菜々緒主演「無能の鷹」共演者が解禁！ 塩野瑛久、井浦新らが主人公の同僚役に2024/08/26
テレビ朝日系で10月11日から放送される菜々緒主演の金曜ナイトドラマ「無能の鷹」（金曜午後11：15。一部地域を除く）に、塩野瑛久、井浦新、工藤阿須加、さとうほなみ、高橋克実の出演が決定した。
「無能の鷹」は、女性コミック誌「Kiss」で連載中のはんざき朝未氏の同名人気コミックスを原作とした実写ドラマ。原作の人気キャラクターである鷹野ツメ子は、外見は有能そのものだが、実際は想像を絶するほどの無能であり、そのギャップが魅力となっている。
本作の脚本を手掛けるのは、ドラマ「ハコヅメ〜たたかう！交番女子〜」（21年／日本テレビ系）や「監察医 朝顔」（19年／フジテレビ系）を手掛けた根本ノンジ。演出には「忍びの家 House of Ninjas」（Netflix）や「アンナチュラル」（18年／TBS系）などで知られる村尾嘉昭が参加している。豪華スタッフ陣が集結し、無能な主人公の奮闘を描く脱力系お仕事コメディが誕生する。
菜々緒演じる主人公の鷹野ツメ子は、スマートな身のこなしに落ち着いた声。自信に満ちあふれているのに謙虚な立ち振る舞い。どこからどう見ても中堅エース級の風格を備えていて、超有能そうな見た目なのに、実は衝撃的に無能…。
ダメダメな主人公が、個性豊かな登場人物と触れ合い、切磋琢磨して心身ともに成長を遂げていくサクセスストーリー…ではない。“無能ですが、何か？”と潔く生きるヒロインの姿を描き、従来のお仕事ドラマとは一線を画す、肩の力を抜くどころか“膝カックン”してしまうような新時代のお仕事ドラマだ。
そんな鷹野と同期であり、ひ弱すぎる新入社員・鶸田道人を演じるのは、スーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」（13年／テレビ朝日系）の立風館ソウジ／キョウリュウグリーン役として知られ、NHK総合テレビほかで現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」（日曜午後8：00ほか）の一条天皇役でも話題となった塩野。
鶸田は努力家で有能なサラリーマンながら、第一印象が最弱。その気弱そうな雰囲気と態度、そしていざとなるとおなかが緩くなる気弱な体質が災いして、取引先に“無能”となめられてしまい、どうにも実績が付いて来ない、残念すぎるヘタレサラリーマンだ。しまいには社内ニートとなっている鷹野の世話もする羽目になり、不運すぎる社会人生活をスタートさせる。しかし、やがて“有能に見える女”と“無能に見える男”の最強タッグがなぜか大口の契約を成立させる（!?）など次々と奇跡を巻き起こし、世界が平和になっていき…。
塩野は「今回のお話をいただいた時に『早く現場に入りたい』という気持ちでいっぱいでした」と出演に心弾ませ、実際に撮影がスタートすると「今回のキャスト、スタッフは“いい人審査”で選ばれた人ばかりなの？ と現場間で話題なんです（笑）」と絶賛し、「毎日楽しく撮影させていただいています。菜々緒さんも率先して現場を明るくしてくださっていますので、これからどんどんいいチームになっていくのだろうなと楽しみです」と絶好のコンディションの中で演技ができていることを明かす。
鶸田はある意味でストーリーテラー的な役割も担うため「現代を生きている方たち全てが、“鷹野のマインド”になれば幸せかなとは思いますが、きっと鶸田みたいに“分かっているけど簡単にはできないよ”と考える方もたくさんいると思う」と語りつつ、「常識的な部分を持ちながら、心穏やかに、フラットに無理せずをモットーに演じていきたいです」と意気込んだ。
そんな塩野との共演に、菜々緒は「キリっと切れ長の目をされたクールな方というイメージでしたが、実際は人懐っこい子犬のように、いつもニコニコ接してくださる方。塩野さんがバディになってくださってすごくうれしい」と期待を寄せている。
今回解禁されたキャラクタービジュアルでは、塩野が演じる鶸田の横に“いまから会社、爆発しないかな。そう唱えながら出勤する月曜朝。”と、サラリーマンならおそらく誰しも共感してしまう、闇深いキャッチコピーが輝く。鷹野×鶸田の珍タッグによる、“超チル”で魅惑的なやり取りにも注目だ。
そして、“コピーもできない”“パソコンも起動できない”“難しいことを考えると頭が痛くなっちゃう”…そんな絶望的に無能な鷹野の指導係に任命された心優しきベテラン社員・鳩山樹を演じるのが井浦だ。
井浦は、「光る君へ」でも塩野と共演し、「アンナチュラル」や「最愛」（21年／TBS系）では唯一無二の存在感を発揮。また、「おっさんずラブリターンズ」（テレビ朝日系）や映画「ゴールデンカムイ」など、数々の話題作に出演している。
そんな井浦が演じる鳩山は、真面目で勤勉、地味だが死ぬほど優しい。いい人すぎて面倒な得意先にも絡まれたり、社内でも貧乏くじを引くことばかりだが、文句を言うこともなく黙々と働いている。どう考えても救いようのない鷹野という後輩に対しても、いいところを見つけて褒めて伸ばそうとしたり、諦めるなと激励したり、心優しいがゆえに苦悩の日々を送ることに。
会社なんて頑張ったもん負けと分かっているが、自分のせいで誰かが苦しい思いをするのも申し訳ないし…と仕事をしてしまう。そして、結果自分が損をする。上司も、部下もどこかおかしくて、サンドイッチハラスメント状態で頭痛が絶えず、会社近くのクリニックに通っている。みんな鳩山には愚痴るが、鳩山の愚痴は誰も聞いてくれない…。“社会の歯車”を代表するかのようなキャラクターが鳩山だ。
