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古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、津田健次郎が話題の“穴”ドラマ「滅相も無い」の魅力をアピール!2024/04/25

古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、津田健次郎が話題の“穴”ドラマ「滅相も無い」の魅力をアピール!

 MBS・TBSで放送中のドラマイズム「滅相も無い」(MBS=火曜深夜0:59、TBS=火曜深夜1:28)の放送記念トークイベント&第3・4話先行上映会が行われ、出演する古舘寛治平原テツ中嶋朋子窪田正孝、ナレーションを務める津田健次郎が登壇した。

 「滅相も無い」は、演劇と映像を自由に行き来しながらめざましい功績を残し続ける加藤拓也氏自身が、初めて連続ドラマで全話の脚本・監督に挑み、演劇と映像を交差させた完全オリジナルのSFヒューマンドラマ。

 物語の舞台は、巨大な“穴”が現れた日本。ビルより巨大な穴、雲を突き抜ける穴、都会の真ん中に現れた穴…突如七つの巨大な穴が現れる。混乱し、対応に追われ、さまざまな調査が行われたが、穴の正体は分からないまま。やがて人々は、穴とともに暮らし始める。穴に入る者も多く存在したが、帰ってきた者はまだ誰もいない。そして、穴を神とする者が現れる。その名は、小澤(堤真一)。小澤は「穴の中には救済がある」と説く。

 12月1日、リゾート施設に8人の男女が集合する。怒れない川端(中川大志)、思い出す菅谷(染谷将太)、田舎暮らしの松岡(上白石萌歌)、帰国生の青山(森田想)、取り返しがつかない渡邊(古舘)、起業家の真吾(平原)、好奇心の井口(中嶋)、そして夢うつつの岡本(窪田)。彼らは、小澤をリーダーとする団体の信者たちだ。巨大な“穴”に入るか悩む8人の男女は、そこで互いの人生を語り合う。

古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝、津田健次郎が話題の“穴”ドラマ「滅相も無い」の魅力をアピール!

 既に第1・2話が放送済みの「滅相も無い」。古舘は「友人からも『面白いね』って言われていて、僕の周りは小劇場の人たちも多いので、そういう人たちにとっても、この作品が舞台と近しいものを感じられて、面白く見えているのだと思います。僕自身も演劇出身なので、演劇っぽさを映像にすると失敗することが多いと思っていましたが、この作品はその点がうまくいっていると感じています。監督のセンスが光っていますね」と加藤監督の手腕を称賛。

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 加藤作品の常連である平原は、「いつも舞台でお世話になっていますが、映像作品に関しても加藤監督は変わりませんね。本当にいつも通りで、どの大人よりも落ち着いていて、いつも『この小僧は何者だろう』と思いながら話しています(笑)。映像だろうが舞台だろうが境界線はないんです。自分が撮りたい絵が頭の中でしっかり決まっていて、それが舞台の時と同じ。だからとても安心して臨めました」と、監督の一貫した姿勢を強調。

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 中嶋は「バーベキューでみんなで集まった時に、監督から『(演じる)井口ってつかみどころのない人だよね』と言われました。でも、つかみどころのないものに心がひかれる人なんですよ。井口は人に対する強い愛を持っている人。カラオケのシーンでは、加藤監督と年齢が違うので、曲が全然分からなかったですが、一生懸命覚えました」と、役柄に込めた感情とカラオケシーンのエピソードを共有した。

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 また、昨年、加藤氏が作・演出を務める舞台で主演予定だったが、頚椎剥離(けいついはくり)骨折のため降板した窪田。加藤組への出演に「本当にうれしかった」と言い、舞台で自身の代役を務めた平原との登壇に「2人とも同じ時期に坊主にしたので、髪の長さもちょうど同じくらい」と笑顔を見せる。そして、「加藤監督は天才で、全く固定概念に縛られることなく、刺激的なアプローチで導いてくれました。非常に愛のある人で、その愛を感じながら演じることができて本当に幸せです」と、監督に対する敬意を示した。

