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深澤辰哉が明かす「春になったら」で演じる岸の重要なシーン。「自分が起こすアクションをすごく大事にした」2024/02/19

深澤辰哉が明かす「春になったら」で演じる岸の重要なシーン。「自分が起こすアクションをすごく大事にした」

 奈緒木梨憲武がダブル主演を務める、フジテレビ系連続ドラマ「春になったら」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)は、本日2月19日に第6話が放送。川上一馬(濱田岳)と婚約解消をした主人公・椎名瞳(奈緒)に異変が起き、学生時代から瞳のことが好きな友人・岸圭吾(深澤辰哉)が、その様子に心を動かされる。そんな重要なシーンを前に、深澤からコメントが届いた。

 「春になったら」は、3カ月後に結婚する娘・瞳と、3カ月後にこの世を去る父・雅彦(木梨)が「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく日々を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。連続テレビ小説「まんぷく」や大河ドラマ「龍馬伝」(ともにNHK総合ほか)など、数々のヒット作を世に送り出した福田靖氏によるオリジナル脚本で、福田が得意とするシリアスとコミカルが同居した世界観の中で、笑いと感動に満ちた物語を立体的に映し出していく。

 「私はかずくん(一馬)とは結婚しない!」。自分たち父娘のせいで一馬が芸人を辞め、それに反発した一馬の息子・龍之介(石塚陸翔)が家出する事態に責任を感じた瞳は、一馬との結婚をやめると宣言する。一馬はショックを受けるが、瞳の胸中を察して了承する。同じ頃、人生ノートを書き終えた雅彦は、一度は受け入れたはずの死を前に、やはり瞳と別れるのが寂しいと、緩和ケア医・阿波野弘(光石研)に本音をこぼすが、脳裏にはある考えがあった。

 その一方で、雅彦は、日に日に症状が悪化していることから、勤務先の社長・中井義広(矢柴俊博)と、後輩の加賀谷吾郎(葵揚)に自分が末期の膵臓(すいぞう)がんであることを告白する。治療は受けないという雅彦の強い覚悟に、2人は言葉を失う。一馬との婚約を解消し、これで心おきなく雅彦のことに専念できると思っていた瞳だったが、助産院での仕事が忙しくても、夜勤明けで体が疲れていても、心はどこか落ち着かず、眠りにつくことができない。

 雅彦もまた、瞳と一馬の結婚が破談になったと聞いても手放しで喜ぶ気にはなれず、もやもやした気持ちを抱えたまま日増しに強くなる痛みと闘っていた。そんな中、瞳から結婚をやめたと報告を受けた岸が、突然、椎名家を訪ねて来る。心配して元気づけようとする岸の優しさに触れ、瞳は自らを奮い立たせ、いつも通り助産院へ向かう。

深澤辰哉が明かす「春になったら」で演じる岸の重要なシーン。「自分が起こすアクションをすごく大事にした」

 仲間の大里美奈子(見上愛)からの好意に全く気付かないほど、瞳のことが好きな岸。演じる深澤は、弱っている瞳と向き合うという、これまでにはない場面に悩み考え抜いたという。

 「瞳の家を訪れるシーンは、岸的にもキーになってくるような場面だと思ったので、めちゃくちゃ考えながら、奈緒さんと監督さんとも話し合いながら撮影しました。自分自身あんなお芝居は今までやったことがなくて…。表情やお芝居はもちろんですが、自分が起こすアクションをすごく大事にしました」と、撮影を振り返る深澤。

 続けて「岸は瞳のことが好き。でも、親友だし、瞳にはカズマルくん(一馬)という相手がいることも知っている中で、岸は泣いている瞳に触れていいのだろうかと考える。その触るというアクションを起こせるものなのか、起こせないものなのかというのをすごく考えました。シーン的には瞳と岸しかいないけど、その奥にある瞳との関係性やカズマルくんとの関係性、美奈子との関係性をすごく意識しながらお芝居をしました」と明かす。

 さらに、今後の見どころについて「先週の放送で、カズマルくんと対峙(たいじ)するシーンがあって、今日の放送で瞳とのシーンがあります。きっと、その二つのシーンによって、岸の中でも、今までとは違う感情というか、新たな1歩を踏み出さなきゃいけないという感情になっていると思うので、この感情が終盤まで、どこへ向かっていくのかを楽しみにしていただけたら」とアピールつつ、「岸は気持ちよく送り出せるのか、それともちょっと後悔が残ったままなのか、これからも考えながらお芝居していきたいなと思います」と演技プランにも触れる。

 そして、「岸くんは優しすぎるなと思うので、それをどこまで優しく表現をするのか。第5話でカズマルくんに怒りましたが、怒る時はあの怒り方なのかなとかすごく考えましたし、優しい子だからこそ、自分がちょっと演じ方を間違えるだけで違う見え方になってしまうかなと思うので、そこを大事にこれからも撮影に臨みたいです」と語り。真摯(しんし)に向き合っていることをうかがわせている。

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