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井ノ原快彦主演「特捜9 season7」クランクアップ! 19年間を振り返り感無量2024/06/04

井ノ原快彦主演「特捜9 season7」クランクアップ! 19年間を振り返り感無量

 井ノ原快彦主演のテレビ朝日系連続ドラマ「特捜9 season7」(水曜午後9:00)が、約3カ月間におよぶ撮影を駆け抜け、ついにクランクアップ。浅輪直樹役の井ノ原をはじめ特捜班メンバーの村瀬(小宮山)志保役・羽田美智子、青柳靖役・吹越満、矢沢英明役・田口浩正、新藤亮役・山田裕貴、高尾由真役・深川麻衣、早瀬川真澄役・原沙知絵らが、キャスト、スタッフへの愛と感謝の言葉を述べた。

 「特捜9」は、「警視庁捜査一課9係」を経て、2018年4月に放送スタート。個性派刑事たちの活躍と、背景にある人生模様をしっかり描き上げる内容が反響を呼んできた。season7では、多様性を増す犯罪とその背景に秘められたさまざまな人間ドラマに全力で向き合う特捜班メンバーの姿をこれまで以上に色濃く描写。先週放送した第9話では、「9係」から数えて“シリーズ通算200話”という快挙を達成した。

 今シーズンの最後に撮影されたのは、特捜班のオフィスで一同が捜査会議を繰り広げるシーン。キャストたちは長年培ってきたチームワークでテンポよくセリフの応酬を繰り広げ、監督から「カットOK!」の声がかかると、全員拍手で3カ月間の健闘を称え合った。

 その後、監督やプロデューサーからキャスト一人一人に花束が贈られたが、最後の最後に、なんと今シーズン第3話で警視庁音楽隊に異動した前班長・国木田誠二役の中村梅雀がプレゼンターとしてサプライズ登場。これには、井ノ原たちは「うわー!」「ビックリした~!」「超うれしい!」と大盛り上がり。さらには、第8話で大活躍を見せた鑑識官・佐久間朗役、Travis Japan宮近海斗も駆けつけ、改めてスタッフが「以上をもちまして、『season7』オールアップです」と宣言すると、一同、花束を掲げて喜び合った。

 “座長”として今シーズンも現場を引っ張った井ノ原は「みなさん、お疲れさまでした。今、本当に胸がいっぱいです。19年にわたってシリーズが続くなんて、当たり前のことではありません。今シーズンは日々、お一人お一人の顔を見ながら撮影させていただき、毎日、皆さんから元気をもらっていました」と深々と頭を下げて感謝の言葉を述べ、「僕は以前、(中村)梅雀さんが『ずっと仲間だよ』とおっしゃってくださったことをとても励みにしているのですが、このチームは単なるドラマの共演者ではなく、家族であり友人であり、切っても切れない縁で結ばれていると思っています。常に見守ってくださるスタッフのみなさんも同じです、みんなずーっと仲間です」と笑顔でチーム愛を語った。

 羽田も「今シーズンはシリーズ通算200回も達成して、本当に歴史の重みを感じました。私はキャストのみなさんひとりひとりを尊敬していますし、日々学ばせてもらうことも多くて、本当に素晴らしいメンバーだなと思いながら長年、一緒に走ってきました。シーズンを重ねていくうちに若いスタッフさんも仲間に加わりましたが、そんな皆さんの成長を、われわれは親戚のように応援してきましたよね。このスタッフ&キャストは、19年間ともに歩み続けた大きな家族だと思っています」と仲間への思いを語った。

 吹越は「一生懸命すぎて、現場で急きょ“こんなふうに演じたい”という意見を言って通していただいたこともありました。皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました」と撮影を振り返り、感謝。田口は「『season7』もありがとうございました。お疲れさまでした。あとは打ち上げでしゃべります(笑)」と会場の笑いを誘った。

 そんな中、山田は涙を見せ「本当にありがとうございました。今日は泣かないであいさつしようと思っていたのですが、話しはじめたら、いい思い出があふれすぎて胸が苦しくなってしまって…皆さん本当にありがとうございました!」と声を震わせながら思いを伝えた。

 深川は「今年で3シーズン目を経験させていただきましたが、こんなにも緊張感と居心地のよさが同居している現場に出合うことはなかなかないなと、毎年思っています。お話ししていても、いい意味で胸が苦しくなる瞬間があって…。本当に皆さんのこと、大好きだなって実感しています」と先輩たちに熱いメッセージ。

 原も「今年は皆さんと会えない時間が、とても寂しく感じました。こんなにも現場の皆さんに“会いたいな”と思える作品に出会えたことは、私にとって奇跡です。その出会いに感謝の日々でした」と絆の深さをしみじみと語った。

 最終回(6月5日放送)。宝石店強盗、拳銃密売、連続ペット窃盗という3つの事件がすべてフェイク動画による冤罪(えんざい)であることに気付いた直樹ら特捜班は、真犯人が新たに作成したと思しき犯行予告動画を調べていた。しかし、「150歳の老人の誕生祝いに、男は祝砲の弾を込め、女は皿に鳥の頭を盛って、新しい指揮者が古い指揮者を殺す」という不気味なメッセージの謎が解けないばかりか、動画の最後に出現した真犯人らしき男についても手掛かりは皆無で、犯行予告の日まであと3日しかないにもかかわらず、捜査は暗礁に乗り上げていた。

 そんなとき、犯行予告日に警視庁150周年記念式典が開催されることが判明。真犯人の狙いは、このイベントなのか…!? 奇しくも150周年記念式典は、警視庁音楽隊に異動した特捜班前班長・国木田の初舞台でもあった。すぐさま式典の予定会場に向かった特捜班は、犯行予告動画に映っていた男・出口一郎(柏原収史)を発見して確保する。ところが、その背後で突然、爆発が…!?

 さらに、捜査支援分析センター(SSBC)副所長・村瀬健吾(津田寛治)と分析官・三ツ矢翔平(向井康二)が、ネット上にまた新たな犯行予告動画を発見。その動画に出現したのは、またしても見知らぬ女の顔だった。他人の“顔”を利用してディープフェイク動画を作り、その顔を次々と脱ぎ捨てて犯罪を重ねていく真犯人は、いったい何者なのか。

 そして、なんと直樹の“顔”まで盗まれる衝撃の事態が発生し、大勢の観客が集まる式典で大パニックが巻き起こる事態に。その式典で何を思ったか、新藤がバディを組む直樹とは別行動を取りはじめて…。犯人の顔も目的もつかめない、すべてが謎に包まれた犯罪に、特捜班はどう立ち向かうのか!? 最後まで結末が読めない衝撃の展開が待ち受ける、シーズン最終回は見逃せない。


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