長谷川博己、川口春奈、生見愛瑠ら「TBS DRAMA COLLECTION 2024 SPRING」に春ドラマ出演者16人が集結2024/04/08
TBSでは、今春スタートする同局のドラマ出演者が一堂に会した合同記者会見「TBS DRAMA COLLECTION 2024 SPRING」を開催。4月14日スタートの「アンチヒーロー」(日曜午後9:00)から主演の長谷川博己、共演の北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、林泰文、4月8日スタートの「くるり~誰が私と恋をした?~」(火曜午後10:00)から主演の生見愛瑠、共演の瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥、4月19日スタートの「9ボーダー」(金曜午後10:00)から主演の川口春奈、共演の木南晴夏、畑芽育、松下洸平、井之脇海、木戸大聖が出席。総勢16人の豪華出演者が、ドラマの見どころや撮影の裏側を語った。
3組の出演者たちは、約1500人のファンが集まった、TBS社屋前の東京・赤坂サカス内に準備されたブルーカーペットの前を、笑顔で手を振りながら歩いて登場。ファンの大歓声を受けた長谷川は「すごいですね! 今日はありがとうございます」、川口は「緊張していますが、いよいよ始まるんだなと実感が湧いてきます」、生見は「新鮮ですね! 楽しいです」とそれぞれ感想を述べ、会場となる赤坂BLITZへと入場した。
イベントのMCは、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、近藤夏子アナウンサーが担当。まずは3組がステージに登壇し、今回のイベントについて、長谷川は「華やかなところに久しぶりに出ることになって、ちょっとアウェー感がありますね。芸能人になった気分です(笑)」、川口は「皆さんに盛り上げていただいて、始まるんだなとワクワクしています」、生見は「こんなすてきなイベントに参加させていただけてうれしいです。ドラマの魅力をいっぱい伝えていきたいです」とそれぞれあいさつ。
ドラマの出演者が集合するイベントはTBSだけで実施されているもの。貴重な機会に「僕も芸能人になったような気持ちで、ちょっと浮足立っています」と長谷川の発言に合わせつつコメントした北村は、「TBSという場所で一緒にドラマを作っている仲間なんだと実感できましたし、日本のドラマを盛り上げる、そして世界に届けるということを聞いていたので、そういう熱意をすごく感じる場所だなと。僕らもそれに応えて頑張らなきゃという気持ちになりました」と気を引き締めていた。
瀬戸は、プライベートでも親交のある長谷川と「この場で会えたことがうれしい」と声を弾ませ、BS-TBSで放送中の「美しい日本に出会う旅」(水曜午後9:00)でともに旅の案内人(ナレーション)を務めながら、これまで会ったことがなかったという松下との初対面も喜んだ。これに、松下も「僕もです!」とうれしそうに応えていた。
その後は、1組ずつのトークセッションに突入。
まずは、「くるり~誰が私と恋をした?~」の生見、瀬戸、神尾、宮世がステージへ。ドラマは、記憶を失ったヒロイン・緒方まこと(生見)が不安と同時に“自分らしさ”から解放され、“私歴1年”の赤ちゃんとして「本当の自分らしさ」を探求し、“恋の相手”と“本当の自分”を探すラブコメミステリー。前途多難なまことの前に現れる3人の男性、自称“元カレ”の西公太郎役を瀬戸、自称“唯一の男友達“の朝日結生役を神尾、自称“運命の相手”板垣律役を宮世が務める。
ゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演となる生見は「本当にうれしいです。もうすぐ放送されると思うと、すごくドキドキしています」と放送を目前に控えて高まる心境を告白。演じるまことについては、「記憶喪失になってしまったものは仕方がないと振り切っていて、すごく心(しん)が強くて、前向きな女の子です」と説明。
そんな生見の現場での様子を、瀬戸は「連日出ずっぱりで、かなり疲れていると思うのですが、そんな姿は一切見せずに元気を振りまいてくれるんです。人として素晴らしいなと思っています」と、生見の現場でのプロ意識の高さを称賛。自身が演じる公太郎については、「お花屋さんを経営しているまことの元カレ。僕自身も植物が好きなので自然体で入れるかな」と役柄との共通点を明かした。