井浦は菜々緒が演じるヒロインに「自分のペースを崩さず、しかし諦めないで戦っていく鷹野の姿は、クスっと笑えながらも、見る人に勇気を与えていくと思います」と大きな期待を。続けて「頑張っている方、頑張ることが苦手な方、どの視点から観ても楽しめるドラマになると思いますし、今の世の中に一石を投じる作品になると思います。一生懸命生きている皆さんがひと息つけて、『鷹野みたいにマイウェイでいいんだ！』と感じてもらえたら」と語った。
一方、鶸田の指導係で、恐ろしく要領がよく、危機回避能力の高い“根回しの鬼”雉谷耕太を演じるのは、菜々緒も認める“農業男子”の顔も持つ俊英・工藤が体現。
「あっ、これ面倒くさそう…！」と察知した案件は、後輩やいい人すぎる先輩にうまく誘導してほくそ笑む策士であり、アホな上司でも分かる資料作りも得意で、上からの評価は上々。社内で根回しをする順番を考える時に、イタコのように社内の人々を自分におろし、想定問答集を考えるため“憑依型サラリーマン”の異名を持っている。
もともと原作ファンだったと明かす工藤は「あれ？ もしかして、仕事ってもう少し力を抜いてもいいんじゃない？ と気付かせてくれるところが、大好きな作品」と絶賛。「今、悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ鷹野を見てください（笑）。『これくらいでもいいんだ！』と前向きに明日を迎えられるような、そんなドラマになっていると思っています。ぜひ、肩の力を抜いて見てください！」とアピールした。
そして、野望と愛欲にまみれた“会社員ver黒革の手帖”を操る“社内CIA”・鵜飼朱音に扮（ふん）するのは、映画「花腐し」（23年）で日本映画プロフェッショナル大賞新進女優賞を受賞。ゲスの極み乙女ではドラムを担当するなどマルチに活躍しているさとう。
ゴルフばかりして肥えた上層部や、ハラスメントの温床のおじさんたちは全員消えればいいのに…という鮮やかな思考から、シンプルに出世しようと決意。その武器として、社内のありとあらゆる情報を収集。仕事からプライベートまで、社員の家族構成から不倫情報、どこからどこへ引っ越したなどから、次のプロジェクト誰が選ばれるかまで、多種多様な情報をパソコンのフォルダにまとめており、「一人CIA」と呼ばれるほどで、誰かが鵜飼に情報搾取されている様子は「緊急取調室」とまで言われている。
さとうは「原作そして台本を読ませていただいた時に『あぁ、このチームは全力でふざける気だな』とわくわくしました」と笑い、菜々緒は「鵜飼がメインの回では『こんなことドラマでやっていいの？』といったシーンもあります」と明かしているが、本編ではいったい何が…。
さらに、ありがとうとごめんねが言えない老害部長・朱雀又一郎を、NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜午前8：00ほか）での泣きの芝居が話題になり、来年放送の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で主演・横浜流星の父親役を演じることが発表された高橋が熱演。
高橋演じる朱雀は、「優秀なやつは一目見りゃ分かる」といって中身は無能な鷹野をうっかり採用してしまった戦犯であり、SNSも横文字も海外ドラマの流行も全部全部ついていけないが、「冬のソナタなら見たぞ」などと言ってしまい、白い目で見られる悲しきおじさん。
多様性のかけらもなく、オンライン会議の画面共有もできず、まだ紙資料を求めているのは彼だけ…という朱雀役に対し、高橋は「『当て書きですか？』」というほど僕にそっくりで、久しぶりに台本で声を出して笑いました」と爆笑し、「歳をとっても、変わっていく必要ってありますよね。ひとくくりにコメディーではなく、とても深い作品。ぜひ家族で視聴していただき、幅広い世代に楽しんでほしいです。」と太鼓判を。
また「聞くところによると、居酒屋のシーンが楽しいらしいんです。でも、朱雀はその場にはいない…。ぜひ、僕も混ぜてほしい（笑）」と制作陣にチャーミングなリクエストも寄せた。
これらのコメントを受け、菜々緒は「本当に皆さん、原作から飛び出てきたみたいなんですよね！ 原作を大切に、全員でドラマならではのストーリーやキャラクターを作って行く作業にワクワクしています。視聴者の皆さんに、どのように受け入れていただけるか、反応を楽しみにしています」とオンエアを待ちきれない様子。
さらに「誰よりも私がこの作品、鷹野を愛している自負はあります」と「無能の鷹」、そして鷹野役に並々ならぬ情熱を注ぐ菜々緒だが、TVerではそんな彼女が大活躍する配信限定動画を公開中だ。
今回、菜々緒は無能の鷹野を演じることから「無能ゲーム」に全力でチャレンジ。お仕事ドラマにちなんだ早口言葉に挑戦するが、「頭がパニックに…」とつまづいてしまう場面も。続いてはピンポン玉カップ入れに挑み、ここでは「全集中！ 無能の呼吸…あ（間違えたっ）、有能の呼吸！」を発揮。
最後は、頭に紙風船を乗せながらのけん玉にチャレンジし、「こんなの朝飯前！」と自信満々（!?）だったが、まさかの結末に…。また、自身の苦手なものを語るなど、かわいらしいポンコツ素顔の菜々緒がたっぷり。「もぉ～、ほんっと無能！」と頭を抱えるなど、菜々緒に何が起こるのか、最後まで見逃し厳禁だ。
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