「ワンルームエンジェル」上杉柊平が天使役・西村拓哉のお弁当を二つ食べる姿に“キュン♡”2023/10/19
MBSほかで本日10月19日にスタートするドラマシャワー「ワンルームエンジェル」(木曜深夜1:29)の放送直前イベントが行われ、ダブル主演を務める上杉柊平と西村拓哉(Lil かんさい)が登壇した。
「ワンルームエンジェル」は、ヤカラ男&天使の不思議なシェアライフを描いた、はらだ氏による同名コミックが原作。趣味なし、友人なし、恋人なし、生きる価値なし…、惰性で毎日を送っていたコンビニエンスストア店員・幸紀(上杉)は、うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、遠のく意識の中で、真っ白い羽の美しい天使(西村)を見る。お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して帰宅してみると、そこにはあの時の天使の姿が。天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつも、記憶もなく飛べないというのを不憫(ふびん)に思い、幸紀は天使をしばらく家に置くことにする。突然始まった奇妙な同居生活だったが、天使との日々は死んだように生きていた幸紀の心に、ある感情を芽吹かせていく。
上杉は演じたキャラクターと役づくりについて、「空っぽの状態から始まる役だったので、その“空っぽ”っていうものをどういうふうに表現して、どう理解してもらうかっていう部分と、その中でも天使との会話は進んでいくので、コミカルな会話だったりがあるんですが、距離が近くなりすぎないような細かい口調やしぐさ、目線だったりはすごく意識して。そこからどうやって終わりに向かっていくのか、台本を最後までいただいている中で、展開のつけ方みたいなことは、監督や西村くんと細かく話しながら、意識して作っていきました」と解説。
続けて、「1話から最終話まで一気に見ていくと、2人の生きるということに対しての考え方が変わっているようにお芝居していったので、そういった変化がこの作品の一つの魅力。見る方にとっても自分に重ねられる部分がたくさんあるかなと思います」と、全体を通して視聴してほしいとアピール。
劇中と同じく天使の羽をつけて登場した西村は、「変わった役柄ですよね。(撮影中は普通だったが、今は)羽が恥ずかしいです。変ですよね」と照れつつ、「ポスターを見てもらうと、一見僕が受け手なのかな?と思うんですが、話が進んでいくと実際そうでなくて、どちらかというと僕が幸紀さんにキーワードとなるような言葉を投げかけて物語が進むので、そういう大事なセリフは監督さんたちと相談しながら進めていきました。カメラ目線で言ったりするシーンはこだわって作ったので、注目してほしいなと思います」とポイントを伝えた。
作品には、幸紀の母・あり紗役で長谷川京子、幸紀が働くコンビニエンスストアの店長役でおいでやす小田、物語の鍵を握るA君役として田中洸希(SUPER★DRAGON)らが出演。「すごくお奇麗でした」と表する長谷川との撮影前には、撮影場所となったワンルームはエアコンなしで撮影していたため、とても暑く「こんなところに呼んでいいのか!?」と西村と共に話していたという上杉。「長谷川さんは、まさにあり紗というか。強くて、心(しん)があって、でも愛があるというお母さまをすてきに演じてくださって、心強かったです。それまではずっと2人のシーンだったので、初めてほかの人が来たのがあり紗さんで、ほっとした気持ちになって。それはやっぱり母親の役としての長谷川さんが、素晴らしかっただからかなと思います。強くてすてきな女性でした」と称賛。西村も「長谷川さんが来たら部屋の空気がよくなった。男まみれの現場で、空気が悪かったのですが、長谷川さんのおかげで浄化されました」と言って笑った。
また、小田との共演に関して、上杉は「面白かったです。空き時間もたくさん話してくださったり、撮影では『えー!』とか言うんですけど。テレビの小田さんだと思って。僕、刺されて倒れてるんですけど、笑っちゃってNGになったり(笑)」と、撮影時のエピソードも明かした。
