令和ライダー2作目は「仮面ライダーセイバー」。主演は内藤秀一郎2020/07/30
テレビ朝日系の特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズ最新作の制作発表会見がオンラインで開催。令和ライダー2作目となるタイトルが「仮面ライダーセイバー（聖刃）」（日曜午前9：00）で、9月6日にスタートすることが発表された。
主人公の神山飛羽真（かみやまとうま）は小説家であり、“聖剣”に選ばれ世界を救う仮面ライダーセイバーとして戦いに挑む。ほかにも仮面ライダーブレイズ、仮面ライダーエスパーダ、仮面ライダー剣斬、仮面ライダーカリバーなど、10人を超えるライダーが登場するという。また、技に「ジャックと豆の木」といった本のタイトルが入っているなど、“本”というモチーフも一つのキーワードとなっている。
飛羽真役を演じるのは内藤秀一郎。「神山飛羽真は小説家で、本に対して人一倍強い思いを抱いています。劇中でも何度も本を読むシーンが登場します。そして彼は誰よりも約束を大事にする男です。劇中で交わす約束を守ることができるのか、そういった点にも注目してほしいと思います」と役柄の魅力について述べた。また、役作りのために取り組んでいることについて「普段からアプリを使って日記を書いていたのですが、小説家の役なので万年筆と原稿用紙を買って、日記を書き始めました」と明かした。
仮面ライダーブレイズに変身する新堂倫太郎役は、山口貴也が演じる。主人公らが属する“ソードオブロゴス”という本を守護する組織の中で、戦う能力を磨いてきた新堂は、現実世界のことを本の中でしか読んだことがないという。「撮影は始まったばかりですけど、みんなでいいものを作ろうという熱い現場になってます。飛羽真と芽依との掛け合いを1年間見てくれたらうれしいです」と述べた。
小説家である飛羽真を担当する新人編集者・須藤芽依を演じるのは川津明日香。「SNSや楽しいことにしか興味がないような今どきの女の子なんですが、さまざまな困難を乗り越えようとする芽依の力強さと、キャラクターの面白さを見ていただけたらうれしいです」と語り、さらに「本読みの時に、芽依はフワちゃんみたいなキャラクターだと言われたのと、リアクションの時には“顔芸”をする女の子ということなので、鏡を見ながらいろいろ練習しています」と役作りにも試行錯誤している様子。
飛羽真と幼なじみの雷の剣士で、仮面ライダーエスパーダに変身する富加宮賢人役は、青木瞭が務める。「自分が子どもの頃に見ていた作品なので、今の状況下でもこれだけできるということを小さな子でも考えられるような、夢や希望を与えられる作品にしたいですね」と意気込む。
仮面ライダー剣斬に変身する緋道蓮を演じるのは富樫慧士。本作が初めての本格的な映像作品だという富樫は、「力強く、才能に満ちあふれた緋道蓮という役をかっこよく皆さんにお伝えできたらと思っています。今まではテレビでかっこいいヒーローを見ていた側だったんですけど、見ている人に勇気と希望を与える側になったんだなと。いろんなことに挑戦していきたいと思います」と力強く宣言した。
ソードオブロゴスで、武器や変身ベルトの整備を担当する大秦寺哲雄に扮（ふん）するのは岡宏明。「子どもの頃から憧れた夢の世界に参加して、これからその夢を作っていく期待感でいっぱいです」と喜び、もともと仮面ライダーが大好きだという岡は、「バンダイさんの大人向けに作られた完全受注生産のライダーベルトを買うかどうか迷って、結局買えなかったんですけど、今回の役は変身アイテムををいじれる役ということで、僕にピッタリだなと思っています」とあふれ出すライダー愛を披露。
ソードオブロゴスに仕える“本の守護者”ソフィア役を演じるのは知念里奈。「中学3年生の息子が仮面ライダー大好きで、私もたくさんのベルトをそろえてきました。次男が今2歳で、ライダーに目覚め始めていて、毎週日曜朝に一緒にテレビを見ています。お声がけいただいた時は、これは株を上げられるなと、うれしく思いました」と母親としての顔をのぞかせ、「子どもを持つすべてのお父さん、お母さん、一緒にライダーを応援しましょう！」と呼びかけた。
そして会見では、主題歌＆エンディングテーマを担当する東京スカパラダイスオーケストラのメンバーが登壇。作詞を担当する谷中敦は「これまで数々のビッグアーティストが手掛けてきた、仮面ライダーの主題歌をやらせてもらるのは本当に光栄です。歌詞を作成している時がコロナで自粛中で、みんなに会えない中で人と人をつなげていく絆というのは「思い」だったことに気付きました。人の思いは時空を超えるのを感じていただければ」と、楽曲に込めた思いを明かした。今回、スカパラとタッグを組むゲストボーカルは後日発表とのことで、谷中は「日本を代表するスタイリッシュな人が歌ってくれています」と期待感をあおった。
さらに、2005年の「仮面ライダー響鬼」以来となるエンディングテーマも併せて発表され、作曲を担当した加藤隆志は「エンディングテーマは仮面ライダーセイバーの“変身音”から始まるんですが、変身後の戦いのシーンをイメージしながら作曲しました。子どもたちにも覚えやすいメロディーだと思うのでたくさん歌ってほしいです」と述べた。
また、テレビ放送を前に、早くも配信オリジナル作品の制作も発表となった。「仮面ライダーセイバー」スピンオフは、TELASAで独占配信予定とのことで、こちらも続報が待たれる。
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