宮世は「僕はまことに一目ぼれする“自称運命の相手”なんですが、プロデューサーさんからネタバレするからしゃべるなと言われていて…。言えないことが多すぎるんです。役柄は、“謎”でした。今使える日本語が“謎”しかなくて…(苦笑)。最初は、第1話の台本しかもらえていなかったので、謎のまま演じるのは難しかったですね。律くんのバックボーンが分からなくて、この人は何を思っているんだろうと…。現場では、監督から少しずつ情報もらいながら演じていました」と、“謎”の多い役柄を演じることの難しさをこぼしつつ、ほかのキャストに「ネタバレに気を付けて…」と言われながら、言葉を選んでトークしていた。
また、「朝日は、同僚の人たちから、みんなを優しく包み込む男性ということで“ブランケット男子”と言われているので、そこは意識しています」と役づくりについて神尾が触れると、そんな神尾に対して、瀬戸は「現場では“リバーシブル男子だ”って言ってるんですよ」と意味深に語った。
物語は、男性陣3人と、まこととの恋の四角関係が大きな見どころ。そんなシチュエーションに「なかなかないことなので、すごくキュンキュンさせていただいています」とほほ笑んだ生見は、「近くで見られるので肌荒れしないように気を付けようと思っています」とおどけつつ、3人それぞれの魅力について言及。「光太郎はツンデレで、普段はちょっと突き放すような態度を取りがちですが、たまに見せる優しさが魅力的。朝日は、“ブランケット男子”と言われるほど、人を優しく包み込む性格で、時々現れる不器用さも愛らしいところ。律は、3人の中で唯一の年下ですが、かわいらしさだけでなく、しっかりと自立しているところにも魅力を感じます」と解説した。
現場での「胸キュンエピソード」を尋ねられた生見は、「この間、誕生日を迎えたんですが、瀬戸さんが(辛子)明太子をプレゼントしてくださったんです! 私が現場で『明太子が好き』と話したことを覚えてくださっていたんですよ! うれしかったです」と瀬戸のさりげない配慮が光るエピソードを紹介。「本当に好きそうだったのであげました」とさらりと言う瀬戸に、「おめでとう」という言葉だけしか送っていないという神尾と宮世は、「気まずかったのでは?」とニューヨークからツッコまれると、神尾は「明太子だからまだ大丈夫でした」と笑った。
さらに、「仲良くなりたい」という理由で、それぞれに生見の“めるる”にちなんだ愛称を付けたという生見。瀬戸が“こじじ”、宮世が“りゅびび”、神尾が“ふーさん”としたそうで、神尾は「なんか僕だけ仲間外れなんです。“ふじじ”とか、“ふじゅじゅ”とかあるじゃんって思って」とちょっぴり不満げな様子。せっかくつけたあだ名だが、生見が現場で使っていないと暴露した瀬戸は、「意外と“こじじ”と呼んでくれるのは神尾くん」と明かし、神尾は「気に入ってます」と明かした。
ラブコメの中にミステリー要素も含む作品に対し、瀬戸は「ラブコメなのでキュンキュンしたりするんですけど、忘れた頃にやってくるミステリー要素がすごく刺激になっていて、この作品をキュッと締めてくれる」とコメント。生見も「記憶がなくなる前と後でキャラクターが違うので、そこは監督とも相談しながらやっていて。回想が急に入ってきたり。台本も全話もらっていないので、どうなるのか予想しながら演じています」と役づくりの苦労を吐露。謎をひも解くヒントを求められた神尾は、「ふとした時に男性3人それぞれ“何か持っている”という表情があるので、そこは注目していただけたらなと思います。朝日も基本は優しく接しているんですが…」と語ると、嶋佐は「さっきの瀬戸さんの“リバーシブル男子”が伏線かも!」と推測していた。
「現場を明るくしてくれるムードーメーカー」と生見が表するまことの隣人で、まことの記憶が戻るよう手助けする平野香絵役の丸山礼から、「まことが遭う事故が、本当に事故なのか…」という気になるVTRコメントが届く中、最後に生見は「毎日、撮影を皆さんと一緒に頑張っているので、たくさんの方に見ていただけたらうれしいです」と視聴を呼び掛けた。
続いては「9ボーダー」から、川口、木南、畑、松下、井之脇、木戸が登壇。「9ボーダー」は、19歳、29歳、39歳と、各年代のラストイヤー=“9ボーダー”真っただ中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を、完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリーだ。
