「晩酌の流儀3」取材会でシーズン3に主演・栗山千明ら笑顔。レギュラーの武田航平、辻凪子、おかやまはじめも見どころを熱弁2024/06/25
テレ東では6月28日に「晩酌の流儀3」(金曜深夜0:42)がスタート。“お酒”をテーマにして人気を博したグルメドラマのシーズン3突入に向けて取材会が行われ、主演の栗山千明、レギュラーキャストの武田航平、辻凪子、おかやまはじめが新シーズンの見どころなどを語った。
「晩酌の流儀」は、不動産会社の営業として働く伊澤美幸(栗⼭)が、「お酒のおいしさは、一日の⾃分の⾏動次第で変わる」をモットーに、仕事以外の時間全てをお酒の為に費やし、お酒をおいしく飲むためにウォーキングや銭湯、スポーツ…と日々さまざまな事にまい進する1⼈の⼥性の物語。一昨年にシーズン1がスタートし、同年末にはスペシャル、昨年にはシーズン2が放送された。
シーズン3が決まった時の感想を栗山は「シーズン1も2も時期的にもちょうど7月放送だったので、そろそろ来るかなと少し期待していました。もちろん、お話を最初に聞いた時は『やった!』と。シーズン1から2の時にスペシャルがあったので、期間が少し空いた中で、感覚を取り戻せるかという心配もありました。でも、始まってみるとすぐ取り戻せたので、今回もきっと心配よりも楽しいことがたくさん待っているんじゃないかなと思っていました」と喜びのコメント。
美幸が勤める「ホップハウジング」の後輩社員・島村直⼈役の武田も「本当に栗山さんがおっしゃった通り『あるのかな?』と期待しつつ、でもやっぱりあってよかったという安心感もありました。また呼んでいただけてよかったなという思いと、すごくハッピーなドラマなので、こういう作品が続いていくことに対しての喜びを感じて。心の中で『よっしゃあ!』という気持ちと、呼んでもらえてよかったという安堵(あんど)と両方でした」とオファー時を振り返った。
同じく「ホップハウジング」の後輩社員・富川葵役の辻は「シーズン2を終えてから、会う人会う人に『晩酌』を見ていますと言われる機会が多くなって。次も呼ばれるか私も心配だったので、プロデューサーさんに会う機会があった時に、『私って次、いますか?』と確認しました。しかも、お母さんが公式本(「晩酌の流儀 オフィシャルブック」TVガイドMOOK 126号)を買うくらいファンで、決まった途端、喜んでいたのでうれしかったです」と明かした。
「ホップハウジング」⽀店⻑で美幸の上司・海野⼆郎役のおかやまは「シーズン1の時も2の時も、田舎はテレビでは放送されていないんですけど、配信で『ドラマ、見てます』と結構言われて『これは、うん。(シーズン3)あるな』と思って。決まった時はうれしかったです。いざ始まったら『お、久しぶり』とすぐ1、2と同じ感覚で戻ってやれました。また続けばいいなと思っています」と早くも更なる継続を期待。
シーズン3でパワーアップしたポイントについて、栗山は「分かりやすいところで言うと、商店街。本当に豪華な方々が演じてくださるところが、大きく変わったところです。“美幸”に関しても、新しいことばかりではなく、きちんと引き継がれているところもあったので、安心しました。会社は変わっていないけど、変わったこともあって、キャストの方も増えています。また、美幸はおいしくビールを飲むために汗をかきますが、そこでは1、2でやっていなかったスポーツが登場するので、まだこのスポーツがあったかと思いました」と注目ポイントを伝えた。
武田は「美幸さんの作る料理がよりみんなに身近でまねしやすいものになった一方で、美幸が汗をかくアクティビティはハードルが上がってる状況になっているので(笑)」と意味深に話すと、おかやまが「(いずれは)宇宙とかに行くんじゃないの(笑)。コメディエンヌぶりもますますな感じがしてきてね」とさらに気になる発言。「そこは注目ですね」と期待感をあおった。
さらに栗山が「2の時もあったんですけど『ホップハウジング』のメンバーそれぞれの回もどんどん増えていますよね」と話し、「私たちが外に行く機会が増えてましたね」と辻。おかやまが「そうね。3人のキャラクターと役割が少しずつはっきりしてきたね」とうなずくと、辻は「脚本家さんの愛を感じました」と笑顔を見せた。
