「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」堀田真由主演で名作四姉妹が現代によみがえる！2024/08/12
日本テレビ系の新日曜ドラマ枠では、10月期に「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」（日曜午後10：30）を放送することを発表した。
原案は、アメリカの作家、ルイーザ・メイ・オルコットが手掛けた大ベストセラーで、初版の発行は1868年。世界中で映像化されている普及の名作を、「もしあの四姉妹が令和ニッポンに生きていたら…」という着想から、舞台を大胆に現代日本に置き換えて、150年以上の時を超えて描かれる、社会派シスターフッドコメディー。ストーリーの中心となる町田家の四姉妹を、堀田真由（次女）、仁村紗和（長女）、畑芽育（四女）、長濱ねる（三女）が演じる。堀田は、日本テレビ系ドラマ初主演となる。
堀田が演じる町田涼は、勝気で口が達者な町田家の次女。「恋も結婚もしない！ 一生姉妹で暮らしたい！」と願い、脚本家を目指してテレビドラマの世界に飛び込むも、“ある理由”から筆を折り、現在はドラマ制作会社の助監督として慌ただしい日々を送っている27歳だ。そんな彼女は、自分にとっての一番の理解者で三女の衿が家を“不在”にしていることで心にぽっかりと穴が空き…。そこにすっかり大人の男性になった幼なじみが9年ぶりに姿を現す。
堀田は、「涼は、多くの人々に愛されている『若草物語』のジョーがモデルです。家族の幸せを一番に考え、笑ったり怒ったり、自分の心に素直でいとおしい女性です。脚本の温かな言葉に励まされ、彼女の周りを巻き込む大きなパワーからは私も、日常のさまざまなことに気付き、優先すべき自分の幸せとはなんなのかを教えてもらっています。女性としての幸せや価値観。そして、町田家の姉妹の物語を皆さまお楽しみに！」と本作への意気込みをコメント。
次女の涼が「一生一緒に暮らしたい」と願う姉妹にも、魅力的なキャストが顔をそろえる。「『若草物語』は私自身もとても大好きな物語なので参加することができてとてもうれしいです」と話す仁村は、町田家の長女・恵を演じる。恵は、結婚願望が強めの29歳で、ハローワークの非正規職員。周囲に内緒で職場恋愛中だが、彼から結婚をはぐらかされたり、上司からひそかに送られてくる“おじさん構文”全開の私的なメッセージに頭を悩まされたりと、堂々巡りの日々からなかなか抜け出せないでいる。
仁村自身は、この作品に対し、「現代の方々にもたくさん共感していただける内容だと思います。幸せの基準は人それぞれ違うし、正解なんてありません。時に傷ついたり悩んだりしながら自分の中の大切なものに気付いていく。自分の夢や幸せ、人生に向き合う四姉妹の物語を見守っていただけるとうれしいです」と魅力を語りながら「姉妹仲良くチーム一丸となって見てくださる方々が日曜の夜、良い時間を過ごせますよう頑張ります！ お楽しみに！」と気合を入れて作品に向き合っていることを明かしてくれた。
したたかなしたたかで甘え上手な四女・芽は、ファッションデザイナーになる夢をかなえるべく、服飾専門学校で服作りの腕を磨いている。「結婚するならお金持ち限定」と割り切り、エリート大学生の彼氏と順調に交際を続けてきたものの、ある“沼オトコ”との出会いを機に、恋と夢のはざまで大きく揺れ動くことになるという役どころ。
演じる畑は、自身の名前と役が同じ名前であることに「自分の名前と同じ役名をいただくことはそう滅多にないことなので、台本をいただいた時に運命的なものを感じました」と喜ぶ。そして、「堀田真由さんとは約1年ぶりの共演なのですが、姉妹として作品をご一緒させてもらえるとは想像していなかったのでとてもうれしかったです。堀田さん、仁村さん、長濱さんをはじめとした共演者の皆さま、そしてスタッフの皆さま方と、これから一緒に作品を作れることにとてもワクワクしています。日曜日の夜が楽しみになるような、誰かの心に寄り添える温かくいとおしい時間をお届けできるよう、全力で努めます。楽しみにお待ちいただければ幸いです！」と撮影を楽しみにしている様子だ。
役者を志す衿は、脚本家を目指す涼にとって一番の理解者で特別な絆で結ばれたソウルメイト。しかしそんな衿には、姉妹たちに言えない “ある秘密”があり、今現在、姉妹が暮らす家に彼女の姿はない。衿役の長濱は、「初めてお会いしたときから、キャスト、スタッフ、皆さんの柔らかな空気と温かいお人柄のおかげで、四姉妹としてこのドラマを作っていくことへの高揚と安心感を覚えました」と、キャスト・スタッフとの関係性に安心感を覚えている様子。また、撮影に向けた気持ちを「昔から大好きな『若草物語』という作品を、今の時代に改めて皆さんに届けられるという意義をしっかり考え、撮影期間を過ごしていきたいです。すでに楽しい日々になりそうな予感がしています！ ぜひ皆さまもワクワクしてお待ちいただけますと幸いです」とうれしそうに話した。
本作を担当する森有紗プロデューサーも、「若草物語」に魅せられた読者の一人。「初めて『若草物語』を読んだ幼子の頃、私は次女のジョーに恋をしました。いつかジョーみたいになりたい──焦がれるような想いを抱いて早20数年。すっかり大人になったある日、ジョーのモデルでもある著者、ルイーザ・メイ・オルコットの日記に触れ、彼女に対する憧れと親しみはますます膨れ上がっていったのです。こうして昨年の初夏、とある別ドラマの撮影中、現場見学に来ていた脚本の松島瑠璃子さんに、『もしジョーが、あの四姉妹が、私たちの近くにいたら…？』という何げない着想を話したことから、ふわふわとしたアイデアが少しずつ形になり、いつの間にやら季節は一周し…今に至ります」と、本作の構想が現実のものとなった経緯を明かす。
さらに、「ジョーを敬愛する“同志”でもある松島さん、包容力溢れる監督陣、そして、堀田真由さん、仁村紗和さん、畑芽育さん、長濱ねるさんという、これ以上ないほどにあいらしくも頼もしいキャストの皆さまにお集まりいただき、私自身が誰よりも一番小躍りしています。彼女たちが魂を吹き込む四姉妹が、一人でも多くの方に愛していただけますように。そして願わくば、このドラマが誰かの心を少しでも明るく照らしてくれたら、これ以上の喜びはありません」と、ドラマの行先に希望を込めた。
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