高橋文哉、関水渚らが「伝説の頭 翔」の取材会に！ 劇中アイドル“街スケ”も初公開2024/07/18
テレビ朝日系で7月19日にスタートする金曜ナイトドラマ「伝説の頭（ヘッド）翔」（金曜午後11：15。一部地域を除く）の取材会が行われ、主演の高橋文哉、共演の関水渚、井桁弘恵、菅生新樹、森香澄が登場し、ドラマの見どころなどを語った。さらに、関水と森がメンバー役のご当地アイドルグループ“古くさい街角のスケ番ズ”（通称：街スケ）のMVが初披露された。
「伝説の頭 翔」の原作は、「クロサギ」（TBS系）や「正直不動産」（NHK総合ほか）など、多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武氏のデビュー作として、2003～05年に「週刊少年マガジン」（講談社）で連載され、作画を刃森尊氏が担当し人気を博した同名コミック。
危多漢闘（きたかんとう）最大を誇る、1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム“グランドクロス”を束ねる伝説の頭・伊集院翔。かたやクラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人。この“最強”と“最弱”の2人が偶然に出会い、容姿がそっくりだったために、ある日人生を交換することに。達人は、いじめられるだけの人生から不良たちがこぞって頭を下げるリーダー・翔としての人生を歩むことになる。果たして、いじめられっ子・達人は、偽物だとばれずに、ケンカ三昧のヤンキーとしてのタフな毎日を過ごすことはできるのか？ 翔と達人のハイカロリーな一人二役に高橋が挑む。
放送に先駆けて行われた取材会に、翔と達人の一人二役に挑んだ高橋、達人が激推しするご当地アイドル“街スケ”のエース・藤谷彩役の関水、翔の彼女で、レディース“紅（くれない）”の現総長・綾小路直子を演じる井桁、達人の秘密を唯一知る翔の右腕で“グランドクロス”副長・大門伝助役の菅生、街スケのリーダー兼マネージャー・辻沢京子に扮（ふん）する森が、それぞれが演じるキャラクターの衣装で登場。
初の一人二役にチャレンジする高橋は「一人二役と聞くと、複雑で難しそうだなと思われるでしょうが、意外とそんなことなくて。でも1つだけとっても大変なことがあって。それは自分と会話をすること。達人と翔が話すシーンがあるのですが、あれはちょっと頭がぐるぐる回って、その日の帰りはいつもの5倍ぐらい疲れています。でも、2人の人を1日で演じ分けるのは、新鮮で楽しいなと思いながらやっています」と、オールバック気味に流した金髪の、翔の出で立ちで意気込みを述べた。
また、念願の初のヤンキー役に挑んだことに関して「やはり男の子は、ヤンキーをやりたいでしょう。学生の頃から、ヤンキー物といわれる映画、ドラマ、漫画、アニメ見てきたので。僕が思っていた形とは違うんですけど、その願いがかないました。達人、結構やられっぱなしなので（笑）。伊集院翔をもっとやりたいなって思いながら現場にいたりしてます」と笑顔を見せた。
翔と達人が入れ替わっていることを唯一知る人物・大門役の菅生は「もちろん大変だなと思うんですけど、それでもすごく一番楽しんでやってるんですよね。文哉がすごく楽しんでやっているので、こっちもみんな頑張ろうと思えるので『さすが座長』というところです」と称賛し、「グランドクロスメンバーは歳もそんなに離れてなくて、世代が一緒なので、緊張感あるシーンの裏で、みんなで円になって会食やゲームで遊んだりしているので、アクションもすごく安心と信頼を持って一緒にできてるなと」と現場のムードを伝えた。
「仮面ライダーゼロワン」（19年）で高橋と共演経験がある井桁は「久しぶりの共演ですが、全然雰囲気は違います。ただ、安心感があるので。直子は翔、達人との一緒のシーンが基本的には多いんですけど、やっぱり安心するのと、あとはやっぱり恋人という役なので、ハグするシーンもあるんですけど何の緊張もない。カメラのアングルを確認する時に『ちょっとその体制のままでいてください』みたいな時もあるんだけど。『こんなことあるんだ』っていうくらい何のドキドキも（笑）」と明かすと、高橋も「いや、ほんとにその通りです（笑）。前回ご一緒した時も恋人役で、いろんなシーンをやってたんですが、その時も全然何もなかったけど、よりない（笑）」と、お互いの信頼感を強調した。