しっかり者の29歳の次女・大庭七苗役を川口、猪突猛進(ちょとつもうしん)な39歳の長女・成澤六月役を木南、どこか低体温な19歳の三女・大庭八海役を畑が演じる。そんな3姉妹を取り巻く男性陣として、バルで働く謎の男・コウタロウ役を松下、六月が所長を務める会計事務所にやって来る新人公認会計士・松嶋朔役を井之脇、3姉妹の実家近くにある酒店の息子で、八海がひそかに思いを寄せる高木陽太役を木戸が担う。
ドラマの内容を紹介した川口は、各年代のラストイヤーのことを表現した“9ボーダー”という言葉に関して、ニューヨークが絶賛すると、「流行語大賞狙います!」と力強く宣言。演じる七海は「家族の中ではすごくしっかりしてコミカルな家庭環境で生きています。仕事も出来て頑張っている女の子」と説明し、「仕事も恋愛も将来のことも、どうしようかなと悩み、焦りながら、自分の人生を模索していくようなポジティブなラブストーリー」と物語の魅力を紹介した。
長女・六月役を務める木南は「結婚生活の中で、夫と別居中の複雑な感情を抱える役柄です。海外を飛び回っていたけど、地に足をつけて生きていこうと決意して、会計事務所を経営しています」と、キャリアウーマンとしてのキャラクターの側面を明かす。
三女・八海役の畑は、「姉妹の中では、比較的ローテンションで低体温。マイペースで自由な性格だけど、浪人生として将来に対して不安や焦りを感じながら、家族や恋愛のことで葛藤しています」と役柄について語った。
バーで働くコウタロウ役を担当する松下は、「1話を見ていただかないと…」とキャラクターの謎の部分を残しつつ、「コウタロウは、皆さんと違って悩みを抱えていないような、ふわふわしたキャラクター。悩みを抱えている人のそばで、その悩みを溶かしていくような存在です」と役柄についてのヒントを与えた。
さらに「演じる朔は世界を旅していたりして、六月と共通点が多いんです」と言う井之脇は、「別居中の六月に笑ってほしいな…と思っているんですよ」と2人の関係に期待を持たせ、木戸が演じる陽太は、七海と同級生で幼なじみでもあり、「家族のように一緒に仲良くしている存在で、八海から恋心を寄せられるんです」とキャラクターを表現した。
三姉妹役の軽妙な掛け合いによる会話劇も作品の見どころだが、役柄から離れても「合間にもめちゃくちゃしゃべっているんです」という川口。「姉妹ならではのどうでもいい掛け合いとか、気付いたら待ち時間も3人でしゃべっていたりして。上唇が鼻につくかっていうのをみんなでやっていました」と言い、実際に3人でその顔を再現。現場でその様子を見ていたという松下は、「本当に入る隙がないんです。ほほ笑ましく見ています。『僕もやってみようかな』と言うタイミングもないぐらいなんです」と3人の仲の良さを伝えた。
加えて、お互いの魅力についての話題では、畑が川口に対して「春奈さんは、いい意味で野蛮というか…野蛮じゃなくて、ワイルドですね(笑)。本当に強い女性だなぁと思います。撮影初日のまだ距離感がつかめてない時に、『芽育ちゃん、一緒にご飯食べよう』と言ってくれて。姉御肌な感じがあります。打ち解けるのが早かったし、助けられていますね」と、撮影現場での川口の温かい気遣いを振り返った。その話に同意した木戸は「春奈さんは本当に姉後肌で、よくちょっかいをかけられています」と告白。川口は「不器用ながらも、皆さんに近づきたくて…」と照れつつ話した。
木南は畑のことを「芽育ちゃんは最初、気を使っているなと感じていたんですが、2日目くらいからかわいい感じが出てきましたね。距離感も近くて、人懐っこい感じもあって。そういう距離感にしてくれたので、こちらもやりやすくなりました」と、畑との関係がすぐに近づいたとうれしそうに報告。
そんな木南について、川口は「本当にこのままなんです。フラットですね。大先輩で年齢も上なんですが、いい意味で気を使わずに踏み込んでいけます。3人のグループLINEでいろいろな情報を共有しています」と明かし、作品以外のゴシップなど、“あんまり言えない話”で盛り上がっているのだとか。笑い合う3人を見た嶋佐が「リアルに『ゴシップガール』ですね」と指摘すると、川口は「そうですね」とうなずいていた。
松下は、井之脇について「年齢が28歳で、(自分より年下だが)誰よりも大人。家でみそ作りをしているらしいです」と感心し、「すごくないですか。本当に頼れるというか」と言うと、井之脇は「みそを作るからって頼れるわけじゃないですよ」と笑いつつ、「みそや甘酒を家で作っています。役柄的には普段の僕とは違う、明るくて変わり者のキャラクターなんです」と語った。
