松下洸平が偏屈な学校医に! 「放課後カルテ」で地上波ドラマ単独初主演!2024/08/14
松下洸平が、日本テレビ系で10月スタートの連続ドラマ「放課後カルテ」(土曜午後9:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。松下は、本作が地上波ドラマ単独初主演となる。
「放課後カルテ」の原作は、世代を超えて多くの読者から愛される日生マユ氏の同名コミック。小学校を舞台に、口も態度もでかい小児科医・牧野が、その観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す「保健室ヒューマンドラマ」だ。
松下が演じるのは、ドラマの主人公で、学校医として小学校に赴任してきた小児科医の牧野。文句ばかりで口も態度も大きい問題ドクターだが、病気を診る目だけは確かで、児童の小さなサインを見逃さず、隠れた病とその原因に向き合うキャラクター。第一報ビジュアル撮影では、小学生4人と共演。原作の牧野と同じく白衣にメガネ姿の松下は、ぶっきらぼうなキャラクターを表現するため、険しい表情でカメラ前に登場。しかし、無邪気な子どもたちの笑顔につられ、思わず「僕も笑いたいな~」と本音が漏れる場面も。そして、無事、撮影終了後には、我慢していた笑顔も解禁し、子どもたちと声を合わせて「お疲れさまでした!」とあいさつを交わした。
原作を読み、自身が「知らない世界でした」と率直な感想を伝えた松下。「小学生が抱えている悩みや目に見えない病、自分はあまりにも無知だなと感じましたし、大人と同じように子どもたちもさまざまなことで日々悩んでいて、助けを求めているんだとも。それと同時に、教師や親御さんたちも、学校や家庭の中でいろいろな苦労をされていて、一生懸命になることで逆に自分を追い込んでしまうこともあったり。そういう悩みは学校の中だけに限らず、大人の社会にも通じるところがあるなとも感じました」と、原作を通して子どもたちの悩みや病、それに向き合う大人たちの苦悩を感じたことを伝える。
牧野を演じるにあたっては、「難しさと楽しさがあると思っています」とし、「僕なりの解釈ですが、牧野先生をただのツンケンした、何を考えているのか分からない人にはしたくないというか。彼は誤解を生んでしまうことも多々あるのですが、そこには信念や、医師としての思いも詰まっているんだと思います。時々抜けていたり、児童たちにいじられるあいらしい部分もあったり、全部ひっくるめて、視聴者の皆さんに『も~、牧野先生~(笑)』って思いながら見守っていただけるような、そういうキャラクターになれたらと思っています」と、牧野というキャラクターが厳しいだけでなく、親しみを感じてもらえるように演じたいと意欲を示す。
撮影現場については、「今日の撮影は4人でしたが、ドラマの現場には30人、40人…こればかりは接してみないことには分からないので、でも、せっかく一緒に作品が作れるわけですから、まずは真正面からぶつかっていこうと思います。みんなで遊んだりもできたらきっと楽しいですよね!」と、積極的に子どもたちに向き合っていきたいという姿勢を見せる。
また、保健室の思い出を尋ねると、「僕自身はあまり保健室にお世話になる子どもではなかったような気がします。当時は擦り傷を作っても『唾つけておけば治るよ!』みたいな(笑)」と振り返った。
最後に、視聴者へのメッセージとして、「学園ものでもあり、医療のお話でもあり、2つの側面を持つ新しい作品になるのではないかと思います。子どもたちが主役でいてほしいドラマです。子どもたちの抱える悩みや病に触れることで、僕たち大人が気付かされる部分もたくさんあります。学校という場所で、出会ったことのない人数の子どもたちと向き合うことで、牧野自身も成長していきますので、ぜひ視聴者の皆さんにも優しい目で『牧野先生、頑張れ!』って見守っていただきたいと思います。毎話ちょっとほっこりして、少しでもプラスな気持ちになれるようなドラマを力を合わせて作っていけたらと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と、物語の展開とともに、牧野の成長も見守ってほしいとアピールしている。
