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井ノ原快彦主演「特捜9」season7がクランクイン。「200回を見届けてくださるとうれしいです」2024/02/27

井ノ原快彦主演「特捜9」season7がクランクイン。「200回を見届けてくださるとうれしいです」

 テレビ朝日系では、4月3日から連続ドラマ「特捜9 season7」(水曜午後9:00)がスタート。このたびクランクインを迎え、主演を務める井ノ原快彦が意気込みを語った。

 井ノ原が演じる警視庁捜査一課特別捜査班主任・浅輪直樹をはじめ、班長・国木田誠二(中村梅雀)、小宮山志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)といった個性派刑事たちの活躍を描く人気シリーズ「特捜9」。2018年4月に「警視庁捜査一課9係」からバトンを受け継ぐ形でスタートした本作は、刑事たちの活躍はもちろんのこと、その背景にあるそれぞれの人生模様を丁寧に描き続け、シーズンを重ねるたびに新たなファンを獲得し続けてきた。今回のseason7で、通算200話の大台を突破予定だ。

 井ノ原はクランクインにあたり「久々にスタッフさんや出演者の皆さんと会うと、身の引き締まる思いがします。クランクインしてから寒さが続き、雨も多かったのでスタッフさんは特に大変だったと思いますが、なんといってもこのチームは『9係』で出会って19年目。これだけ長く続いてきたシリーズだからこそ、チームワークで乗り越えていこう、という心意気を感じています」と力を込める。

 1年ぶりの特捜班メンバーとの再会に「実は年末、梅雀さんの誕生会を開いてみんなで集まりました。特捜班メンバーはいうなれば“実家の家族”みたいな存在。会えない時期も“元気だったらそれでいいのよ”という気持ちで、お互いに思い合っています。この19年間、災害などが起きた時もみんなで連絡を取り合って、無事を確認し合うことが幾度かありました。途中から参加したメンバーもいますが、年数は関係なく、みんなでしっかり輪を作っているのが、このチームの自慢ですね」と絆の深さをうかがわせる。

 season7のテーマは“多様性”。時代とともに多様性を増した犯罪の“今”を描き、その背後に潜むさまざまな人間ドラマと、それらに全力で向き合う刑事たちの活躍を1話完結形式で描いていく。また、捜査主任7年目に入った直樹の“時代が求める上司像”も見どころとなっており、特捜班の後輩刑事である新藤や高尾、そして、警視庁刑事部捜査支援分析センター(SSBC)所属の若き分析官・三ツ矢翔平(向井康二)を、それぞれの個性を生かしながら育んでいこうとする姿も映し出される。

 新シーズンのテーマである“多様性”に関しては「これまで何かと画一性を求められがちな時代がありましたが、もともとはみんなバラバラ、つまり多様だったんですよね。それを“認め合う”のが、これからの時代にふさわしいんじゃないかな。僕自身、年下の人たちに『これ教えて!』と聞くことも多いので、今は年齢やキャリアなど関係なく、認め合い、助け合い、教え合う…そういう時代だと思います」とし、「この『特捜9』では、いろいろな世代の刑事たちが一つのチームとして事件に立ち向かっていきます。あまりにバラバラすぎて被疑者にも驚かれるような特捜班ですが、互いに認め合っているからこそ、事件を解決できるんですよね。第1話は、特にそれが感じられるストーリーになっています」と強調。

 また、若手メンバーの深川、向井が加入3年目ということで、その頑張りにも触れ、「2人とも長年続いてきた輪の中に加わるのは大変だったと思いますが、あまり気負わずスッと入ってきてくれたのが、とてもうれしかったですね。彼らの加入でメンバーの関係性が変わってきて、それが番組の勢いにつながり、いろいろな発見をもたらしてくれました。新シーズンではマイマイ(深川)演じる由真のいいシーンがあったり、向井くん演じる三ツ矢と特捜班のからみが増えたりしていますので、2人ともキャラクターのさらに深い部分を見せてくれるんじゃないかなと期待しています!」と目を細める。

 そして、あらためて「これまでずっと応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます! 200回を見届けてくださるとうれしいです。また、『特捜9』は週の真ん中、水曜の放送で、残りの木曜、金曜を乗り越えなくてはならない時に『明日はこんな気持ちで頑張ってみようかな』と思えるような“読後感”が味わえるドラマ。1話完結ですし、まだ一度も見たことがないという方もぜひ気軽に楽しんでいただきたいと思います」と呼び掛けている。

 第1話。直樹ら特捜班メンバーはオフィスの模様替えについて話し合うも、意見がバラバラで、打ち合わせは大いにもめていた。そんな中、事件発生の知らせが舞い込み、一同は現場の低層マンションに急行する。早朝、マンション内で大きな落下音が響いたため複数の住人が廊下に出て確認したところ、中庭で管理人・林田浩二が頭から血を流して死んでいたという。遺体のそばには割れた植木鉢が落ちており、鉢と頭部の傷は合致したが、自分でぶつかったのか、殴られたのか、上から落ちてきたのかは不明だった。特捜班は、3チームに分かれて住民への聞き込みを開始。被害者との関係や動機、アリバイを探り始める。ところが、現場のマンションは間取りや家賃がバラバラなこともあり、住人たちもプログラマー、元教師、経営者、クラブ勤務、求職者など仕事や生活ぶりはさまざま。バラバラなのは捜査に当たった特捜班も同じで、6人はそれぞれ異なる住人に疑いの目を向ける。


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