TBSドラマ初出演となる木戸は、「七海と幼なじみということもあって、3姉妹とよく一緒に撮影させてもらっているんですが、毎日本当に楽しく撮影させてもらっています」と言及。松下のキャラクターについて問われた川口は、「コウタロウはふわとしている役柄なんですが、松下さんもふわっとしていてトーンが優しいですね」と役柄と重なる部分があるとし、「つかみどころがないというか、何を感じているのかな?って興味が湧く感じ。トーンが優しくて取り乱さないですね」と表現した。
最後に、川口がコメントしようとしたところで、出演者たちがバースデーソングを歌い、4月10日に22歳の誕生日を迎える畑をサプライズでお祝い。「うそー! びっくりしました」と驚きつつ、大喜びの畑は「びっくりしすぎて、何を言えばいいか…。ドラマの現場中に誕生日を迎えて、お祝いしていただくのが夢だったんです!」と感激。「これは畑さんがとても好きなもの」と松下が言う中、プレゼントを開けた畑は「わー! 一味。辛い物が大好物で、現場にも持ち歩いているんです!」と声を弾ませ、京都に行かないと買えない、以前から欲しかった一味だと大喜びしていた。
その後、仕切り直して川口があいさつ。「人生いろいろな選択があると思いますし、いろんな環境でシチュエーションで皆さん頑張っていると思いますが、ここにいる仲間たちが焦りながらも、不安を抱きながらも自分らしさというか、人生を探していくようなそんな物語になっていると思いますので、皆さんもご覧になっていただいて、ポジティブに明るく楽しんでもらえればと思います。映像も奇麗だったり、セットも衣装もかわいかったり、見どころがたくさんあるので、楽しんでください!」と作品をアピールした。
3組目として、「アンチヒーロー」の長谷川、北村、堀田、大島、木村、林、劇中に登場するゴールデンレトリバーのミル(ライズ)が登場。「アンチヒーロー」は、日常のほんの少しのきっかけで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう…そんなバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメント作。弁護士ドラマという枠組みを超え、ヒーローとは言い難い、限りなくダークで危険な主人公を通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問い掛ける。長谷川は「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士を演じ、主人公の法律事務所で働く同僚弁護士役を北村、堀田、パラリーガル役を大島、検察官役を木村が務める。
これまで、役名を含めてドラマの詳細がベールに包まれている「アンチヒーロー」。ドラマの紹介VTRで自身の役名が“明墨”で明かされたものの、「あんまりいろいろしゃべれないんです」という長谷川。物語について北村は「司法を扱っていて、メッセージ性もあります。台本が出来上がっている状態から僕らはスタートしたので、かなり緻密に撮影に臨んでいます」と手応えをにじませた。
演じる役柄については「言いたいけど言えない」という出演者たちだが、堀田は「長谷川と同じ事務所で、まだ明かされていない秘密に迫っていく役」、北村は「本当の正義とは何かを自問自答する役」と説明。パラリーガル役の大島は「法律事務所で弁護士を目指しながら事務員的な仕事をしています。難しい仕事内容や専門用語が多い事務所の中で、雰囲気を和ませる役」と解説し、林が「(自分は)ただのおじさんパラリーガル」と言うと、屋敷が「絶対なんか握っている。(林が出演していた)『VIVANT』(TBS系)の時も小さいサングラスをかけて怪しかったから!」と何かあるはずだと疑いの目を向けた。
「小さな巨人」以来、7年ぶりに「日曜劇場」枠への出演となる長谷川は、「毎日楽しくやらせていただいています。役づくりはいろいろ悩みました。正義とも悪とも取れる“何が正義て何が悪か”ということがテーマになっているので、このキャラクターもそれを体現している人物じゃないかと考えつつ、何者か分からないように演じて行きたいなと思っています」と考えを明かす。
そんな長谷川を「とてもチャーミング」と表した北村は、「渋くてカッコいいんですが本当はすごくチャーミング。実は心配性な部分もあったり、堀田さんとの3人のシーンが多いのですが、お芝居で見せてくれる背中と、カットがかかった後の長谷川さんの表情が違っていて、そこにホッとする瞬間があるというか。人間らしさが詰まっていてギャップがあるんです」とコメント。堀田も「第1話冒頭の法廷シーンは本当に圧巻で、長谷川さんしかできない役だなぁと感じるんですが、カットがかかると本当の長谷川さんはすごくチャーミングで柔らかいんです。印象的だったのが、番組のスタンプを作りたいとおっしゃって。(長谷川「LINEスタンプ欲しいですよね」)。とてもかわいらしいなって」とギャップある長谷川に魅了されている様子。