さらに、西村が、親友役の田中との共演時に人見知りしてしまったと反省すると、上杉が「人見知りとか出ちゃうの? 俺の時はなかったけど」と指摘。西村は「そうですね。スタッフさんたちにも失礼なくらい(人見知りが)なかったんですけど、学校のシーンは同世代の子たちが集まっての撮影だったので、少しだけ緊張しました」と語った。
互いに初対面の時の印象を問われると、上杉は「本読みで、『おはようございます』とリュックサックを背負って入って来た時は、かわいい、わんぱくな子が来たなと思って。でも、本読みが始まると、声のトーンが急に変わるし、天使そのものだなというのを僕はすごく感じて、楽しみだなと思ったのが第一印象でしたし、ワクワクしました」と回顧。
一方の西村は「お話をいただいてから、YouTubeとか、ドラマも拝見させていただいてたので、本当に見たまんまのイメージ通りの渋くて優しい人でした。“渋くてクール、だけど意外に優しい”とか言いますが、本当にその通りで、何もギャップなく、びっくりしなかったです。ただただいい人でした」と好印象の中、撮影に臨めたことを喜んだ。
劇中では、天使が近くの人間と感情を“シェア”できることにちなみ、お互いの感情がシェアできるのか、回答の一致を目指してお題に答える「以心伝心判定テスト」を実施。2人は「あんなに一緒にいたからできるよね。朝から晩まで」(上杉)、「嫌になるぐらいいましたよね」(西村)と自信満々に企画がスタート。
最初のお題「第1話で一番好きなシーンは?」では、上杉が「2人の関係が始まる天使が舞い降りてくるスタジオでのシーン」、西村が「屋上でのシーン」を挙げて不正解。西村は、撮影時は分からなかったものの、コミカルなテイストに仕上がっていて印象に残っていると話した。
続いてのお題は「撮影中、一番笑ったNGといえば?」。答えを合わせるために、西村が自分の答えについて「ワンルーム! 食べ物!」などとヒントを出す中、上杉は「スイカ」、西村は自身がロボットのような口調になってしまったという「ケーキのシーン」と回答。
「スイカ」と答えた上杉は、西村がスイカの種を部屋に飛ばすシーンがツボにハマってしまったそうで、「種だけでなく身も出ちゃったりして。その行動が横暴すぎて笑っちゃいました。次の日に床から種が出てきたり…」と暴露すると、西村は「種と一緒に身も出したなんて、最低ですね。俺のブランディングが…!」と慌てていた。
そして、最後のお題は「上杉が西村にキュンとした瞬間は?(西村は自分がキュンとさせられたと思った瞬間)」で挑戦。上杉は「個人的にいいなと思うところを書きますね」と、「お弁当を二つ食べるところ」と回答。現場でほかのものも食べながら、弁当を2個食べる西村を「『いいな、かわいいな』と思っていた」そうで、それがほぼ毎日のことだと明かされると、「毎日自分をかわいいと思っていたということでは? 確かに『あら、あなた、よく食べるね』と言われていた」と西村はうれしそうな表情を見せた。
しかし、西村の答えは「柊平くんのデニムを自分でデザインしたと当てたこと」。上杉が花の柄が入ったデニムをはいていた際、どこのブランドのものかと話すスタッフの中で、西村は、上杉が自分でリメークしたものだと予想。するとそれは正解だったそうで、「あら、あなた、僕のことよく分かっているわね~って感じだった」と言い、「『あら、あなた』という部分は一致していますね」と観客に同意を求めるも、反応は薄くこちらも不正解。
ここで、西村が「上杉をかっこいいと思ったところ」を尋ねられると、西村は「屋上のシーンで柊平くんの上に乗っかるシーンがあって、たくさん食べたのにしっかり支えてくれたのがカッコよかったです!」と返答。
