「Destiny」石原さとみ&亀梨和也らの登場に観客が歓喜! 意外だった共演者のエピソードを披露2024/04/06
テレビ朝日系で4月9日にスタートする連続ドラマ「Destiny」(火曜午後9:00。初回拡大スペシャル)の制作発表記者会見が行われ、主演を務める石原さとみ、共演の亀梨和也(KAT-TUN)、安藤政信、宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実、仲村トオルが登壇。撮影秘話や見どころを明かした。
「Destiny」は検事になった主人公・西村奏(石原)が、大学時代の恋人・野木真樹(亀梨)と12年ぶりに再会したのを機に、封印してきた青春時代の“ある事件”がよみがえり、2人が20年におよぶ運命の波に翻弄(ほんろう)されていくサスペンス×ラブストーリー。
奏は自身が中学3年生の頃に、汚職事件に巻き込まれ亡くなった父・辻󠄀英介(佐々木蔵之介)と同じ検事になりたいという一心で勉強に励み、信濃大学法学部へ進んだ。大学2年の夏に、期末試験に臨む奏の隣に座った真樹は、奏にいきなりなれなれしく接してくる。その後も、真樹は何かと奏に絡んできて、自分の友人・森知美(宮澤)、梅田祐希(矢本)、及川カオリ(田中)を紹介。そんな真樹のおかげで、心を閉ざして生きてきた奏に初めて仲間ができた。「私たち、友達でいようね。永遠に」の言葉通り、奏は大自然あふれるキャンパスで仲間と青春を謳歌(おうか)。初めて心から笑い、充実した日々を送る。そんなある日、想像もしていなかった事件が奏たちに襲いかかり、永遠を誓ったはずの友情も、彼らの青春時代も突然終わりを告げる。その12年後。奏は思いもかけない形で再び大学時代の事件に向き合うことになる。それは20年前の父の死の謎につながっていく。
一般観客400人が見守る中、キャストが会場の後方から次々に登場。会場を沸かせた。
まず、石原は「プロデューサーの中川(慎子)さんと脚本家の吉田紀子さんが命を削って、血のにじむような努力でゼロからイチに脚本を書き上げてくださって作品に、声や行動、命を吹き込んで大切に演じさせていただきました。撮影はすでに終わっていまして、やっと皆さんにお届けできることが本当にうれしいです」とあいさつした。
続けて亀梨も「オリジナルドラマで、これだけすてきなキャストの皆さまと濃厚な時間を過ごしながら、本当にすてきな作品作りをさせていただけたことに、心より感謝しています。それを皆さまの手元にお届けできるタイミングが来たことを、うれしく思っております。1話が始まってから一気に頭の中が『Destiny』で染まるような作品に仕上がっていると思いますので、存分にひたって楽しんでください」と手応えをにじませた。
石原が演じる奏の現在の恋人で、横浜みなと総合病院の外科医・奥田貴志役を担う安藤は、「いよいよ放送が始まりますが、僕も視聴者の皆さんと同じ時間で作品を見たいと思っています」と期待に胸を膨らませた。
宮沢は「キャストの皆さんと大切に作った作品がいよいよ世の中に放たれて皆さんとシェアできることをとても喜ばしく思っています。同世代の方々と一緒に、学生時代から大人になるまでを演じるというのは、なかなかない経験だったのですが、20年をかける壮大なストーリーの中でもリアリティーを持って演じられたのは、このキャストとスタッフの皆さんのおかげだなと、心から思っています。皆さんの反応が一体どんなものなのか、まだ想像もつかないのですが、一緒にハラハラドキドキして、テレビの前で友達とツッコミながら、キャーキャー言いながら楽しめるドラマになっているのではないかと思います」と思いを伝えた。
矢本は「梅田祐希役を演じました矢本です。さっき扉から入ってきた時に、なぜか今日は記者の方だけだと思っていて。こんなにたくさんの方が来てくださっているとは思っていなくて、急に緊張してきました。フワフワしているんですが…楽しみましょう!」と観客の熱気に包まれ、驚いた様子。
田中は「一足早く1話から3話までを見させていただいたのですが、どんどん面白くなるんです! 第1話の予告をご覧になった方も多いかと思うんですけど、その予告を上回る、上質な映画を1本見たような感覚になりました。そしてすごい1話にもかかわらず、2話はもっと面白くてエキサイティングで、回を重ねるごとにとてもとてもドキドキハラハラする展開が待ち受けていると思いますので、ぜひ最終話までご覧になってください」と感想を交えつつ、力を込めてアピール。
有名な事件を多数手掛けるエリート弁護士で、亀梨が扮(ふん)する真樹の父・野木浩一郎役の仲村は、「僕は1話を見て本当にイライラしました。『息子(真樹)、何やっとんじゃ!』。大学行ったのに勉強はしないで、過去に僕の娘役で共演させていただいた石原さとみちゃんが演じる奏に対して『何やっとんじゃ!』と本当にイライラしました(笑)。そして、一番悲しかったのは、僕はもう大学生の役ができないのかと思い知らされたことです。でも、それぐらい没入できる、感情移入ができる刺激的な作品だと思います」とコメントし、笑いを誘った。