すると北村が、「スタンプの会話の流れの時に、役柄でも先輩と後輩で、役者の世界でもそういう立ち位置ですが、『友達だと思ってほしい』と長谷川さんから言ってくださって。それを聞いて、僕らも長谷川さんが演じる役をしっかり役として支えたいと思いましたし、柔らかい気持ちになるし、肩の力を抜かせてくれる瞬間が多いです」と長谷川の懐の深さを感じさせた。
そして、劇中に登場するゴールデンレトリーバーのミルについての話題に。長谷川に寄り添うミルの姿に「なついてますね」と声がかかると、長谷川はミルをなでながら「僕がエサをあげているんで」と笑顔。堀田は「ミルがNGを出したのを見たことがないんです。本当に完璧です。カメラの画角が分かっているんじゃないかというぐらい」と言うと、大島も「カメラ目線もできたり、カメラの脇から少し見えたり、本当に天才犬です」と褒め、そんなミルが作品の癒やしとなっていることをうかがわせた。
「仕事一筋。やり手の検察官です」と演じる役柄を紹介した木村は、18年ぶりの「日曜劇場」枠への出演。「18年前って何歳だったんだろう…。20歳の頃に、初めて出させていただいた時があって、その時のことをすごく覚えています。その当時は初めての6チャンネルだったので、緊張しました。また呼んでいただいてうれしいです」としみじみ。
迫力満点の法廷シーンも物語のポイントとなるが、長谷川は「長セリフはかみまくりですよ」と謙遜しつつ、「セリフがすごく多いので毎日ずっとセリフをぶつぶつ言っています。実際の裁判を傍聴したのですが、場の空気を変えるような方もいますし、いろんなタイプの弁護士さんがいました」と振り返ると、北村は「僕は何度か弁護士役をやらせていただいたので、何度か見た経験はあったんですが、あらためて学び直す感じで、今回はやっています。とにかくセリフが多いのでみんなで励まし合っています」と現場の様子を報告した。
ドラマへの期待が高まる中、最後に長谷川が「かなり切り込んだドラマになっていると思います。こんなことを日本のドラマでやっていいのかと思うような、問題作になるんじゃないかなというくらい面白いと思うので、その現場を体感していただけたらいいなと思います」と自信たっぷりに作品の魅力を訴えた。
3組のトーク後には、あらためて出演者全員がステージへ。
川口は「こんなに豪華な皆さんに囲まれながら、ほかのドラマも楽しみになりましたし、私も頑張りたいと思います」と意識を高め、松下は「お客さまもここだけじゃなく、ほかにもたくさんの方が来てくださって楽しかったです」と多くの観客の前でのイベントに参加できたことを喜んだ。
生見は「本当に華やかな場所に参加させていただいたのがうれしかったですし、皆さんのドラマも楽しみになりました」と感想を伝え、「一番印象に残ったこと」を突然尋ねられた瀬戸は、悩みつつも「最初に全員で階段を下りたことですね」とコメントした。
イベントの最後には、登壇者を代表して主演の3人がそれぞれメッセージをおくった。
生見は「放送を前にすごく私自身もドキドキしています。スタッフ、キャストの皆さんと毎日楽しく撮影しておりますので、たくさんの方にキュンを届けられるように頑張ります。皆さんよろしくお願いします」とアピール。
川口は「毎日皆さんと一緒に撮影頑張っております。明るくハッピーな作品を金曜日の夜に届けられるよう頑張ってまいりますので、ぜひ見てください」と呼び掛けた。
長谷川は「いつの間にか僕が一番年上みたいな世代になったんだなと思っています。今こうして、自分より年下のプロデューサーさんや監督さんとご一緒させていただいて、現場が以前と違うなと思っています。これからドラマも変わっていくなというのを、ひしひしと感じさせてもらっている現場で、毎日が充実しています。この『TBS DRAMA COLLECTION』自体もそうですが、こういうことをきっかけに、『日本のドラマがもっとすごくなるぞ』と胸を張っていけるように、頑張っていきたいと思っています。ぜひ楽しんで見てください」と、日本のドラマ全体の発展への強い意志を表明した。
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