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吹越満、津田寛治、栁俊太郎、マイコ、玉山鉄二らがクライマックスへと向かう「どうする家康」に出演2023/09/15

吹越満、津田寛治、栁俊太郎、マイコ、玉山鉄二らがクライマックスへと向かう「どうする家康」に出演

 吹越満、津田寛治、栁俊太郎、嘉島陸、TAKAHIRO、川島潤哉、田山涼成、哲夫(笑い飯)、井上祐貴、マイコ、玉山鉄二が、NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00ほか)に出演することが発表された。 

 松本潤が主演を務め、徳川家康を演じる「どうする家康」は、誰もが知る歴史上の有名人である家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当している。

 吹越が務めるのは、織田信長(岡田准一)の死後に豊臣秀吉(ムロツヨシ)と和睦し、五大老の1人として君臨する毛利輝元。秀吉の死後、家康に対抗して政権の主導権を狙う野心家で、石田三成(中村七之助)に呼応して挙兵し、関ヶ原の戦いで西軍総大将を務める。そして、戦国の雄・上杉謙信の後継者で、秀吉に臣従し、越後から会津へ転封となるも、五大老の1人として存在力を高め、秀吉の死後は家康への対立をあらわにしていく上杉景勝役は津田。幼き頃から秀吉に重用され、五大老の一角となり、唐入りでも目覚ましい働きを見せた名将・宇喜多秀家役を栁が担う。

 吹越は「歴史に詳しくなく、その時代の言葉や所作についてあまり知識のない僕にとって、大河ドラマへの出演はこっそりビクビクなのです。やってはいけないことやってしまわないように、事前のリハーサルは手を抜けない。すべては監督の指示やスタッフの助言と知識・技術なくしては成り立たない。秀頼の子役の重松(理仁)くんの方がよほど貫禄あったっす。僕が毛利輝元に見えていたらスタッフのおかげ、ホントに感謝です。もし駄目だったらごめんなさい」と、ほかの作品とは違う大河ドラマならではの思いを感じながら、撮影に臨んだことを伝える。また、「過去の大河ドラマでは、僕の役はお公家さんというか麿というか、なよなよした弱っちいキャラクターが多かったのですが、今回は武将。鎧(よろい)を着けてのあぐらはきつかったぁ。股関節が痛くって。もともとあぐらが苦手なんですが、そんな僕の隣にいた津田寛治さんは、スタッフさんにこっそり小さな座布団を手配してくれたの。正座やあぐらをするとき足が痺れないように使うヤツをね。優しいなぁ。津田さんとの刑事以外の役での共演は楽しかった」とエピソードを明かしている。

 津田は「上杉景勝は、謙信の息子というイメージが強く、エリート武士なのかなと思っていましたが、今回演じさせていただくにあたって、監督さんとお話を重ねるうち、野性的で骨太な一面をもつ武将であることが浮き彫りになりました。そんなふうに荒々しくも、それだけではないクレバーな一面も持つ景勝を目指しました」と役づくりに触れ、「徳川家康の人生は、今の時代を生きる若い人たちにシンパシーを感じさせるのではないかと思います。ティーンエイジャーにも見やすく作られている『どうする家康』を日本の若人がご覧になることで、自国のこれからに思いをはせていただけるのではないかと期待しています。若人のカリスマである松本潤さんが晩年の家康をどう演じるのか、とても楽しみです」と期待を寄せている。

 栁は「大河ドラマに出るということは役者をスタートしてからの目標の一つでもありましたし、小さい頃から祖父母と共によく拝見していたので、とても感慨深く思います。『新選組!』や『篤姫』などが特に記憶に残っています」と初出演となる大河ドラマへの思いを口にし、「宇喜多秀家という武将にもともと持っていたイメージとしては、小早川秀秋に裏切られ島流しに遭ったという大まかなことしか知らなかったのですが、今回演じるにあたっていろいろ調べてみて、その後の物語なども、とても魅力的な武将だなと思いました」と演じる秀家の印象を語る。加えて、「五大老の中で圧倒的に若い武将なので、共に五大老を演じる先輩方の迫力に終始圧倒されています。あの緊張感の中でのお芝居はとても刺激になりました。五大老のほかにも、特に石田三成役の中村七之助さんとのお芝居が多いのですが、七之助さんのお芝居にはとても感動いたしました」と、学びの多い現場となったことを伝える。

