「大奥」制作発表に小芝風花、亀梨和也ら出演者が勢ぞろい! 着物姿での撮影エピソード、今年の抱負を披露2024/01/10
フジテレビ系で1月18日にスタートする連続ドラマ「大奥」(木曜午後10:00。初回は75分スペシャル)の制作発表が行われ、主演の小芝風花、共演のKAT-TUN・亀梨和也、西野七瀬、森川葵、Snow Man・宮舘涼太、栗山千明、安田顕が登壇した。
「大奥」は、さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図”=大奥で、たった一つの愛を得ようともがく女性たちの戦いを描く、はかなくて切ない物語。
時は江戸中期。景気は悪化の一途をたどり、日本国民は質素・倹約・勤労の日々を送っていた。格差は広がるばかりで、人々はこの景気を改善し、国と国民を豊かにしてくれる将軍の登場を待ちわびる。そんな中、五十宮倫子(小芝)は、第10代将軍・徳川家治(亀梨)との政略結婚を強いられ、京から江戸城本丸にある大奥へ渡る。そこには1000人近くにもおよぶ将軍に仕える女性たちがおり、たった1人の天下人の寵愛(ちょうあい)を受けるべく、女たちの激しい戦いが繰り広げられていた。同じ頃、大奥と江戸幕府を混乱の渦に陥れようと、ある人物が陰謀を企てていた――。
キャスト陣は、実際に撮影しているセットにそれぞれ着物や袴姿の役衣装で登場。りんとした表情で作品の魅力や撮影秘話を語った。
まず、連ドラとしては約20年ぶりに復活するフジテレビの「大奥」への思いを聞かれた小芝は、「たくさんの方々が演じられてきた大きな作品なのですごくプレッシャーもありましたし、気にしないでおこうと思っても、気にしてしまうところはあったんですけど。今回の作品は愛をテーマにしているので、『大奥』のイメージである女性同士のドロドロの戦いももちろんあるんですが、今までとはまた違った切ない『大奥』が生まれたなと思っています」と語った。
時代劇初出演の亀梨も「たくさんの歴史がある作品でもありますし、さまざまな形で作品化されているものでもあるので、そういった意味では本当にすてきで豪華な環境の中で、われわれも新しい『大奥』に取り組ませていただけていることは非常に光栄だと感じております」とコメントし、撮影現場の雰囲気については「何も分からない状況のまま入って、日々学びがある時間を過ごさせていただいております。撮影所の皆さんも、キャストの皆さんもすごくいい現場といいますか、やるべきことに集中して取り組まれて、なおかつ人柄にも非常に助けていただきながらやれています。大変な部分はみんなで共有しながら、というか、みんなで着実に進んでいっていると感じながらやらせてもらっています」と感謝した。
そして、豪華絢爛(けんらん)な衣装やセットについての話題へ。
栗山が「回によって、衣装が変わっていくので、私たち自身も楽しみながら撮影に臨んでいるのですが、きっと視聴者の方にも伝わるかと思います」と話すと、続けて亀梨が「1日に何回も着替えをするので、準備も朝は2時間近くかけてしてもらって。撮影中はシーンごとに着替えるので、これまでに出演したドラマに比べると、この1カ月弱の間に着替える回数は越えましたね(笑)」と明かし、「大奥」ならではの大変さが伝わってきた。
次に小芝が「打ち掛けが重たくて、休憩時間にちょっと座るのにも人の助けを必要とするので、そこは結構大変なんですけど、こんなにすごい刺しゅうだったり、豪華なお着物はなかなか普段は着ることができないので、すごくぜいたくだなと思っています」と喜んでいる様子。
さらに、1人だけ公家の衣装で袴だという西野が「私は、公家から倫子様と一緒に大奥に入る付き人なので袴なんです。なので、あぐらをかいています(笑)。(本作は)正座のシーンが結構多いので皆さん足がしびれたて大変なんですけど、私はカメラに映っていないとすぐにあぐらをかいちゃいます(笑)」と話すと、「めちゃくちゃうらやましいんですけど…」と小芝。しかし、袴だとトイレに行きにくいというデメリットも。「1回脱がなくてはいけないので、水分はあまり摂り過ぎないようにするか、今行かれるかもっていうタイミングをうかがっています」と明かした。この話題では、亀梨も「それは切実にありますよね。トイレに行く時は、われわれ男性陣も1回脱ぐので、10分、15分という時間をとってしまうので、水分はなめるように取っています(笑)」と同調した。