また、撮影現場の様子に関して、栗山が「全体の雰囲気はこの取材会と同じ感じですね」と言うと、「スタッフさんもずっといろいろ面白いこと言ってるしね」とおかやま。辻も「ギャグが飛び交ってる(笑)」と話し、さらにおかやまが「そうそう。そういうの外でやってくれって(笑)」と言ったところで、武田は「僕なんて、いじり倒されてます(笑)」と、こぼした。
それぞれの会話を受けて、栗山は「キャストさんだけじゃなく、スタッフさんも含めて、和気あいあいという言葉が本当に合う現場です。シーズン1からずっと変わらないスタッフさんもいれば、今回から新しく入られた方もいらっしゃって、その方々もそれぞれに楽しんで頑張ってやってくださっていて、いいチームだなと本当に思います」と和やかな現場のムードを伝えた。
武田も「みんなが『晩酌の流儀』という作品をすごく好きという空気感が撮影では常に流れていて、スタッフさんもキャスト陣も含め、まさに、みんな仲良く和気あいあいという感じですね」と賛同した。
さらに現場の雰囲気について、栗山は「ドライ(リハーサル)で動いてみると、『こうしたらどう?』っていろんなアイデアが自然と生まれてくる」と話し、おかやまも「そうですね。だから、台本だけじゃ考えもつかないことが、現場でいろいろ出てくる(笑)」と含みを持たせると、武田が「知らぬ間に足されていることがあります。机の上にいつの間にかアイテムが出されています」と話し、おかやまは「この間、デスクにそっと耳かきが置いてあって。『あ、そういうことか』って使いました(笑)」とエピソードを語った。
辻も「2からキャラクターの動かし方や撮影方法も結構変わりました」と語ると、武田が「番組を作る上で、マンネリ化させないというスタッフの方々の思いがきちんとあって。マンネリ化しないように新しい刺激があるのがいいところで、そういうふうにやっていますよね」と撮影現場の空気感を伝えた。
続けて栗山は「フードチームも見てくださる方々がまねしやすい、そしておいしそうに見える料理を追求されていて。しかも私に指導してくださるだけじゃなくて、このアイデアはどこから生まれたなどのエピソードもたくさん教えてくださるので、本当に会話をしながら一緒に作らせていただいている気がしています」と語った。
また、SNSなど視聴者の反響について、栗山は「知人伝いに、海外の方が楽しんでくださっているというのを聞いて、食べ物って国は関係ないんだなと。“食事”というテーマだからこそ、日本だけじゃなく、海外の人も楽しんでもらえるんでしょうね。起承転結があり、毎回内容は変わっているんですが、30分くらいの尺で安定しているから見ていただいてるのかなとも思います」と分析。
武田は「すごく前向きなコメントばかりなんですけど、『飯テロ、またこの時間に』というコメントが来るんですよ。おそらく、前向きな意味なんですけど、『また飯テロか、この時間にやりやがってテレ東め!』って書かれていますよ(笑)。オンタイムだとお腹減っちゃいますよね」と明かし、「町のおいしいお肉屋さんに行った時に、そこの人たちが『島村くんだよね。実は「晩酌」見てて』と言われたこともあって。食材を作ってる方々はすごく見てくれていて、しかも役名の“島村くん”で覚えてもらえていたのですが、『でも実際何してるんだっけ?』って3回くらい言われました(笑)。そういった意味で『たくさんの人に見ていただいてるな』と感じます」とうれしそうに語った。
最後にシーズン3でパワーアップしたポイントについて、栗山は「基本的にそれぞれのキャラクターは変わらずですが、より濃厚に描かれていて、先ほどちょっとお話に出た商店街のメンバーなどのキャラクターも増えています。前回に比べたら、キャストさんだけでなく、美幸がチャレンジすることも上にどんどん進んでいると実感しています。全体的に規模がパワーアップしているので、撮影しながら本当にぜいたくだなと思います」と述べ、「シーズン2の時の料理は、手が込んでるものや、普段作るには少しハードルが高いものがありましたが、今回は『明日スーパーで買おう』とか、『うちの冷蔵庫に入ってるわ』という食材で、できる料理が増えているので、気軽さという意味でも、試しやすいという意味でも、より手軽に作れるようになっています」と見どころとともにアピールして、取材会を締めくくった。
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