 また、秀吉の正妻・寧々(和久井映見)のおいで、関ヶ原の戦いでは戦況の鍵を握る小早川秀秋役を嘉島。“直江状”で知られる、上杉景勝の参謀・直江兼続役をTAKAHIRO。豊臣家直参で、秀吉の死後は秀頼の側近として仕え、茶々と家康の対立で胃を痛める片桐且元役を川島。臨済宗の高僧にして、幕府政治の裏側で暗躍するフィクサー・金地院崇伝役を田山。並外れた知力の儒学者で、家康ブレーンに抜てきされる林羅山役を笑い飯・哲夫。徳川新時代を支える“イカサマ師”本多正信(松山ケンイチ)の息子・本多正純役を井上が演じる。

 嘉島は「『どうする家康』は、一視聴者として見ていたので、この作品に参加できることはとてもうれしく光栄でした。それも関ヶ原の戦いで戦況の鍵を握る小早川秀秋役、とてもワクワクしています。小早川秀秋の人物像ですが、幼少期に秀吉の後継者候補として見られていただけの資質を持ち合わせており、また秀頼誕生の前と後で秀吉から手のひら返しを受けたことで、どこか屈折した一面も秘めている印象でした。緊張が大きいですが、関ヶ原での決断に影響を与えた秀秋の生い立ちを胸に秘めながら撮影に臨みます」と役柄を分析し、意欲を持って撮影に挑む。

  TAKAHIROは「直江兼続は、権力や利益に流されず、信念と義を貫く胆力ある偉人の印象があります。組織のNo.2でトップと対等に政治を動かせる決断力を持ちながら引きどころを心得ている。私自身普段の活動で同氏と近い立ち位置で物作りをすることが多くあります。そしてほとんど同じ年。なので、強い親近感を感じました。同時に、気骨あるその生き方に憧れを強く抱きました」と兼続の印象を話し、「演じるにあたり、個人としての思いと、側近としての考えの二つの気持ちの持ち方を大切に心掛けました。津田寛治さん演じられる上杉景勝と同じ時間を過ごせたことに心が熱くなりました」と撮影時の心境を告白。

 これまで、大河ドラマでは「平清盛」で舞踏シーンの振り付けを担当。「カマキリ舞」のアオハカムラの人物を演じているが、セリフのある“役者”としては今回が初出演となるTAKAHIRO。「大河ドラマに関わってきて抱いた印象は『見えない設定部分が膨大ですごい!』でした。それはドラマの中のリアルさの追求でした。例えば平清盛で『一風変わった村で踊られる舞の創作』をした時のことです。『こんな踊りがあったらドラマとして面白くない!?』という発想からのオファーなのかと思ったら、違いました。『あの時代、隣の国から海を渡り集落を形成し独自の文化を形成した村がありました。そこではカマキリ舞というものが存在することが分かりました。文献を幾つも調査しここまで判明しましたが、ここで行われた舞の手法は見つからなかった。なのでこの部分を創作したい。この場所の地形は…文献から想定される衣装は…手には…」と、とても繊細に歴史を愛し文学して、そこから生まれるロマンの上で作品が成り立っていることを知りました。今回の『どうする家康』も同じくです。リアルとロマンの追求が大河スタッフの魅力だと思っております」と熱く語っている。 

 川島は「片桐且元という人物の詳細以前に、『真田丸』で同じく片桐を演じられた小林隆さんのお顔がまず思い浮かびました。『鎌倉殿の13人』で唯一人、ひょんなことから連絡先を交換させていただいた大先輩で、不思議なご縁を感じております」と明かし、「お話をいただいてから片桐についてさらに調べると、徳川・豊臣両家の間で翻弄(ほんろう)された苦しい立場にも見えるし、どこか達観した立場から冷徹に政治的判断を下しているようにも見えて、その振幅もこの人物の魅力の一つなのかなと思います。豊臣方と徳川との“板ばさみ”に遭う片桐ですが、その根本には当然、手を取り合うべき徳川に対する冷静な判断と、守るべき豊臣方の、その象徴としての茶々、秀頼への忠誠や畏怖があったのだと思います。“板ばさみ”に合いそうなキャラクターからではなく、両者への姿勢をまず、しっかりと身に引き込んだうえで臨めば、自然と胃も痛くなろうと考えています。また、片桐は右往左往しただけではなく、自ら一つの大きな決断をするわけで、そこに至るまでの過程を見ている方に想像していただけるよう、しっかりと演じたいと思います」と人物像を丁寧に分析し、撮影に臨む。