原作の日生氏は、「連載終了から6年たってのドラマ化、いまだ信じられない気持ちです。松下洸平さんが演じてくださる牧野先生と子どもたちが生きる世界、いち視聴者としてとても楽しみです!」と、ドラマ化への驚きと期待を伝え、また、「漫画ではなかったオリジナル展開も描かれる予定です。たくさんの方にドラマ版『放課後カルテ』を楽しんでいただけたらうれしいです」と、オリジナル展開も含めて楽しんでほしいと呼び掛けている。
作品を手掛ける日本テレビの岩崎秀紀プロデューサーは、「日生マユさんがたくさんの取材を重ね、心血を注いで描き上げた漫画『放課後カルテ』をドラマ化させていただけることを本当にうれしく思います。初めてこの漫画に出合った時、『これは私の物語かもしれない』と、おこがましくもそう思いました。そう思うのは、きっと私だけではないと思います」と、作品に深い共感を感じたことを振り返る。
さらに、自身の小学生時代を回顧し、「私も、小学生のころ、保健室へよく行く児童でした。今となっては笑って話せるようになりましたが、父に無理矢理入部させられたサッカークラブの活動がある日にだけ、なぜか体調が悪くなって保健室へ行き、母に迎えに来てもらっていました。やがて母には『サッカーがある日だけ具合が悪くなるのね。根性なし』と言われ、自分が嫌になっていきました。しかし、今回のドラマ化にあたって取材を重ねていくと、実はそこには『気付けていない病』があったのではないか、と思わされました。今の小学生もそうかもしれない。子どもたちはきっと、見えないところでいろいろなものを抱えています。そして、それを理解したくても気付けない親御さん、日々のお仕事が多くて児童一人一人と向き合う時間がない先生方もいるかもしれません。普段お子さんと関わらない人でも、学生時代の記憶や、今の生活にも当てはまる部分があると思います」と、作品が描くテーマが現代の多くの人々に共鳴するものであることを強調。
物語の主人公・牧野先生のキャラクターに関しては、「牧野先生は、病気に徹底的に向き合う中で、やがてその原因にまで迫ろうとします。牧野の言動は時に厳しいですが、児童本人すらも気付けなかったことを見つけてあげる。それが彼の役目になっていきます。私が行っていた保健室にも、牧野先生がいてくれたら、もう少し楽に生きられたかもしれない。そう思いました」と自身の解釈を明かす。
そして、牧野先生を演じる松下については、「ドラマ化を考えているとき、本当に、松下さん以外考えられない! とオファーしました。病気に対しては真剣だけど、どこか人としては抜けている。偏屈だけどあいらしい、新たな松下洸平さんの魅力に、きっと毎週クセになることと思います」と、松下への信頼と期待を表し、新たな松下の姿が見られることを予告している。
「第1話」。小児科医の牧野(松下)が、「学校医」として東多摩第八小学校に赴任した。仏頂面で「保健室にはなるべく来ないでもらいたい」と言い放つ牧野に、児童たちも、6年2組の担任・篠谷もあぜん。牧野は医師を学校に常駐させるという新たな試みで大学病院から送られたのだが、その影にある事情を抱えていた…。
その日、いつものように保健室にやって来た児童・ゆき。授業中にもよく居眠りをしてしまうゆきは、保健室で寝る時間が心のオアシスだったが、「勝手に寝るな」と牧野に言われ、その平穏が破られる。
一方、やんちゃな児童・拓真は、裏山の立入禁止エリアにカッコいい秘密基地を発見したと大興奮。興味を持った宏哉と大和を引き連れて、裏山に行くことに。しかし、体調が良くないことを隠していた拓真は、藪の中で突然倒れてしまう…。篠谷と共に現場に向かった牧野は、拓真の症状を見て即座に病気を絞り込んでいく。
数日後、一向に居眠りが改善しないゆきについて、牧野に相談しに来た篠谷。児童の本心を理解する難しさを吐露する篠谷だが、気持ちを理解してくれない牧野と、言い合いになってしまう。するとそこに、ゆきがグラウンドで倒れたという知らせが届く。
関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