池田エライザが「おいしかった」と語る、三浦春馬と台湾で食べたワンタンスープが忘れられない!?2018/08/23

今秋、動画配信サービス・Paravi(パラビ)が初めてオリジナルで制作する、水川あさみ、池田エライザ、尾野真千子、三浦春馬出演のドラマ「tourist ツーリスト」が放送、配信される。同ドラマは、悩みを抱えた3人の女性が、バンコク、台北、ホーチミンの各旅先で、旅を続けているミステリアスな男性・天久真(三浦)に出会い、本当の自分を見つけ出すヒューマンストーリー。

第1話はTBS系で9月28日(深夜0:35)、第2話はテレビ東京系で10月1日(深夜0:12)、第3話はWOWOWで10月7日(深夜0:30、いずれも時間は変更の可能性あり)と、史上初の3局をまたいで放送され、Paraviでは各話放送後に未公開シーンを含むオリジナル版が独占配信される。第1話のバンコク編を水川、第3話のホーチミン編を尾野が演じるが、このたび第2話の台北編で女友達と独身最後の思い出旅行をする津ノ森ホノカ役の池田が取材に応じた。

池田は「ホノカと私は、かなり違った部分が多いというか、いい意味でホノカちゃんは、与えられたものを楽しむ力がある。与えられたものに全力で取り組むというか、そこに時間をかけるのが苦じゃない性格なんだなって。私も仕事の面では同じなのですが、私生活ではいろんなことを考えてしまって、あんなに『楽しむためにはこっちだ』という選択を取れていないなあと思う部分があったので、ホノカを介して自分も楽しむことができたらいいなと思いました」と、自分との違いを述べた上で、「絶望をしないというのが2人のすてきなところだと思うので、それは私もお芝居をしている中で、台北の街並みとか開けた感じとか、ネオンの感じがそうさせてくれるのかもしれなかったんですけど、自分も開放的な気持ちでいれた気がします」と役に向き合えた心境を明かした。
オール台湾ロケの今作で、思い出に残ったことを聞かれると、「思い出を作れなかったことが思い出ですね(笑)。もうドタバタで、劇中でもドタバタしている通り、やっぱり向こうのチームとこちらのチームで協力し合えた分と、時間という制約がある中でなかなかうまくいかなかったりということもあったんですけど。そのおかげで『また行きたいな』って思えたというか(笑)。台湾を好きになれたし、もう1回確かめに行きたいと思っています」と、タイトなスケジュールだったことを吐露。そして「撮影のことでいうと、照明の色味が独特だったというか。結構赤がハッキリしていたりとか『tourist』の世界観を作り上げてくださってるなっていうのは、すごく感じました。現場で作ってくださる照明が『あ、このシーンでここまで赤くするんだな』とか。そのおかげで、また新しいお芝居、新しい気持ちになれました」と語った。
さらに、台湾での食事については、「『すき家』をめっちゃ食べてた(笑)」そうで、プロデューサーから「ワンタンスープは?」と促されると、思い出したように「あ、ワンタンスープおいしかった」と目を輝かせた。「劇中にも出てくるんですけど、大男に捕まってしまうところで後ろに映っているワンタンのお店があって『ああ、おいしそうだな』って思ってたら、春馬さんが『空き時間だし、ちょっとみんなで食べに行かないか』と、おっしゃってくださって。みんなで並んでワンタンスープを食べました。おいしかったです。本当のツーリストがしたいです。おばちゃんが私のことを覚えていてくれてたら、またワンタンマシマシで食べちゃう」と、三浦らと味わった台湾の美味を振り返った。
その三浦に関しては、「春馬さんとちゃんとお話ししたことが今までなかったので、どういうふうにしようかなと思ったんですけど、(演じる)真としても春馬さんとしてもどこか崩しにいけたらいいなというか。振り回される側なんだけど、ちゃんとホノカが振り回したいなという、そういうことは考えてましたし、やっぱり先輩ですし最初は緊張していたんですけど、お芝居にすごく真剣な方なので、お芝居の話をするとすごく話しやすくて。すごく簡単な言葉で言うと『やりやすかった』というか、隔てがないというか、どんな方にもチームとして接してくださるので、本当にすてきだと思いました」と印象を話している。
そして、「面白いなと思ったのは、最初に会ってカフェで話しているシーンが会話劇なんですよ。あまりせりふでお芝居でというより、私も春馬さんもまだお話しをする前の撮影だったので、そこで本当に仲良くなれたらいいなという気持ちでやっていて、ポンポン会話が弾むし、早すぎるんじゃないかというくらい自由な間でお芝居していたら、春馬さんが『楽しい』っておっしゃってくださって。あまりこういう早い会話劇は今までなかったかもしれないということで『こういうのも楽しいね』って。それは私もすごくうれしかったですし、逆に私は今まで、そういう会話劇みたいなのが意外と多かった気もするので『なんか楽しいよな、分かる分かる』って思いました」と呼吸の合った芝居ができたことが心地よかった様子。

第2話を担当したのはスミス監督。「別のドラマでもおなじみの面子というか。あまり監督を追い詰めないようにとかしてましたけど(笑)。スミス監督の中でも『こういう画(え)が撮りたい』というのがあると思いますし、それにプラスアルファ自分が提案できればいいなと思っているので、スミスさんにも仕掛けていく、春馬さんにも仕掛けていく、そういう好戦的な姿勢で、お二人には臨んでいたと思います」と回顧。「カット割りをする前に勝手に動き回って。屋上で、それぞれ抜けによって台湾のいろんな表情が見えるというのもあったので、この時はこれがバックにあったら、ここのメッセージが深くなるし。この時に、こういうところにいることによって、ちょっとはかない言葉のやりとりや揺れそうになってるようなところが描けたらいいなというのがあったので、勝手にウロチョロウロチョロして、それを追って撮ってくださいました」と、息の合った監督やスタッフだからこその撮影であることをうかがわせた。
第1話、3話については「やっぱり、私も台湾に行って、台湾に流れる空気があって、そこだからこそできるお芝居があるなというのはすごく常々感じていたので、水川さんだったり、尾野さんだったり、本当にいろんなお芝居を見させていただいて、日頃からすてきだなって思っている方々がその土地に行って、また、どういう顔をされるんだろうというのは個人的にすごく気になります。そして、一緒に共演した春馬さんが、また別の土地に行った時にどういう顔になるのかっていうのも、すごく気になります。あと『tourist』は、その国の風習などを入れるので、ホーチミンとバンコクの風習は早く見たいですね」と、放送と配信を心待ちにしている。
最後に、「毎回、テレビで放送されることが前提の動画配信しか出たことがないのですが、そこに需要がある時代になっていますし、どちらかというと日本は遅いといわれている国ではあると思うんです。なので、そういう試みをしていくという姿勢は、今世界がどこに向いているのかを学ぶ上で、すごくすてきな姿勢だと思います。なぜ需要があるのかとか、こうすることによって何が生まれるのかというのは、自分が体験してみないと分からないことなので。もちろん、映画館で見てもらう映画もすごく大切には思っていますが、少し国境がなくなって、好きな時間に自分の手元で見られるというのは、今のニーズにすごく合っているんじゃないかなと思います」と、動画配信の今後の可能性に期待を寄せ、取材を締めくくった。
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