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広瀬アリスがHYの名曲「366日」に着想を得たラブストーリーでゴールデン帯連ドラ&月9初主演2024/01/30

広瀬アリスがHYの名曲「366日」に着想を得たラブストーリーでゴールデン帯連ドラ&月9初主演

 広瀬アリスが、フジテレビ系で4月にスタートする連続ドラマ「366日」(月曜午後9:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。ゴールデン帯の連ドラで初主演となる広瀬は、同時に「月9」枠の初主演を果たす。

 「366日」は、HYの名曲「366日」の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動き出した男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を思い続ける壮大な愛の物語だ。

 HYの「366日」は、2008年にリリースされたアルバム「HeartY」の収録曲で、ボーカル・仲宗根泉が作詞・作曲を担当した。かなわない恋を歌った切ない失恋ソングとして、発売から16年がたった今もなお色あせることなく、世代を越えて多くの人の心をつかんでいる。上白石萌歌、川崎鷹也、清水翔太など多くのアーティストたちにもカバーされ、歌い継がれているこの楽曲をモチーフに、4年に一度のうるう年となる今年、“一生、忘れられない恋”を描いたラブストーリーが誕生する。今作の主題歌にも起用される「366日」がドラマとシンクロして、切ない世界観を支える。

 広瀬が演じる主人公・雪平明日香は、音楽教室の事務受付をしている28歳。通っていた高校が廃校になるということで、高校時代の同級生らと同窓会に行った明日香は校舎を訪れ、再会を喜ぶ。そこに、高校時代のクラスメート・水野遥斗も現れる。高校時代、遥斗にひそかに思いを寄せていた明日香は、卒業式の日に思いを伝えることを決心するも、お互いの誤解も重なり、思いを伝えられないまま離ればなれになったのだ。

 「一生、忘れられない恋だった」という思いを抱えながら過ごしてきた明日香。同窓会が盛り上がり、連絡先を交換した明日香と遥斗は、2人きりで話す中で、高校時代、実は両思いだったことを知る。本当の思いを告白し合った2人は、初めて出会った高校2年から12年越しに交際することに。同級生たちにも祝福され、この上ない幸せを手にした明日香だったが、ある日、遥斗を予期せぬ悲劇が襲い、彼は意識不明の重体になってしまう。

 明日も、その先もずっと遥斗との幸せな日々を送ることを信じていた明日香だが、目覚めない遥斗の近くにいる中で、忘れていた彼や同級生たちとのさまざまな日々を思い出していく。

 12年前の高校時代と現代という異なる時間軸を演じ分ける広瀬は、オファーを受け、「学生時代、ずっと聴いていたHYさんの『366日』は私の思い出の楽曲です。その楽曲にまつわる作品に出演させていただくこと、とてもうれしく思います」と喜び、楽曲の印象については「恋愛においてあまり人に見せたくない、心で思っていることをそのまま言葉として歌詞につづっている楽曲だと思います」と語る。

 また、「まさか、自分の役者人生で月9の主演を務めさせていただくことになるとはと、心がざわついております。小さい頃から、『月9』というのは、私の中では特別な枠です。これまでたくさんの素晴らしい方々がつないできた、『月9』という枠を次につなげられるよう、しっかり努めたいと思います。と言いつつ、考えすぎると私の場合、何もいいことがないどころか空回りするので(笑)。いつも通り、役に真摯(しんし)に向き合いたいです」と気負うことなく、作品に臨むことを伝える。

 明日香を演じる上では「心臓の鼓動さえも感じさせられるよう、感覚を研ぎ澄まして大切に演じたいです」と話し、「『月9』×ラブストーリーという王道になります。毎話毎話心が大きく動くかと思います。この作品を通して、人を愛し続けることに全力を注ぎます」とコメントしている。

広瀬アリスがHYの名曲「366日」に着想を得たラブストーリーでゴールデン帯連ドラ&月9初主演

 そして、HYの仲宗根は、このたびのドラマ化決定に「16年以上も前のこの曲が、まさかこうしてドラマ化されるなんて、喜びというより驚きの方が大きかったですが、今はただただ素直にうれしいです」と喜びつつ、「ドラマを通して、『366日』からまた新たなラブストーリーが生まれることで、楽曲の意味も違って聴こえてくると思います。ぜひ、ドラマを見ながら、楽曲を聴きながら、あなたの中の『366日』を探してみてください。そして、私も1人の視聴者としてとても楽しみにしています」と期待を寄せている。

 ドラマを手掛ける狩野雄太プロデューサーは、広瀬がフジテレビ系連続ドラマで初ヒロインを務めることになった、21年の「知ってるワイフ」で作品を共にしており、今作では、ファンタジーラブストーリーから一転、切なくはかないラブストーリーを届ける。

 今回の企画の経緯に関して、狩野プロデューサーは「1年前くらいに、YouTubeを見ていたら偶然『366日』のPV(プロモーションビデオ)が流れてきました。何回も何回も聴くうちに、『果たして人生で死ぬほど好きになった恋愛って何回あったのだろう?』とか、『大切な人が明日も同じようにいてくれるとは限らない。もしそういう時、自分はどうするのだろう?』と思うようになり、企画書を書きました」と説明。続けて「早速、HYの事務所に連絡し、HYの皆さまをはじめご快諾をいただけました。HYの皆さまにとっても、そしてこれまでこの楽曲を聴いてこられた方にとっても、大切な楽曲をモチーフにラブストーリーを制作させていただくので、身の引き締まる思いです」と述べる。

 そして、広瀬のキャスティングに関して「『知ってるワイフ』でご一緒させていただいた以来ですが、あの時は鬼嫁をやりながら天真らんまんな女子高生もやり、さらに独身の大人の女性も演じていただくという、大変な難役を完璧に演じてくださって、個人的には感謝しかないですし、全幅の信頼を寄せております」とコメント。「現場も広瀬さんがいてくださるだけで明るくなりますし、一緒にドラマを作っていけるだけで、楽しみで仕方がないです。広瀬さんの喜怒哀楽を的確に演じていただける表現力もそうですが、広瀬さんご自身が持つ繊細さやはかなさを、雪平明日香というキャラクターで見てみたいと思い、ご出演をお願いいたしました。オファーを受けてくださってこの上ない幸せです」と感謝する。

 脚本は、連続テレビ小説「エール」(NHK)、「最愛」(TBS系)、「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)を手掛けた清水友佳子氏が担当。原作・オリジナル問わず、さまざまな人気作を手掛けてきた脚本の清水氏が、楽曲をモチーフにした脚本を紡ぐのは、「366日」が初めてだ。一方、メガホンを取るのは、09年スタートの「JIN-仁-」シリーズ、18年スタートの「義母と娘のブルース」シリーズ(ともにTBS系)などを手がけてきた平川雄一朗氏。平川氏にとって、フジテレビ作品の演出は初めてとなる。

 狩野プロデューサーは2人に対して、「清水さんの脚本には、優しさや柔らかさがあると感じていまして、この物語に絶対合うと思いお願いしました。そして、演出は平川雄一朗監督にお願いいたしました。鋭いアイデアや熱い思いがみなぎっている監督なので、必ずや素晴らしいドラマを一緒に作っていただけると確信しております」と手応えを感じている様子だ。

 名作の数々を世に送り出してきた両者が初タッグを組んで、かなわぬ恋を歌ったHYの「366日」をモチーフにしたオリジナルラブストーリーを紡いでいく。世代を越えて愛されるバラードが、彼らの手によってどのようにドラマ化されるのか、期待が高まる。


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