ブルーリバーが母校で初のテレビ番組収録。筑紫中央高校の後輩たちと人気企画に挑戦2024/03/02
お笑いコンビ・ブルーリバー（川原豪介、青木淳也）が母校の福岡県立筑紫中央高校（大野城市）で初の凱旋（がいせん）ロケを行った。テレQ（TVQ九州放送）のバラエティー「ブルーリバーの望むところだ！」（日曜午後1：30、福岡ローカル）の3月3日放送回で、その模様を届ける。
「ブルーリバーの望むところだ！」は、2021年7月から始まったブルーリバーにとって初の冠番組。ブルーリバーやゲストが毎回、さまざまな企画に挑戦している。
今回は「福岡出身の有名人と言えば」といったお題に対し、解答者の中でいかに多数派に入れるかを競う人気企画「多数派を狙え！」を同校で実施し、100人を超える在校生と一緒に収録。坂口理子、田中菜津美の20代コンビを相手に、世代間ギャップを乗り越えて多数派を目指す。また、卒業シーズンを前にブルーリバーから在校生へ「贈る言葉」を伝えようと、100人での伝言ゲームにも挑戦する。
ブルーリバーにとって同校での収録はラジオ番組で何度か訪問したことがあるほか、文化祭のゲストに招へいされた経験があるそうだが、テレビの撮影は今回が初めてとのこと。後輩たちを前にして収録した感想を寄せた。
青木 「ありがたかったですよ、こんなに集まってくれていると思わなくって」
川原 「新校舎になって初めて入りました」
青木 「僕らの思い出の校舎とは、また違っていたんですけど」
川原 「あそこで初めてネタをやった、原点なので…」
青木 「お笑いの原点の場所です」
――在校中の思い出は？
川原 「部活をバリバリやっていました。野球部と（青木は）陸上部で、キャプテンで。学食のおばちゃんに会いましたが、僕らがいたときのままで」
青木 「30年近く前のね」
川原 「ロケで当時のメニューも食べたんですけど、食堂はよく行っていたので、思い出の味で。味もそのまんまでした」
――（川原のことは）覚えてくれていました？
川原 「もちろん、一軍だったので（笑）」
福岡の普通科公立高校で、バラエティー番組の収録が行われることは珍しい。番組プロデューサーで同局の制作部兼デジタル編成部次長・大庭圭介氏は「もともとスタジオ企画の『多数派を狙え！』を一般の方を交えて大規模な人数でやっても面白いかなとの構想がありました。多数派になるには価値観の違いをどう読み切るかが勝負。今の若者との世代間ギャップという価値観の違いを出すには、大学生や高校生が好適かなと。昨夏頃にそのアイデアがあって、真っ先に筑紫中央高校が思い浮かんだのです。生徒の方々や学校側への負担も考慮して、7月に『年末冬休みの時期に協力をしてもらえないか』と学校側へご相談。すると『12月末なら授業も休みだし部活動生は学校にいる』と快く引き受けていただきました」と明かす。
ただ、撮影が盛り上がったこともあり当初予定していた収録時間は大幅に延びたようだ。「寒い中、体育館での撮影だったので生徒の皆さんには寒さと空腹という二重苦を我慢してもらうことになり、申し訳なかったですね」と大庭氏は頭を下げる。
それでもブルーリバーが学校OBということを在校生はよく知っており、大歓声で迎えられたそう。大庭氏は「2人の人柄や、優しい性格もあってすぐに距離感は縮まったように見えました。かといって、なれなれし過ぎないというか、福岡を中心にお笑いや芸能の世界で活躍している先輩への敬意みたいなものも感じましたね」と振り返った。
二つの企画で構成されることが多い番組だが、「この企画なら2本立てはもったいない（笑）。2本立てか1本で通すか判断が難しい時もありますが、今回は企画を思いついた時点で絶対1本でいくと決めていました。ただ、せっかく母校にお邪魔させていただくのに、生徒たちと距離感がある企画だけではもったいないなとも。そこで、伝言ゲームなどを交えることに。結果的にすごく一体感も出たと感じています」と大庭氏は手応えを口にする。
なお、「ブルーリバーの望むところだ！」は放送後、見逃し配信も予定されている。
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