳医療の未来を見据え、MMTを立ち上げ、メンバーを信頼して背中を押してきた。物語の終盤で、周子は病院として救助ヘリを所有する計画を明かすが、その背景には江森の婚約者であり、自らの親友でもあった折原美鈴(中越典子)の死がある。周子の山岳医療に対する思いは、時に江森さえ驚かせるほど強く、彼女の熱意と信念が輝いている。周子がこの絶体絶命のピンチをどのように乗り越えるのか――その展開に注目が集まる。

杉野遥亮主演「マウンテンドクター」第9話。MMT解散の危機に周子(檀れい)が奔走

 周子を演じる檀れいは、「山岳医療の未来を変えるには、行政機関の協力を得るなど、課題が山積みです。でも周子は、それがどんなに困難でも、前に進めていかないと、いつまでたっても現状は変わらないんだ、という強く真っすぐな思いを持っています。すごくエネルギッシュな女性で、めげない強さ、あきらめない強さがありますよね。私が周子だったら…たぶん途中でめげてしまうと思います(笑)」とユーモアを交えながらコメントし、周子の強さを称賛している。

 さらに、周子の包容力も魅力の一つだと述べ、「宮本先生が山の素晴らしさも恐ろしさも知っている、さらに患者に寄り添える医師だということを早い段階で見抜いているんですよね。たとえ彼が失敗してもそれをすべて包み込んで、彼がやろうとしていることに対して、“大丈夫、私が責任を持つから”と背中を押す包容力は、上に立つ人間としてとても魅力的ですし、ステキだと思います」と笑顔を見せる。

 最後に、「このドラマで、山の素晴らしさ、恐さを知っていただきたいですし、一方で、日本の豊かな自然、雄大で美しい山岳風景にも触れていただき、ドラマを楽しんでもらえたらうれしいです」と視聴者にメッセージを送った。

杉野遥亮主演「マウンテンドクター」第9話。MMT解散の危機に周子(檀れい)が奔走

 第9話。玲の祖父・篤史(石丸謙二郎)が入院することになり、MMTのメンバーはオーナー不在の鮎川山荘のために、何とか力になりたいと考える。その頃、院長室には再び聖子(池津)が乗り込んできて、聖子は通常業務と山岳医療を兼務するMMTは過重労働に当たり、そこには周子(檀)によるパワハラがあったのではないかと問い詰める。一方、歩と真吾(向井康二)の関係は、いまだギクシャクしたまま。真吾の怒りは収まりそうになかったが、それでも歩は、治療が必要な患者がいる以上、持ち場を離れてでも現場へ向かうのは医師としての責務であり、圭吾(湯田幸希)の一件も自分の判断が100%間違っていたとは思えない。江森は、そんな歩の山岳医としての正義感と、理想に向かってひた走る姿に危機感を覚える。

杉野遥亮主演「マウンテンドクター」第9話。MMT解散の危機に周子(檀れい)が奔走

 そんななか、亡くなった翔(時任勇気)と歩の友人・丸川聡一(森準人)が宮本家を訪ねてくる。聡一は週末に鮎川山荘経由で山に登るといい、当日は歩も山荘を手伝いに行くことに。ところが、山荘を出発した聡一は霧のせいもあり途中で道に迷ってしまう。連絡を受けた歩は救助隊に助けを求めるよう聡一に伝え、自らも山小屋当番の江森の制止を振り切って山へ急ぐ。日が暮れる時間になってようやく聡一を見つけることができたが、体が冷え切っていて、低体温症と高山病を併発している可能性も。歩は少しでも標高を下げようと、救助隊の到着を待たずに下山することを決めるが、これにより救助は難航。山岳医の二次遭難はやがて大きな問題を引き起こし、MMT存続の危機にまで発展して…。


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