「お迎え渋谷くん」京本大我、田辺桃子らがおすすめの“うぶキュン”シーンを告白2024/04/01
フジテレビ系で4月2日にスタートする火ドラ★イレブン「お迎え渋谷くん」(火曜午後11:00=関西テレビ制作)の制作発表が行われ、主演の京本大我(SixTONES)、共演の田辺桃子、内藤秀一郎、宮近海斗(Travis Japan)、長谷川京子がそれぞれの役衣装に身を包んで出席。ドラマの見どころや撮影現場の雰囲気など、さまざまなトークで盛り上がった。
「お迎え渋谷くん」は、恋をしたことがない若手売れっ子俳優である“渋谷くん”こと渋谷大海(京本)が、年の離れた妹のお迎えがきっかけで保育士・青田愛花(田辺)に出会い、不器用ながらも恋を育んでいく“うぶキュン”ラブコメディー。原作は、蜜野まこと氏による同名漫画で、累計250万ダウンロードを超え、全7巻すべて重版となった人気作のドラマ化となる。
撮影が始まって1カ月が経過。役づくりについて聞かれ、京本は「最初に自分でプランニングしてきたものより、もっと無な状態というか、もっと表に伝わりづらい抑揚のなさとか、セリフの言い回しを要求していただいて、最初の方は本当に手こずりました。だんだん2日目、3日目と渋谷くんのニュートラルな場所がここらへんなのかな、というのが見つかりつつあるんですけど、話が進むにつれて渋谷くんがどんどん変わっていってしまうので、つかみかけたらまた渋谷くんが違うところにいかなきゃいけないみたいな…。日々どんどんどんどん違う渋谷くんを見つけていかなきゃいけないので、新鮮に撮影に取り組めています」とポジティブに取り組んでいる様子を見せた。
さらに、「最初の渋谷くんは喜怒哀楽が全く出ないのですが、愛花先生と出会って、キュンを覚えてからはちょっと変な感じになってくるんですよね。第2話では最初とは全く違う渋谷くんが見られるし、第3話以降も渋谷くんの感情がなかなか出ないながらも、ちょっとした表情の変化だったり、セリフに感情が乗り始めたり、不器用だけどしっかり心が動いてるんだなという、いろいろな渋谷くんを感じられると思います」と説明した。
そんな段々変化していく渋谷と向き合う、ヒロイン・愛花役の田辺は、「愛花も結構表情豊かでコミカル。急にお姫さまみたいな顔になったかと思ったら、『小鳥ですか?』みたいな目になったり…。1人の人間なのですが、そこから派生していろいろな表情や感情になっていくので、すごくいとおしいなと思っています。それは、渋谷さんもそうだし、ほかのどのキャラクターも感情の振り幅が割と多いんじゃないかな。一つのキャラクターから出てくるいろいろな表情や声色は、今回どの登場人物を見ても楽しんでもらえると思いますし、変顔大会みたいな感じです(笑)。どっちが想像の上を行くかみたいな部分もあります」と見どころを明かした。
すると京本も「心の声を通しての会話もたくさんあるので、カメラが回っている時間、われわれは(セリフがなくて)無でいるんですよ。渋谷くんと愛花先生の心の中だけで会話が続いてるというのが新鮮でした。撮影が続いているのか分からない時もありましたよね?」と振り返り、心理戦を繰り広げている感じだったそう。田辺も「見つめ合っているシーンでお互いにどう思っているんだろう?…みたいな心の声はあるんですけど、リアルな世界で見たらずっと見つめ合っているだけなので」と照れ笑いを浮かべた。
今作では保育園のシーンでたくさんの子役と接する。渋谷は、子どもから「遊んでー!」と言われると夢中になって遊んで、スタッフの指示は聞こえなくなるタイプだと話す。一方、渋谷の先輩俳優・神田隆平役の内藤は、最初にサングラスをかけていて怖がられてしまい悲しかったが、だんだん仲良くなったと言う。「現場に子どもがいるとすごい明るくなりますね。朝イチからの撮影だと、テンションが上がらなかったりするのですが、子どもがわちゃわちゃしていたり、『遊んで』と言ってくれるのを見ると、今日も1日頑張ろうという気持ちになるし、保育園の撮影現場は本当に明るいです」と現場の雰囲気を伝えた。
初の保育士役に挑戦している田辺は「私は撮影現場に入った時やリハーサルが終わった時とかは、子どもたちとあいさつを一通りします。そこに身を置くことが自分にとって大事なので、みんなと話すことで自然とクラスの子たちが愛花先生と呼んでくれたりして、その関係性が自然な空気感で作品にも出たらいいなと思っているので、私もしょっちゅう子どもたちと遊んでいます」とエピソードを披露。
