京本大我が「戦いの場」と表する舞台に挑み続ける熱い思いを語る！2024/04/24
WOWOWで6月17日に生放送・ライブ配信される「生中継！第77回トニー賞授賞式」（時間未定）。そのスペシャル・サポーターを務めるSixTONES・京本大我が出演する特別番組として、4月28日に「京本大我 ハロー・トニー！」（午後5：00）が放送・配信される。京本が、番組に懸ける意気込みや見どころを語った。
「京本大我 ハロー・トニー！」では、京本のナビゲートの下、ブロードウェイの歴史やトニー賞の魅力などを、現地VTRやクイズで紹介。ミュージカルの観劇ビギナーのみならず、舞台ファンにとっても興味深い内容を盛り込んだ、トニー賞を楽しむための“How to（ハウ ツー）”を京本と一緒に楽しく学んでいく。
「生中継！第77回トニー賞授賞式」のスペシャル・サポーターとして初出演することについて、あらためて「初めてミュージカルに出させていただいてから10年近くなるとはいえ、作品数も少なく、自分としてはまだまだ未熟者という意識でいるなか、今回の番組に参加させていただくことになりました。これまで日本のミュージカル作品はたくさん見てきましたが、この出会いによってもっとグローバルな意識で見られるんじゃないか、一気に視野が広がるんじゃないか、そんな期待が募る、すてきなきっかけをいただけたと感じています」と現在の心境を明かす京本。
また、「トニー賞受賞作の来日公演や日本版を見る機会はこれまでもありましたが、残念ながらまだ本場に足を運んだことがないので、番組でトニー賞の空気感を体験できるのはとてもうれしいです。ブロードウェイについては、今、少しずつ学んでいるところで、発見がたくさんありますね。いい意味でハードルが下がってきていて、プライベートでももっと気軽に訪れて、ラフな気持ちでいろいろな作品を見てみたいという気持ちが強まっています」と付け加えた。
さらに、トニー賞授賞式の特色であるパフォーマンスに関しては、「自分が出演した作品、『ニュージーズ』とか、日本版を鑑賞した『マチルダ』などのトニー賞でのパフォーマンスは思い入れがありますし、印象深いです。授賞式でのパフォーマンスは本番の空気が伝わってきて、『日本版とこんなところが違うんだ』という発見もあって、見応えがあるなと思います」と振り返る。
トニー賞を受賞した作品の日本版もよく見るそうだが、トニー賞受賞作であることを意識しているのではないという。「パンフレットを読んで『トニー賞を受賞した作品なんだ』と知ることが多いです。宣伝のキャッチコピーで見る機会も多いですし、それだけでもトニー賞の偉大さを感じます。今年受賞する作品は、まだ僕らにはなじみのないものもあると思うので、それを番組で先取りできることがうれしいです」と語り、喜びをかみ締めた。
これまでに見たトニー賞受賞作品で、印象に残っている作品を聞かれると「日本版でいうと、小池徹平くんが出ていた『キンキー・ブーツ』。あと『ハミルトン』は配信で何度も見ましたね。ものすごく早口で物語を紡いでいく展開が斬新で、これは日本でも見たことがないな、カッコいいなと感じました。普段の僕らのグループ活動にも生かせそうなカリスマ感というか、インパクトのある演出でしたね。ミュージカルでもこういう曲調はありなんだなといった発見があって、『できることなら劇場で見たい！』と、憧れがますます強まりました」と思いを募らせる。
「トニー賞授賞式」で番組ナビゲーターを務める井上芳雄と京本は、「エリザベート」で共演した仲。井上の印象を問われると「ミュージカル界において、ずっと先頭を走ってくださっている方。というとおこがましいかもしれませんが、若手の僕らにとって…僕ももうすぐ30歳になるので若手と言えない年齢になってきましたけど（笑）、僕らや次の世代のミュージカルを志す人にとっては、芳雄さんの作品への向き合い方は本当に一流で、まねしたいし、盗みたいけど、追いつける存在では決してない。だからこそ、ずっと先頭を走っていていただきたいなと。芳雄さんや山崎育三郎さんといった先輩方が映像の仕事も両立させて活躍していらっしゃるおかげで、僕らの道が開けてきている、そんなふうにうれしく思っています」と敬意をにじませた。
今回の番組でも、そんな井上の胸を借りる。「『よろしくお願いします』とメールをお送りしたら、『会えるのを楽しみしている』と返事をくださいました。あと、今年の『モールツァルト！』に出させていただくのですが、その出演が決まってからまだお会いできていないので、そのご相談もしたいなと（笑）。いつもすてきなアドバイスをくださるので、遠慮なく頼らせていただいています。この番組では、僕自身はトニー賞について視聴者の皆さんと一緒に学んでいければと思っているので、自主的に勉強しつつ、その場で学んでいけることがたくさんあればいいなと思っています。芳雄さんを頼りながらも、僕に任されたところはしっかりと務めを果たす、そんなふうにバランスよくやっていけたらと思います」と意欲を燃やす。
「トニー賞授賞式」で井上と共に番組ナビゲーターを務める宮澤エマとは初共演。「宮澤さんが出演されていた『ピピン』などの作品を見させていただいています。ドラマでも活躍されていますし、やっとお会いできるので光栄ですね。いろいろな役柄に挑戦されていて、それをしっかりご自身に落とし込んですてきに演じられているので、たくさんの引き出しやセンスをお持ちなんだろうなとリスペクトしています」と述べ、対面に期待を寄せているよう。
そして、京本にとって、ミュージカルの舞台はどのような場所なのか？ 「戦いの場ですね」と即答した京本は、「試練といいますか。決して自分の得意分野ではないので、毎回もがいています。いつも体調を崩しかけるんですが、そういった体も心も含めた自分の弱さが、10年前に比べれば年々強くなってきていると思います。作品の魅力を伝えることで皆さんに希望を届けたいのはもちろんのこと、自分自身もやるたびに何かを得て、強くなっていっている感覚があるので。だからこそ挑戦し続けたいです。拍手やスタンディングオベーションなど、皆さんから直接伝わる熱量が僕らの活力になりますし、生の空間だからこその緊張感がやみつきになるので、今後も立ち続けたいと願っています」と明かし、舞台作品への情熱は高まり続けている。
「京本大我 ハロー・トニー！」の見どころにも言及。「ナビゲーターとして番組を進めるという貴重な経験をさせていただき、本当に光栄に思います。ミュージカルやトニー賞について全く知らない方にも、クイズ形式でその魅力や歴史を分かりやすく紹介しているので、とても楽しめる内容になっています。僕もクイズの答えに驚いて（笑）、すごく勉強になりました。『トニー賞授賞式』の生中継がより楽しめると思いますので、『京本大我 ハロー・トニー！』もぜひご覧ください！」とアピールしている。
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