レディースの総長を演じることについて井桁は「うれしいですね。特攻服も人生で着られるタイミングがあるんだっていうのはすごく驚きでうれしいです。結構、足を広げて座っていることも多いんですけど、なかなか普段の役だときちんと足を閉じていなきゃいけないことが多い中で、ずっと足を広げていられるので、心地よいというか（笑）。普段こっち寄りなのかなっていう感じがしちゃって、危ないと思いながら（笑）」と、まんざらでもない様子をのぞかせ、「でもセリフはなかなか難しい。こんなこと言うんだっていうセリフも多いので。そういうところは苦戦しながらも、こういう役は貴重なので、楽しみながらできていると思います」と語った。
そして、「テメーら！ 全員ブッ潰してやんよぉ！」などの刺激的なセリフも印象深い街スケのエース・彩を演じる関水は「“古くさい街角のスケ番ズ”通称・街スケのダンスレッスンと歌の収録は、本当に大変だったんですよね。1回、3時間以上の練習をするんですよ。もうそれを何回やったかもう分からないんですけど。その本気でやったぞっていうのが役づくりにつながっています」と語ると、一同から「キレてる（笑）!?」と総ツッコミされ大爆笑。
同じく街スケのメンバー兼マネージャー役の森は「楽しそうにやってたじゃん！」とすかさずフォロー。「“街スケ”自体4人メンバーいて、すごく仲が良くて。クランクインより前にダンスレッスンの方が先にあったので、共演者というよりはメンバーみたいな感じなので、渚が入ってきた瞬間に『今日は機嫌がいいな』とか『今日はちょっと落ち込んでいるな』って、顔色を見て分かるようになりましたから（笑）」と、すでにグループとしての絆が出来上がっている様子を明かすと、関水も「本当に優しいんですよ。落ち込んでたり悩んでたりするときに長文のLINEを香澄ちゃんに送ったりするんですけど、すぐ返事くれるんですよ」と感謝した。
会見中盤で、次の質問に移ろうとした時に、高橋が「すみません、僕この後ちょっと予定がありまして…。申し訳ないですが、もういいですか？」との言葉を残して、会場を後に。これには一同も「主演がいなくなる！」「会見より大事な用事!?」と驚く中、劇中を飛び出してつんく♂プロデュースによってデビューする街スケの楽曲「バッキャロー！LOVE」のミュージックビデオが初公開されることに。
関水は「子どもの頃、ずっとモーニング娘。になりたかったので、本当にうれしいです。夢のようです。まさか、MVまで作っていただけるなんて！ 宇多田ヒカルさんのMVを撮っていらっしゃるカメラマンさんに撮っていただいたり、すごいことになっています！」と興奮気味に紹介。森も「普段アイドルの方を撮っていらっしゃる監督さんにお願いして。だから本当のアイドルさんのMVが出来上がったので、本格的です」とアピール。
4人の街スケメンバーがたたずむクールな映像とともにノリのいいイントロが流れ始めると、会場の後方から「『バッキャロー！LOVE』だ！」との叫び声が。なんと先ほどまで翔の姿だった高橋が、街スケを命をかけて推すアイドルオタク・達人に早着替えして会場に再登場。関水が「行くよ！」と掛け声をかけ、森と共にステージ中央に飛び出してキレッキレのダンスを披露すると集まった記者からも大きな手拍子と掛け声で歓迎され、会見場はまるでライブハウスのような盛り上がりに。
達人に扮した高橋も「生で見させてくれてありがとうございます」と頭を下げ「いや、初めて見ましたけど、マジですごいね。現場で僕は本当に唯一生でライブを見て、一緒に踊って、ペンライトとかを振ってる側なんで生の迫力も知ってるんですけど。映像でしっかりとPVっていうものになったのを初めて見たので。めちゃくちゃかっこいいし、改めて街スケを好きになりました！」と再認識。
また、「伝説の頭 翔」第2話放送日の7月26日に「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」内で、“「伝説の頭 翔」ドラマファンミーティングイベント～夏のヤンキー大集合祭り～”が開催。さらに、そのステージで街スケフルメンバーによる「バッキャロー！LOVE」の初生パフォーマンスも行われることが発表された。
最後に高橋は「現場のこの空気感と、キャスト陣の息のあったアクションや人間性を描いてるお芝居の部分の内容が本当に濃く、楽しく見ていただけると思っております。そして、平日の最後、金曜日の夜に皆さんに笑っていただいて、平日の疲れを吹っ飛ばして、また健やかに土日を迎えられるようにスカッとするような、クスッとするようなドラマをお届けできればと思っています。僕はこのドラマはヒューマンドラマだと思っていて。この僕が、今扮装している山田達人が、この格好からどのように最終回に向けて人間が変わっていくのか、1番見ていただきたい部分でもございますので、皆さま、ぜひ、テレビの前でまたお会いできたらなと思います」とアピールして、会見を締めくくった。
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