現場でも役名の「愛花先生」と呼ばれている田辺に対し、京本は「最近渋谷って呼び捨てにされることがあって、それくらい心を開いてくれているんだなと(笑)。急に『おんぶして』と来てくれたりとか、みんな遠慮なく来てくれるのがうれしいですね」と目を細めた。
続けて、一押しのキュンシーンを問われると、京本は「渋谷くんが不器用なりに愛花先生に気持ちを伝えるところで、監督から『初恋の時の感覚を意識するように』と言っていただいて、愛花先生の本当にすてきな表情とお芝居にも助けられながら、初めて心が揺れつつ、精いっぱいの思いを伝えるっていうのが、すてきなシーン撮れたんじゃないかな」と答えた。自身の初恋はいつだったか覚えていないそうだが、「そういう初々しい気持ちは、渋谷くんを演じる上では最終話までずっと持ち続けなきゃいけないなと思っています」とはにかんだ。
田辺は「渋谷くんは普段無表情で、何を考えているか分からないので、時として感情が表に出てしまった時はいつもキュンとするというか…。例えば、第2話以降で、神田さんが出てきて渋谷くんの邪魔をしてくるんですけど、そういうシーンで渋谷くんが自分でも予測していない行動を取るんです。感情を出さない渋谷くんがそこで動揺して感情的になるので、楽しみに見てもらいたいです。人の心が動くって、こんなにびっくりするんだなと思いますね」とおすすめポイントを挙げた。
普段、プライベートでは“京本会”のメンバーとして、京本と仲がいいという宮近。愛花の元カレ・大崎達也役で京本と共演することとなり、「本当の京本さんと渋谷くんとのギャップはすごく感じます。役に入っているのを見ると、京本さんの面影は全く感じないと言いますか、全く違う人になっているので、渋谷くんとして見られるのがさすがだなと思います」と絶賛。また、京本の恋愛感について「あまりそういう話はしない」としつつも、「普段はカジュアルなふざけた話しかしないので、京本大我が経験したいろいろなキュンの部分を投影した渋谷くんを見られるんだなと思うと、楽しみでもあります」とニヤリ。
渋谷と神田のマネジャー・品川響子役を担う長谷川は、「渋谷くんに対してはすごくおせっかいをしたり、仕事以外のことでもいろいろと説教したりとか、とにかく手をかけているんですけど、神田くんのマネジャーもしているんですけど、神田くんのことを放置しているんですよ。それがずっと気になっていて、それが神田がヤキモチを焼いちゃう理由じゃないかなと思っていました」と分析。
少し不満もあるようで「衣装合わせの時に、監督と打ち合わせをして、衣装とメークは派手めなんですけど、お芝居はナチュラルですよねと話し合いをしたつもりだったんです。だけど、現場に行ったら足りないと言われてしまい…。自分のプランニングになかったのでどうしようと思って、できる限りテンションを上げてやりました」と率直な心境を吐露。ところが「確かにそれぐらいしていかないと、渋谷くんの表情や気持ちの動きがあまり出ないので、バランス的にはそれぐらい必要だったんだろうなと。今は楽しく、逆にミュージカルのようにやらせてもらっています」と現在は納得して臨んでいるそう。
個人的に最近キュンとしたことの話で盛り上がった後、京本が「りずー!」と呼び掛けると、渋谷の妹・渋谷音夢役の諸林めいがサプライズで登場。
京本から「音夢役に選ばれた時はどういう気持ちでしたか?」と聞かれると、「すっごくうれしかったし、ドキドキワクワクしました」と答え、会場はほっこり癒やされたムードに。京本が現場でのかわいいエピソードを明かし、最後に視聴者へ向けてメッセージを送った。
「僕たちも約1カ月近く撮影してきましたが、間もなく第1話を皆さんにお届けできるということで、とてもワクワクしております。僕たちも拝見させていただきましたが、テンポ感も素晴らしく、心温まるシーンや笑えるシーン、キュンとするシーンも盛りだくさんですので、お仕事だったり、お疲れの中で家に帰ってきて見た時には、絶対癒やしの時間になると思います。毎週、楽しみに見ていただけたらと思います」とアピールして締めくくった。
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