小林虎之介、伊東蒼、イッセー尾形らが「宙わたる教室」で定時制高校の生徒役!2024/09/02
小林虎之介、伊東蒼、ガウ、田中哲司、木村文乃、中村蒼、イッセー尾形が、NHK総合・BSP4Kで10月8日スタートの連続ドラマ「宙(そら)わたる教室」(NHK総合火曜午後10:00、BSP4K火曜午後6:15)に出演することが分かった。
窪田正孝が主演を務める「宙(そら)わたる教室」の原作は伊与原新氏による同名小説。それぞれに事情を抱えた定時制高校・科学部の生徒たちが理科教師と出会い“前代未聞の実験”に挑む物語だ。窪田が演じるのは、東新宿高校に赴任した34歳の理科教師・藤竹叶。27歳で博士号を取得。発表した科学の研究論文は世界的な学術誌に掲載され、研究者としての将来を有望視されていた。しかし突如として定時制高校の教師になることを決意。教師をキャリアと見なさない同僚たちからは”終わった研究者”とささやかれる。目的は謎に包まれているものの、藤竹は優れた洞察力と実験を駆使し、東新宿高校の生徒や教師に化学変化をもたらしていく。
小林、伊東、ガウ、イッセーが演じるのは、年齢も抱える事情もさまざまな高校の生徒たち。小林が務めるのは、東新宿高校定時制の2年生として、不登校から不良の道へと進んだ過去を持つ生徒・柳田岳人。二十歳で再び学び直すことを決意するも、あるきっかけで退学を考え始める中、新たに担任となった藤竹と出会う役どころだ。
小林は、「『捨てられた野良犬のように』と言われたのが岳人を演じる一つの心(しん)になっています。光が見えない暗闇を歩く岳人の前に藤竹が現れ、科学と出合うことで止まっていた時間が動き出します」と役柄について触れ、「世代や境遇がまるで違う生徒たちが共に成長する姿を楽しみにしていてください」とアピールする。
一方、伊東が担うのは、起立性調節障害を抱え、朝に活動が難しいため夜間定時制高校に通い始めた1年生・名取佳純。定時制でも保健室登校を続けざるを得なくなっていた時、藤竹からある誘いを受ける。
伊東は、「藤竹先生と高校時代の担任の先生が被る部分が多く、藤竹先生の言葉を身近に感じながら原作を読み進めました。私自身も、たくさんの“好き”や“興味”に救われてきたように、佳純を大切に演じます」とキャラクターへの深い共感を示し、撮影現場については、「撮影初日からとても温かく笑い声がたくさん聞こえる現場で、みんなで実験をしたり、科学について語り合ったり、好きな食べ物の話をしたり、アットホームな雰囲気で日々撮影をしています! 皆さんに楽しんでいただけるような作品を作っていますので、楽しみに待っていてください!!」と和やかな雰囲気の中、撮影が行われていることを伝えている。
また、フィリピン料理店を営む陽気なママ高校生・越川アンジェラ役にガウが挑戦。日本とフィリピンのミックスというキャラクターで、夫と共にフィリピン料理店を切り盛りしながら東新宿高校の定時制に通う2年生を演じる。勉強についていけなくなってきた時にある事件に巻き込まれる。
ガウは、「それぞれの理由で学業を諦めたけど、再挑戦する先生と生徒たちの葛藤と勇気が織り成すこの作品に参加させていただけることをとても光栄に思います。育ち、環境、年齢が違う仲間で目標に向かって歩んでいく彼らの青春を多くの方に見守っていただき、そして誰かの希望を持つきっかけになれれば幸いです」と、作品が多くの人に届くことを願う。
そして、誰にもぶつけられない怒りを内に秘めた最年長生徒・長嶺省造役にイッセー。若い時に通えなかった高校で学び直すために定時制に入った76歳。かつて営んでいた町工場の技術に目をつけた藤竹から科学部に誘われる。
「定時制にはなんとなく、もう一つの生活というイメージがある」というイッセーは、「今のままでも結構なんだけれども、学ぶという姿勢に崇高なものを受け取ります。多少偏屈なキャラクターでも勘弁してもらえるんじゃないかな、なんて考えてます」と自身の役柄に触れ、「あと、さまざまな世代や時代感覚が折り混ざって描かれますから、そのへんが楽しみです」と、世代や時代の多様性が描かれることに期待を寄せている。
さらに、彼らを見守る一癖も二癖もある先生役を田中と木村が、そしてこの定時制高校と思わぬ形で関わることになるJAXA職員を中村が演じる。
田中が扮(ふん)するのは、東新宿高校定時制のベテラン英語教師・木内泉水。木内はアロハシャツに扇子を持つ姿から、ふざけていると見られがちであるが、時折格言めいた良いことを言う人物である。定時制高校での長い教師経験を持ち、自分のことを語るのが苦手な生徒たちに伝えたい“思い”を抱えている。
田中は、「どんな境遇であれ学びたい気持ちは大事であり、夢中になるとはこんなにもまぶしいものなのかと思いました。英語教師の木内は、衝突と失敗を繰り返し、いつしか仲間となり成長する生徒たちのサポートをします。このドラマでぜひ青春を味わってください」と、青春の輝きと学びの大切さを強調。
クールな表情の下に迷いを隠す養護教諭・佐久間理央役を木村が担当。かつて救命救急の現場で看護師をしていた経験を持ち、生徒の命を最優先に考える一方で、過去の経験から生徒との向き合い方に迷いを感じる役どころだ。
木村は、「原作と脚本を読ませていただいて、自分が学生の時に藤竹先生のような先生に会いたかったと素直に感じ、すぐに参加させていただきたいとお返事しました」と作品に魅了されたことを明かし、「作品を通して、一人じゃないよ、と心地良い距離感で伝えていけたらと思っています」と抱負を述べる。
そして、中村が務める信念と立場の間で葛藤するJAXAのエリート・相澤努は、エリートとしての道を進む一方で、藤竹のように既存の枠を超えた研究者にいら立ちを感じるキャラクター。
中村は、「過酷な環境で育ち、年齢も性別もバラバラな登場人物たちが科学にのめり込んでいく姿を見て、原作も脚本も夢中になって読みました。老いも若きも関係ない。原作にある“その気があればなんだってできる。”大切なのはその心だと改めて強く思いました」と原作に対する共感を示し、「藤竹とは対照的に、組織の中で大きなプレッシャーを抱え葛藤しています。目まぐるしい日々を送る彼はいつしか純粋に科学を楽しむ気持ちを心の奥底にしまってしまいますが、彼なりにもがく姿を見届けてください」と、役柄への思いを語っている。
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