「どうする家康」山田裕貴&杉野遥亮&板垣李光人&北川景子が家康行列に参加。松本潤は撮了に「ただただ感謝の気持ち」2023/10/30
NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00ほか)に出演する山田裕貴、杉野遥亮、板垣李光人、北川景子が、10月28日に愛知県・岡崎市で開催された「家康行列」に参加した。
松本潤が主人公・徳川家康を演じる「どうする家康」は、誰もが知る歴史上の有名人である家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当している。
「家康行列」は、江戸時代に本多忠勝をまつる映世神社(現・龍城神社)の祭典として、岡崎藩武士が隊列を組んで戦法を鍛錬した儀式が起源といわれ、戦後一時中断したが、昭和34年の岡崎城復元とともに再開された。
4人は、家康や家臣などに扮(ふん)した市民ら総勢約600人の隊列の最後を飾る「特別出演者列」として参加。本多忠勝役・山田、榊原康政役・杉野、井伊直政役・板垣は馬にまたがり、また、茶々役・北川は花車に乗って登場。山田の「出陣じゃー!」を合図にスタートし、事前に申し込みに当選した沿道の7000人の方に手を振り、北川の「ばーん」で大きな歓声が上がる場面もあった。
行列参加後は、乙川河川敷のトークショーにも出演。山田が岡崎市の郷土料理の「鬼まんじゅう」を紹介したほか、杉野は、三河弁について「『岡崎』のイントネーションが難しかった」などとコメント。北川は、ドラマで茶々が初登場した時、「ばーん」と言いながら火縄銃を撃つまねをするシーンがあったことにちなみ、行列に小道具の火縄銃を持って参加。観客に向けて火縄銃を構えたことに触れ、たくさんの方々の声援がうれしくて「ばーん」と何発も打ってしまったと笑顔を見せた。それに対し、板垣が後ろの歓声が大きくて何をやっているのか気になっていたと返すなど、会場は大いに盛り上がった。トークショーの最後は、市民有志による「えびすくい音頭」の披露、フィナーレは三河花火で締めくくられた。
また、およそ1年5カ月にわたる「どうする家康」の撮影が10月26日に終了。家康の生涯を演じきった松本と、制作統括を務めた磯智明チーフプロデューサーからコメントが寄せられた。
松本は「最後のカットを撮る前、一度スタジオを出ると、クランクアップを祝うため、たくさんの共演者の方が集まってくださっていました。その顔を見たら感動して集中が切れそうになったのですが、ここまでみんなで作ってきた作品の有終の美を飾るため、気持ちを込めながら最後の撮影に臨みました」とクランクアップ直前の出来事を明かし、「クランクアップの瞬間に湧き上がったのは、ただただ感謝の気持ちです。この作品のテーマである『チームプーイ』を長い時間かけて築き、チーム全員で一つの作品を創ってきたんだとあらためて感じ、皆さんに心からの感謝を伝えたいと思いました」と告白。
加えて、「撮影の前半は『どういうチームの形にすべきか』をすごく考えましたし、引いた目線で現場を見ていました。でも後半、瀬名を失い、信長が亡くなるあたりから新たなフェーズに入って、自分の芝居や、古沢良太さんの脚本と向き合うことによりフォーカスすることができたと思います。これは1年以上一つの役をやり続けなければできないこと。チームに対して、家康が成長して変わっていくさまを見せたかったし、どれだけ新鮮で面白い表現にチャレンジできるか、勝負したかった。どこまでできたかは分かりませんが、古沢さんの脚本とスタッフの皆さんの力で、今までとはまた違った家康像が出来上がったんじゃないかなと思います」と、長かった撮影を振り返る。
そして、「ここまで見てくださった方々、本当にありがとうございます」と視聴者へも感謝を述べ、「ここからよりスピード感が上がり、よりドラマチックになり、本当に面白い終盤戦になるはずです。ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと、切に願います」と呼び掛けている。
磯チーフプロデューサーは「ついにクランクアップを迎えました。明日から、この熱い現場と会えなくなるのは、とても寂しいです。三河家臣団に負けないくらいの団結力を誇る出演者、スタッフの皆さんともお別れです。本当に本当にお疲れさまでした」と出演者、スタッフをねぎらう。
続けて、「古沢良太さんの描く徳川家康は人間味にあふれ、大きな出会いと別れを繰り返し、成長を重ねていく物語に引き込まれました。連載漫画を待ちわびる少年のような気持ちで毎回、台本を受け取りました。この家康の生涯を演じきった松本潤さん、大役を担っていただき、ありがとうございました。年を重ねる中で、白兎(うさぎ)から狸(たぬき)へと変貌する家康。常に誠実に責任感を持って役に向き合う姿勢は、家康そのものでした。スタジオに向かう松本さんの背中に、天下泰平という重責を背負い続けた家康を重ねたこともありました」と松本に賛辞を送る。
また、視聴者に向けて、「放送は、関ヶ原の戦い、大坂の陣と大きな山場は続きます。最終回(12月17日放送予定)は15分拡大版(60分尺)、“松潤家康”の最後にぜひご期待ください。そして、11月10日放送の『あさイチ』(月~金曜午前8:15)の『プレミアムトーク』には松本潤さんが生出演します。撮影を終えたばかりの松本さんが何を語るのか、ご覧いただけると幸いです」と語っている。
関連記事
- 松本潤とは意外にも初共演! 石田三成役の中村七之助「神様はここまで待っていたんじゃないかと思う巡り合わせ」
- 「どうする家康」松本潤&岡田准一、富士山を望み充実の静岡ロケ! 今後は本能寺の変に向かって家康が“第3形態”へ
- 「どうする家康」ムロツヨシ、“家康”松本潤との最後の会話シーンは「あえて2人っきりで話す時間を設けて、台本を変えさせていただいた」
- 山田裕貴、「どうする家康」で演じる平八郎と叔父・本多忠真との別れに「平八郎が初めて負ったのは、傷ではなく愛情だったと感じたシーンでした」
- 杉野遥亮、撮影序盤は怖くて緊張していた!? 「どうする家康」でひょうひょうとした榊原小平太を好演中!
- 大河ドラマ「どうする家康」
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