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 全編を通してナレーションを担当する津田は、「独自の世界観がすごくて、本を読んだだけでは(ナレーションのトーンを)決められないと思って、現場で監督と話した後に決めようと思いました。本当に面白い脚本だと感じましたし、それをドラマで実現できるのはすごく珍しいと思って、楽しみでしたね。収録も楽しかったです」と振り返った。

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 そんな加藤監督は、第67回岸田國士戯曲賞、第30回読売演劇大賞演出家賞部門優秀賞、また世界を変える30歳未満として「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」に選出されるなど、舞台作家として今最も注目を浴びている気鋭のクリエーター。ここで、仕事でロンドンにいる加藤監督とビデオ通話で中継がつながるものの、スムーズにいかず「これ事故ってない?」と心配する窪田。

 その後、平原が「加藤くんのこと、みんなが褒めてたよ~」と呼び掛けると、「ありがとうございま~す」とひょうひょうとした加藤監督に、平原は「何も感動とかない感じで」、窪田も「トーンがぶれない」と、その落ち着いたたたずまいに苦笑。

 「こっちは寒いんですよ…」と言う加藤監督に、平原が「それを言われても困る」と答える中、観客に向けたメッセージを求めらると、「よかったら最後まで見てくださ~い」と変わらぬトーンで語り掛け、窪田は「えっ、作品の内容とか言わないんだ」と驚いていた。ここで、中継は終了となるが、ドタバタとした中継に、窪田はあらためて「これ、大丈夫? 事故ってない? 皆さん楽しめてます?」と観客を気遣っていた。

 続いて、視聴者からの質問に5人が回答。「もしも演じるならどの役がいい?」と問われた津田は、「どの役柄も当て書きでは?というように皆さんハマっていたので、もしも違う役があれば演じてみたいですね」と返答。「バーベキューのシーンとか面白そうでしたね」と俳優陣に振ると、「楽しかったね~」と口をそろえた4人。窪田が「劇中に登場するテーブルをテツさんがいつまでも組み立てられなかった」と暴露すると、「それを言うかね…」と不満顔の平原は、「全然できなくてイラっとして、古舘さんに『やってみて!』と言ったらすぐにハマったんですよ。あれは厄介だったな」と回顧。古舘は「テツって何でもできるイメージがあったから、あれには僕も驚いた」と笑った。

 また、自身が演じたキャラクター以外で好きなエピソードについて聞かれた窪田が「難しいな」と悩みつつ、「そめしょう(染谷)のはかない恋というか、青春って感じがよかった」と言うと、平原も「(染谷の)タクシーのシーンがすごくよかった」とコメント。すると中嶋は「あれはずるい! セットの感じはそれぞれ知らなかった。あんなのなかったよ!」とうやましがり、平原が「染谷くんだけなんであんないいの…」と重ねると、窪田も「お金かかってる感がありましたよね! 審議! 審議!」と冗談めかして盛り上げた。

 中嶋は「私は、古舘さんみたいな役をやってみたいです。気になります」と古舘が演じた渡邊に関心を示す。すると「そうですか…」と不思議そうな古舘は、「情けないかわいそうな感じの役でしたけどね」と自虐的に役柄を説明。さらに、「僕は中川くんがやっていた怒れない役が好きです。分かるような気がするからやってみたいな」と言う平原に、MCが「普段怒らないんですか?」と尋ねると、「いえ、めちゃくちゃ怒ります」と返答し、会場は笑いに包まれた。

 古舘は「物覚えが悪くて、思い出せないところがあるんですが…。第3話の森田さんの回が好きで、(森田の)お母さんが長いセリフで怒るシーンがあるんですが、結構加藤くんっぽいと思います。その長いセリフがどう仕上がっているのか、気になっています」と監督のスタイルが反映されたエピソードについて触れた。

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 さらに、物語をより一層楽しむための「一言キーワード」をそれぞれ発表。自身がメインとなる「第5話」と書いた古舘は、「3、4話を見て、どんな気持ちになるかは分からないですが、5話で皆さんが感じることを楽しみにしています。そのエピソードでは私が登場し、悲しい話が展開されます。セリフも多く、撮影では本当に必死でした。その必死な古舘寛治を皆さんに見てもらいたいです」とアピール。