さらに、「お互いの意外な一面」に関して、西村は「すごくストイックでクールな方っていうイメージだったので、撮影現場で足を引っ張らないように、撮影前からめちゃくちゃセリフを入れてクランクインしたんですが、撮影2日目ぐらいに柊平くんが『あー、もうセリフ覚えらんない』って台本をポイッとして寝ていたのを目撃して。なんかよかったって思いましたし、それがギャップでした。撮影前に1週間先のセリフまで入れていたけど、撮影が進む中で徐々にストックがなくなって、不安でいっぱいだったので、それで結構気が楽になりました」と言われ、上杉が「間違えてもいいんだよ、という空気をつくってあげたんです」と苦笑い。
そんな上杉は、西村に対し「天使として初めて会ってるから、まろやかで純白さをイメージしたんですが、いい意味でちゃんと言うことは言う。意見をちゃんと持っていて、心(しん)もあって。この年でたくさん働いているから、いろんなことを考えて、地に足ついてしっかり上を見ている子。しっかりしていないと思っていたわけでないですが、思っていた100倍以上しっかりしている子だった」と明かすも、西村が「僕、しっかりしてないで通ってるんで」と返すも、「しっかりしていないところもいっぱいあるんだよ。距離の詰め方とか、抜けてるところもあるけど、仕事をする1人の役者やグループ活動についてしっかり考えていた」とその姿勢に感心した様子。西村は「ちょっと営業妨害ですけど(笑)、しっかりしてないと思われてるので。でも実は、もう僕も20歳なのでね」と照れた。
そして、話は企画へと戻り、一問も一致しなかったことから、西村からの提案で「好きなおにぎりの具は?」で挑戦。「僕が回答を合わせます!」と意気込む西村は、「ヒントをください!」とお願い。上杉がジェスチャーで答えるものの、上杉は「しお」、西村は「かつお」とやはり不一致。しかしながら、和気あいあいとしたやりとりを続ける2人は、撮影中は「とても自然で気を使わない関係だった」と振り返った。
最後に、上杉が「今日こうやって2人で話していたような関係性が見え隠れしている作品になってると思います。空っぽな者2人がどうやって生きる意味を探して、相手のことを大事にして過ごしていくか。天使という少し突拍子もない存在ですけれども、意外と見てみるとそんなことなくて、『自分の身近に天使のような人っているよね』『こういう人がいたらいいよね』『自分って幸紀だな』とそういうパートがいろいろあると思います。そういう細かい変化みたいなものも、チーム全体で本気でみんなに届くように、細かいことを丁寧に作り上げてきたので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。たくさんの人に見ていただきたい作品になっているので、広めていただきたいです」と呼び掛けると、西村がファンについて「広めるの得意ですよ、広める仕事をしています」とその拡散力を期待。
あらためて西村は「こんなセリフ量はもう二度とないんじゃないかというぐらい、たくさんのセリフをいただいて、とてもぜいたくでした。何か特別な大きなイベントがあるわけでもなく、2人の毎日、日常がメインになっている作品です。1話逃してしまうと少しもったいないというか、関係性が少し変わっているような感じになっておりますので、ぜひ毎話逃さず見ていただきたいです。全シーン全カット、全力でこだわって撮っていますので、2人の関係性ももちろん、そういったこだわった画も注目しながら、僕の初主演の作品となりますので、『ワンルームエンジェル』すてきな作品に仕上がったと胸を張って言えます。どうか楽しみに全話を見ていただけたらなと思います」と、誠心誠意撮影に挑んだことを伝え、イベントを締めくくった。
なお、「ワンルームエンジェル」は、テレビ神奈川(10月19日スタート 木曜深夜1:00)、群馬テレビ(10月24日スタート 火曜深夜0:30)、とちテレ(10月25日スタート 水曜深夜1:00)、テレ玉(10月26日スタート 木曜午後11:00)、チバテレ(10月26日スタート 木曜午後11:00)でもオンエア。Huluで見放題配信、TVer、MBS動画イズムで1週間の見逃し配信をする。
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