そんな中、森川が所作についての苦労を吐露。「着物のさばき方が難しくて、やってもやっても上達しなくて…。いつもお作法の先生に、(着物の裾を)もう少し開けてとか、もう少し閉じてと、何回も直していただくのですが、全然上手にならず。でも、本番で『今のが一番上手だったよ!』と言ってもらえるとすごくうれしくて、『やったー!』と言いながら毎日お作法を頑張っています」と明るく笑った。亀梨も続けて「この時代の方々は、着物もそうですけど、所作もあったりすごいと思います。かつらとかの重さもあるけど、立ったり座ったりする時は、基本的に手を使わないんですよね。クランクインからトレーニングはしていないんですけど、先日測ったら筋肉量が増していました(笑)。この時代の方たちは日々トレーニングをされながら、体が強かったんだなというのを感じます」と感心していた。
宮舘も衣装に関して「男性陣は家紋が入った着物を着ていることで身が引き締まります」と言うと、安田も「うん、うん」と力強く相槌を打つが、亀梨から「本当に思っていますか?」と聞かれると、「これから、そういった思いで撮影に臨みたい」と、実は撮影がこれからだということがばれてしまった安田。さらに、宮舘も「私は、まだ撮影にあまり参加していないので…」と言い出し、一同は大爆笑。すると亀梨から「この間、現場に来たかなと思ったら、差し入れをするためだけに来てたよね(笑)」と言われた宮舘が、「これからもっと交流を深めていきたい」と気合を入れていた。
引き続き、事前に配られていた絵馬に今年の抱負を書いていた7人がそれぞれ発表していく。
「心技体」と書いた亀梨は、「お仕事も含めてバランスが取れる1年にしていきたいと思っています」と意気込み、西野は「深呼吸」と書いた意図について「呼吸が浅いので、腹式呼吸というか、鼻から吸って口から吐くこと意識したい」と説明した。
また、「連絡を返す」と発表した森川に笑いが起こる。これには森川も恥ずかしそうで「自分だけしょうもないことですが、連絡をためがちで返事が苦手で…。今年はちゃんと返します」と恐縮。「今よりもっと光、輝く」と書いた宮舘は「連ドラ出演は初めてなので、僕の“演じる”という部分をより磨いて、光らせていきたいと思っております」とアピールした。
続けて栗山が「健康管理」と掲げ、「今年は年齢的に節目を迎えるので、健康管理に気を付けて最後まで撮影ができるように頑張りたい」と意欲を見せた。劇中でなかなかの悪人を演じる安田は「いい人。」と記し、「この仕事は好感度が大事ですからね。プロデューサーさんから『この作品中は好感度は一切ございません』と言われました(笑)。切実な問題です」と嘆いて周囲を笑わせた。
小芝は「睡眠」と発表。「少し体調が悪くても寝たら回復します。お着物が重かったりハードな撮影でも、寝ることで次の日には復活できていますので、今年は1年を通して睡眠をしっかりとっていきたいと思っています」と、気持ちを新たに頑張ることを表明した。
最後に、あらためて小芝が「新年早々に発生した能登半島地震で被害に遭われた皆さまに、心からお見舞いを申し上げます」とあいさつ。2月公開の映画「レディ加賀」の舞台が石川県だったということもあり、気にかけていたようで「石川県で撮らせていただいたというご縁もあったので、本当に心配しております。この『大奥』をはじめ、作品を通して少しでも皆さんに笑顔をお届けできるように、スタッフ、キャスト一同、撮影に励んでまいりたいと思っております。被災地にいらっしゃる皆さまの安全と一刻も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げます」と、被災地に思いをはせて締めくくった。
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