水上恒司、西島秀俊主演「黄金の刻」で主人公の青年期を熱演！「西島さんが演じる金太郎につながっていくところは丁寧に演じたい」2024/01/16
水上恒司が、テレビ朝日系で3月放送の西島秀俊主演によるドラマプレミアム「黄金の刻（とき）」（日時未定）に出演し、西島演じる主人公・服部金太郎の青年期を演じることが分かった。
「黄金の刻」は、国産初の腕時計を作り上げ、世界初のクオーツウォッチを発売したことで知られる「セイコーグループ」の創業者・服部金太郎の波乱の人生を重厚に描いた、作家・楡周平氏による小説「黄金の刻 小説 服部金太郎」（集英社）を完全ドラマ化。主人公・金太郎（西島）は、丁稚（でっち）奉公から時計修理職人を経て、時計の製造工場「精工舎」を設立し、国産初の腕時計を製造販売。常に時代の先々を読み、義理・人情・恩義を大切にしながら、一歩ずつ己の夢をかなえていったが、一方で火災や震災など、数々の困難が彼の人生を襲う。洋品雑貨問屋の丁稚は、いかにして“東洋の時計王”になったのか。希代の起業家・服部金太郎の一代記をスペシャルドラマとして届ける。
脚本を担当するのは、映画「凶悪」（2013年）で日本アカデミー賞・優秀脚本賞受賞の後、映画「東京リベンジャーズ」（21年）シリーズや、ドラマ「警視庁アウトサイダー」（テレビ朝日系）などヒット作を連発する髙橋泉氏。監督は、「書けないッ!? ～脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活～」や「キッチン革命」（ともにテレビ朝日系）、映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」（20年）などで知られる豊島圭介氏が務める。さらに、メインビジュアルは写真界の巨匠・操上和美氏が手掛け、デザインは名だたるアーティストのアートワークなどで知られるアートディレクター・森本千絵氏が担当するなど、鬼才クリエーターが集結している。
水上は、18年のドラマ「中学聖日記」（TBS系）で鮮烈な俳優デビューを果たし、21年の大河ドラマ「青天を衝け」（NHK総合ほか）に出演。映画「弥生、三月-君を愛した30年-」（21年）ほかで第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。22年には、阿部サダヲとのダブル主演による初主演映画「死刑にいたる病」をヒットへと導き、現在、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で個性を発揮するなど、まさに実力と人気を兼ね備えた大注目株だ。
青年期の金太郎役へのオファーを受け、水上は「本当に身に余る思いです。“時間”というものに魅了されていった金太郎のスケールの大きさに圧倒され『ぜひ演じさせてください』とすぐにお答えしました」と振り返り、「現代を生きるわれわれからすると“時間”というのはすごく当り前のことだと思うんです。いま何時なのかということは、どこにいても、何をしていても、すぐに分かる時代ですから。ましてや、その時間が正確なものなのかどうかは疑う余地もないくらい、テクノロジーも発展しています。脚本には、それがない時に、金太郎が時間というものに魅了されていく過程がすごく繊細に描かれていました。その中で、さまざまな仲間と出会ったことで、西島秀俊さんが演じる大人の金太郎につながっていくというところは、僕も丁寧に演じたいと思っています」と意気込みを語った。
さらに「青年期の金太郎は、不器用ではあるのですが、真っすぐに時間というものに魅了されていく男の子です。今回僕は、14歳から21歳までを演じさせていただきますので、その間の金太郎の成長度合いを見せていきたいなと考えています。14～15歳は抜けているところもあり、しかし、後に金太郎の妻となる山本まんと出会う21歳では、男としての魅力もにじませ、グラデーションをつけられれば。そこに、僕の個性も生かすことができればうれしいです」と意欲的に青年・金太郎役に挑んでいることを明かした。
また、現場の雰囲気について「こういった経験は僕も初めてなのですが、撮影現場は手持ちのカメラでずっと追ってくださっていて、だからこそ機動力があり、スピーディーで時間軽減にもつながるので、限られた時間の中で『撮りたいカットをとことんこだわって撮るぞ！』という充実した空気感が充満しています」と伝え、映画「奥様は、取り扱い注意」（21年）以来となる西島との共演に「そんな恵まれた環境の中で、今回、西島さんとも久しぶりに共演させていただき、『頑張ろうな！』と温かい言葉をいただきました。1シーンだけご一緒させていただく機会があったのですが、再会はすごくうれしかったです。本当に人柄のすてきな方で、またどこかでぜひ共演したいと強く感じさせていただきました」と襟を正す。
最後に「現代は簡単に時間が知れる時代。そのことに疑問さえ持たない時代だと思います。だからこそ、『時間ってなんだろう？』という視点で、そこに情熱をもって魅了されていく金太郎の姿に何かを感じていただけると思います。僕は金太郎の青年期を演じさせていただきますが、キラキラしたまなざしで時計と時間と向き合っていますので、ぜひ楽しみにご覧ください！」と呼びかけている。
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