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吉田羊が「心はロンリー 気持ちは『・・・』」で明石家さんまと元妻役で共演。「現場への気遣いと空気づくりが尋常ではない」2024/04/05

吉田羊が「心はロンリー 気持ちは『・・・』」で明石家さんまと元妻役で共演。「現場への気遣いと空気づくりが尋常ではない」

 吉田羊が、フジテレビ系で4月27日放送のフジテレビ開局65周年企画「心はロンリー 気持ちは『・・・』FINAL」(午後9:00)に出演することが分かった。吉田は、明石家さんまが演じる主人公の元妻に扮(ふん)する。さらなる共演者も発表された。

 「心はロンリー 気持ちは『・・・』」は、お笑い芸人としてのみならず、当時から俳優としても活躍していたさんまが、三宅恵介氏をはじめとするバラエティー「オレたちひょうきん族」(81~89年)の制作スタッフ、後に「踊る大捜査線」シリーズや「教場」シリーズ(すべてフジテレビ系)などの脚本を手掛ける君塚良一氏のタッグで作り上げたコメディードラマだ。シリアスなドラマの中にたくさんのナンセンスギャグを散りばめた、遊び心満載の作品、お笑いファンを中心に多くの視聴者の間で評判を呼び、その後にシリーズ化された。2003年8月29日送の「心はロンリー 気持ちは『・・・』XI」まで、実に11本が制作される大ヒットシリーズが、通算12作目となる最新作をもって、ついに完結する。

 前作から21年ぶりに復活を遂げる今回は、総合演出・三宅氏、脚本・君塚氏、ギャグ考案・大岩賞介氏、藤沢めぐみ氏、杉本高文(さんま)という盤石のスタッフ陣で届ける。恋愛ものからサスペンスまで、これまでさまざまなジャンルに挑んできたこのシリーズだが、今回は、心温まる人間ドラマを展開。主人公のベテラン刑事・轟木竜二(さんま)が定年を間近に控え、“最後の事件”に立ち向かい、轟木とその家族の物語が情感豊かにつづられていく。

 そんな轟木と家族の物語において、極めて重要な役どころを担う吉田は、轟木の元妻であり、2人の一人娘・寺沢和来(川口春奈)の母・寺沢早紀役を務める。

 吉田は出演にあたり、まず「昔テレビで見ていたドラマが復活すると聞き、まずは懐かしく思いました。さんまさんの元奥さんという大変光栄な役をいただき、あの頃テレビにかじりついていた自分に、『将来、あなたこれに出していただけるよ』と教えてあげたいです」と喜びを口にした。

吉田羊が「心はロンリー 気持ちは『・・・』」で明石家さんまと元妻役で共演。「現場への気遣いと空気づくりが尋常ではない」

 また、共演するさんまと川口の印象について、「俳優の明石家さんまさんは、『男女7人夏物語』(TBS系)の頃から大好きです。今回もコメディーとシリアスを自在に行き来され、さんまさんが演じる轟木に、グググッと引き込まれました。川口さんとは2回目の共演になりますが、前回はほとんど絡みがなかったので、今回またご一緒できてうれしかったです。ドラマ『silent』(フジテレビ系)は、私も多分に漏れずハマったクチで、川口さんの泣き芝居の美しさにうっとりしていた1人です」と明かす。

 加えて、「さんまさんの、現場への気遣いと空気づくりが尋常ではありませんでした。朝『おはよう!』と、声高らかに現場に入ってこられて、監督の演出には『あいよ!』と朗らかにお返事、カメラセッティングの間には冗談を言って現場を和ませる…。全方向に目を配り、1秒たりとも気を抜いておられないのが分かりました。あんな完璧な主演の役者さんは、なかなかいらっしゃらないのではないでしょうか」と印象的なエピソード語り、「昔ご覧になっていた皆さまには懐かしく、初めてご覧になる方には新鮮に楽しんでいただけたら幸いです。ドラマのようなコントのような不思議な世界をご堪能ください」とアピールしている。

吉田羊が「心はロンリー 気持ちは『・・・』」で明石家さんまと元妻役で共演。「現場への気遣いと空気づくりが尋常ではない」

 さらに、轟木が勤める犬顔警察署・刑事課2係の仲間たちとして、松本薫、でんでん、入江甚儀が登場。松本は柔道5段の熱血刑事・三竹由真、でんでんは事なかれ主義の係長・塚原太志、入江は陽気な性格の刑事・結城一馬を演じる。

 「心はロンリー」シリーズでは、毎回さんまの要望で、演技経験のない“素人”を抜てきするのが慣例となっており、今回は「松本さんが芝居をしたら、きっと面白いはず」というさんまの推薦を受けて、松本がドラマデビューを果たすことに。オリンピック金メダリストならではの迫力満点のアクションを披露したかと思えば、子どものようなあどけない表情を見せ、フレッシュな存在感を放つ。

 一方、高田純次と菅原大吉が演じるのは、轟木の“最後の事件”の陰でうごめく謎の研究所のメンバー。高田が所長の幕部澄夫を、菅原が研究員の高松寛治を、それぞれ外連味(けれんみ)たっぷりに怪演。

 今年1~2月に上演した、さんまの主演舞台「斑鳩の王子-戯史 聖徳太子伝-」に出演するなど、さんまの信頼も厚い中尾明慶は、事件の鍵を握る“若い男”役。カフェプロデューサーである轟木の娘・和来が手掛けるカフェ「bouquet」のオーナーを村松利史、店員を生越千晴が演じるほか、轟木のかつての後輩刑事役で青山隼が出演する。

吉田羊が「心はロンリー 気持ちは『・・・』」で明石家さんまと元妻役で共演。「現場への気遣いと空気づくりが尋常ではない」

 そして、時にさりげなく、時に強引に劇中にあらわれる“ワンシーン出演者”たちも、「心はロンリー」シリーズの見どころだ。

 今回も、磯野貴理子、一ノ瀬ワタル、イワイガワ・岩井ジョニ男、川端健嗣アナウンサー、キンタロー。、次長課長(井上聡、河本準一)、ジミー大西、ジョニー志村、霜降り明星・せいや、関根勤、中垣みな、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、あさりど・堀口文宏、後藤藍、マギー審司、みかん、Mr.シャチホコ、三宅デタガリ恵介、八木亜希子、山口もえ、礼二(中川家)ら、さんまの交友関係の広さを物語るバラエティーに富んだ顔ぶれだ。なお、ワンシーン出演者も含め、豪華ゲストがまだまだ控えており、最終的におよそ60人もの共演者が本編に登場する予定だ。

 なお、ドラマ主題歌が、THE ALFEEの新曲「ロマンスが舞い降りてきた夜」に決定し、フジテレビ系で4月10日放送の「週刊ナイナイミュージック 拡大版」(午後10:00)には、THE ALFEEがゲスト出演。本楽曲をテレビ初披露する。トークコーナーでは、さんまもスタジオに登場し、MCのナインティナインと共に爆笑のクロストークを展開。50年以上の付き合いというTHE ALFEEの3人とさんまが繰り広げる愉快なやりとりは必見だ。「心はロンリー」シリーズの名場面集もオンエアされる。


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