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長澤まさみ主演の社会派ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」が年末年始に一挙再放送2023/12/18

長澤まさみ主演の社会派ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」が年末年始に一挙再放送

 関西テレビでは12月31日、2024年1月2・3日に、長澤まさみが主演を務め、2022年10月期にオンエアされたフジテレビ系連続ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」(関西テレビ制作)の全10話を、年末年始に一挙再放送することが分かった(関西ローカル)。

 「エルピス―希望、あるいは災い―」は、実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメント作品。第60回ギャラクシー賞 テレビ部門 大賞、第49回放送文化基金賞 ドラマ部門 最優秀賞、2023年 日本民間放送連盟賞 番組部門(テレビドラマ)最優秀賞、東京ドラマアウォード2023 連続ドラマ部門 優秀賞など、多数の賞を受賞し、話題を集めた。

 スキャンダルによってエースの座から転落した大洋テレビのアナウンサー・浅川恵那(長澤)と彼女に共鳴した仲間たちが、犯人とされた男性の死刑が確定した冤罪(えんざい)疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく姿を描く。恵那と共に行動するうだつのあがらない若手ディレクター・岸本拓朗を眞栄田郷敦、恵那と拓朗の先輩で報道局のエース記者・斎藤正一を鈴木亮平が演じた。

 タイトルにある「エルピス」とは、古代ギリシャ神話で、中からさまざまな災厄が飛び出したと伝えられる「パンドラの箱(壺)」に唯一残されていたものといわれている。良きことの予測として「希望」、悪しきことや災いの予測として「予兆・予見」とも訳される言葉だ。このドラマでは、真相に迫っていく過程で登場人物たちはさまざまな「希望」を見いだすが、自身やその周囲、所属する組織に対し、痛みや破綻といった「災い」も降りかかる。彼らがパンドラの箱を開けたことでもたらされる混沌の先に残されているのは、希望か、それとも災いか?

 関西テレビの総合編成部長・坂口隆晴氏は「社会や組織の論理の中で、多くの人が無自覚なまま、あるいは見て見ぬふりをする中で、誰かを傷つけている。そんなゆがみがさまざまな場所で噴出した1年だったように思います。このドラマは自分の価値を取り戻す“再生”の物語です。来年への希望を込めて、放送します。ぜひ、ご覧ください」とコメントを寄せている。

 なお、今回の再放送は、第1話を12月31日午前10:00から放送した後、第2~5話を午後0:00からオンエア。第6~8話を年明けの1月2日午後0:00から、第9〜10話を1月3日午後0:00から放送する。


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