その後、初共演で意外だった人のエピソードを尋ねられると、石原は「亀梨さんって言いたいのですが、実はプライベートで通っている美容院が一緒なんですよ。なのでおうわさはかねがね(笑)。本当にいい人で、男気があり、優しくてジェントルマンな方だということは知っていたので、そこまでギャップを抱かなかったのですが…」と前置きし、「一番意外だなと思ったのは安藤さんです。私、もっとクールで寡黙、ミステリアスなイメージでしたが…違いました(笑)。すごくしゃべってくださるし、アグレッシブにいろいろなことに取り組まれているし、面白いし、話していて『なんておちゃめな人なんだろう!』って毎度毎度驚かされて面白かったです。ただ若干、脚本を深読みしがちで、おちゃめな、いとおしくて愛らしいシーンだったのが、サイコみたいなシーンにしようとするんですよ。みんなで『大好きだよ』っていうことは伝えているんですけど…」と同じシーンを撮影する機会が多い中、大きく印象が変わったそう。
亀梨は矢本の名前を挙げ、「意外というか…撮影を通して、いつも衝撃を受けたのは矢本くん。ご覧の通りのこういう感じには段々慣れてはいったんですけど、体が日に日に大きくなっていって(笑)。すごくかわいらしい笑顔なのに、中身や好きなことは“ザ・男”」と意外性を感じたそう。
安藤は「僕にとって一番意外だった方は、仲村トオルさんです。というのも、ついさっき、いきなり『霊感が強くて、幽霊が見れるか?』みたいなことを聞かれまして(笑)。急にこういうことを言う方なんだ…と驚きました」とつい先ほどの不思議な会話を暴露した。
宮沢は「“ワンダーボーイ”がとても多い現場だったのですが、特に矢本くん一緒のシーンがたくさんあって、説明できないくらい、存在そのものがワンダー=いい意味で“常識外”な方でした。そして、本当の意味で意外だったのは田中みな実さんでした。みな実ちゃんはビューティーとか美容のことにも詳しくて、みんなの面倒も見てくれるし、いろいろ教えてくれる。でも、それってどこまでがビジネスでどこまでが本気なのかなって思っていたんです」と初めの率直な印象を話し、加えて「一緒にカレーを食べに行ったんですけど、その帰りに『うち来る?』って急に言われて、うかがわせていただいたんですけど。その日はたくさん美容のグッズをお土産にいただいて帰ったので、もう“美容姉さん”といいますか…裏切らないのが、逆に意外でした」と明かした。
矢本は「大学生時代の5人グループのシーンから撮影が始まるということで、事前に台本を読んで思っていたのが、石原さん、亀梨さん、宮澤さん、みな実さんって、みんな『ザ・大人』じゃないですか。『大学生の役いけるの? この人たち、俺と並んで大学生できる?』と思っていて、俺は自信あったんですよ。ギリギリまで高校生役をやっていたので、自信満々で。実際にドラマで5人が並んだ映像を見たら、『すげぇな!』『芸能人って若いな』と思いました。本当に、意外でした」と正直な言葉を口にした。
すると、田中も「私も矢本くんですね。この感じでお父さんなんですよ! お子さんがいらっしゃるっていうのがとても意外でした。私の中では年下のイメージだったので、『うちの嫁が』とか話してくれてびっくりしました。すごくしっかりしている一面もあるんですけど、急に『白いものは全部食べられない』とか言い出して、それでおすし屋さんの話になった時に『一番好きなネタは何?』って聞いたら『イカだ』って言ってました(笑)」と、矢本の面白いエピソードを語った。
そして、仲村は「共演してみて、意外というか、同じ壇上に上がって、同じドラマの出演者として名前が並ぶのが一番意外だったのは田中みな実さんですね。別の世界に生きている方だと思っていて、僕はあんまり接点がないと感じるもののスペシャリストさんというイメージを持っていたので。同じ番組に出るんだ…と意外に感じました。でも共演したら、すごい女優さんだと思います!」と称賛した。
制作発表記者会見後、第1話の試写会が行われ、余韻にひたる観客の前に、なんと石原と亀梨がサプライズで再登場。
予想していなかった2人の姿に、大喜びする観客に対して、石原が「本当に見ていただけてうれしかったです。皆さんお一人ずつに、感想を聞きたいくらいです(笑)。ぜひおうちに帰って、ご家族や友人に話していただけると…! 口コミが命です、皆さまにかかっております。どうぞよろしくお願いします!」と猛アピール。
亀梨も「2話を見ていただけるのは少し先になってしまうのでですけど、1週間以上待たなければいけない心苦しさが…。しかも3話もラストが…!」などと波乱の展開をにおわせ、最後に、あらためて石原が「1話に全部の話の伏線が散りばめられています」と今後への期待感をより一層あおって締めくくった。
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