 田山は「金地院崇伝という名前を、これまで僕は聞いたことがなかったのですが、崇伝は自分が家康の信頼を得ていることは重々承知していて、大きな権力を持つ家康の知恵袋なんだという自負もある男だと感じています。まあ、そう勘違いしているだけかもしれませんけれど(笑)、誰に対してもはっきりものを言うような、そういう第一印象を持ちました。家康の政治顧問で、今でいう高級官僚、キャリアのような人間だと聞いているので、舞台のように強い発声で、声をガッと前に出すような演じ方がいいのかなと思っています」と役柄と演技プランについて触れ、「それが崇伝の自信の表現にもなればなと。最近の映像作品で主流のお芝居とはちょっと違うので、『僕だけ古い芝居になってしまうかも?』という不安もあるんですけれど、そういう芝居は僕の中で、ある種『大河ドラマらしさ』にも通じるように感じています。あと、僕は顔立ちが柔らかめなので、わりと“いい人”の役をいただくことが多いのですが、今回、悪役とは言いませんが“フィクサー”とのことで、そこも楽しみですね。自分の顔に負けないように、“フィクサー”を強く演じたいと思っております」と意気込む。

 松本との共演回数も多い田山。「もともと松本さんとは、『ごくせん』(日本テレビ系)というドラマで、彼が生徒役、僕が校長先生で初めて共演しました。その後、映画『ピカンチ』では親子役もやっています。どう考えても、松本さんが僕の子どもとしては生まれて来ないだろうと思うんですが(笑)。そんなふうに若手の頃から見てきた松本さんと、今回はまた時代劇、大河ドラマという新しい場所で共演できることがうれしいですね。『どうする家康』の中でも、第1回の頃『どうすればええんじゃー』と叫んでいた姿から、最近の放送で見る家康は別人のように変わりました。松本さん自身が、役者として大きく変化しているのが伝わってきていますので、とにかくご一緒するのが楽しみです」と、成長した松本との本作での共演にも期待を寄せている。 

 初大河ドラマ、林羅山役へのオファーに「とても偉い人なので恐縮します。『山河燃ゆ』の時から大河ドラマを見ているので、松本幸四郎さんになった気分でした」と心境を明かす哲夫は、「自分の23歳を思い出しますと、まだまだゴールド免許でもなかった時分ですので、どこまでできるかは分かりませんが、もう十分にゴールド免許を所持しているかのような風格で演じたいと思います。『どうする家康』は初日からずっと見させてもらっているので、その中に映ることができて光栄です」とコメントしている。

 「一つの目標でもあった大河ドラマへの出演。携われると知った時はとてもうれしく思いました」と声を弾ませる井上は、「正純は父・正信を反面教師とし、常に冷静でまず考えてから行動に移すような、まさに『頭脳明晰(めいせき)な若きエリート』という印象です。とはいっても、やはり本多正信の息子。父のようには決してならないと思いながらも、ふとした瞬間に親子を感じられるような何かがあったらいいなと思っています。松山さん演じる正信のお芝居を今一度見て、自分なりの本多正純を表現できればと思っています」と撮影に向け、気持ちを高める。さらに、父・正信、そして演じる松山ケンイチの印象に関しては、「僕の勝手なイメージですが、松山さんと本多正信はどことなく似た部分があるように感じています。見た感じどこかつかみどころのない、時に何を考えているのか読み取れない瞬間があるというイメージです。しかしそれは表面的な話で、内面では常に先のことを考えていて、誰よりも周りを見ている、そんな印象です」と語っている。

 そして、三度目の結婚で家康の息子・秀忠(森崎ウィン)の正室となり、家康と茶々の対立に気をもみつつも、安寧を保とうとする徳川の行く末を託された浅井三姉妹の末娘・江にマイコが扮(ふん)する。大野修理の名でも知られ、豊臣への忠義を貫き茶々と秀頼(作間龍斗)親子を支えた最後の戦国武将・大野治長役を玉山が務める。 

 マイコは「演じる江は、物事に動じない冷静沈着な、強い女性のイメージを受けました。大河出演は(『龍馬伝』以来)13年ぶり、お芝居自体も久しぶりなので、私自身としては、そうそうたる出演者の皆さまの中に飛び込むのは震える思いですが、江のゆるぎなくどっしり構えた姿に力を借りて、夫秀忠公を支える思慮深い江を演じられればと思います」と抱負を述べる。  

 玉山は「茶々を最後まで支えた豊臣の忠義者! ただただ武骨で、ひたすらに心(しん)の強いところをしっかりと演じられたらと思います」と意欲を燃やしている。


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