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 「まさか先輩(古舘)が自分を宣伝するとは(笑)」と残念がる平原は、「僕は『リアリティ』と書きました。各話にわたって人と自分のリアルな関係が描かれています。すごく身近で大きな事件ではないかもしれませんが、それぞれのキャラクターにとっては大きな出来事。すごい気持ちが分かるなとか、これはちょっと分からないなとかあると思うんですが、琴線に触れる話がきっとあると思います。そういう“リアリティ”をぜひ楽しんでほしいですね」と訴える。

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 「それぞれの愛の形 それぞれの心の穴」と答えた中嶋は、「それこそ、古舘さんは『自己愛』ですけど(笑)」とチクリと言いつつ、「ストーリーはそれぞれの愛の形や心に空いた小さな穴についても触れています。これらを通じて、視聴者の皆さんも自分自身の経験を思い出しつつ見ていただけたら」と物語の楽しみ方に言及。

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 続く「和多志を取り戻す」という窪田のキーワードに、中嶋が「『私』の漢字が違うね」と言うと、「昔の漢字なんです」と答えた窪田。「人にはそれぞれトラウマや過去の嫌なこととか、いろいろあると思いますが、それをどこかで精算しなきゃいけないタイミングが、人生の中でやって来る。それがこの8話のストーリーの中で、どこかで皆さんの過去だったり、人との付き合いで大変だったことに結びつくんじゃないかなと思って。そこを見つめ直したら、今の自分と過去の自分を回収できるんじゃないかなと思って書きました」とキーワードに込めた思いを語った。

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 最後に、津田は「不思議世界」と回答。「この作品はSFというカテゴリーに属していますが、描かれているのは完全に人間ドラマ。アニメーションや音楽はポップで、その不思議な味わいが魅力的です。これからも物語は続きますので、最終的にどんな感想を持つのか、エゴサ(エゴサーチ)するので、ぜひ聞かせてください」と呼び掛けた。

 ここで、4月25日に46歳の誕生日を迎える平原を祝うため、劇中に出現する穴を模したケーキが登場。「すごい! すごい!」「かなり忠実!」と出演者たちが声を上げる中、「おいしそうではないな」と厳しい評価をしつつ、一口食べた平原は「めちゃくちゃおいしい! ありがとうございます!」と大きな声で喜びを口にした。

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 和気あいあいとトークが弾んだイベントのラストは、あらためて5人が観客へ向けてあいさつ。

 津田は「本当にありがとうございます。ほかではなかなか見られない、そしてほかに類を見ないような、非常に味わい深い作品ですので、1話も逃さず最後までご覧いただけたらと思います。また、ハッシュタグをつけて感想を書いていただけると、エゴサできるので、ぜひ感想をお聞かせください」と、作品の魅力に触れながら、重ねてSNSでの口コミをお願い。

 古舘は「楽しんでいってください。3、4話を見て楽しかったら、次は5話が待っています」と自身が出演する「第5話」をここでもアピールし、平原は「この作品の独特の世界観とカメラワークが大好き。周りの俳優仲間からも非常に面白いと評判なので、皆さんもきっと楽しんでいただけていると思います。これからも引き続き楽しんで見てください。よろしくお願いします」と、加藤氏が紡ぐ物語に自信を見せた。

 中嶋は「本当にいろいろな見方ができるし、いろいろな感覚になると思うので、逆に皆さんの声を聞きたいです。どんなふうに思ったのか、その感想を楽しみに私もオンタイムでしっかり見たいと思いますので、ついてきてください!」と力を込めた。

 窪田は「本当にこうやって仲のいいキャストと一緒に作品を作ることができてうれしいです。皆さんがどのような反応をするのか、僕もエゴサします(笑)。5話の後も6、7、8話と続きますので、最後まで楽しんでいただけたらと思います。今日は本当にありがとうございました」と感謝を述べ、イベントを締めくくった。 

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