「この素晴らしき世界」若村麻由美が感涙!「皆さんに支えられながら完走できました!」2023/09/14
本日9月14日に最終回を迎える、フジテレビ系連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10:00)。このほど、主演を務める若村麻由美をはじめとし、キャストが約3カ月間の撮影を終えた。さらに、9月21日には、最終回から1年後の物語を描く「この素晴らしき世界 特別編」(午後10:00)も放送されることが明らかになった。
若村が、主婦と大女優の1人2役を務めた「この素晴らしき世界」は、平凡な生活を送る主婦が、ひょんなことから芸能界で活躍する大女優になりすましながら、二重生活を強いられてしまうコメディー。普段はスーパーマーケットでパートをしており、家では夫と冷め切った関係にある主婦・浜岡妙子(若村)は、ある日を境に大女優・若菜絹代(若村=2役)としてなりすまし生活を送ることになり、未知の世界に飛び込んで、さまざまなトラブルに対応してきた。
最後は、物語のクライマックスで主要人物がそろうシーンを撮影。すべてのシーンを撮り終えると、監督から「ただいまのシーンをもちましてオールアップです!」と告げられ、現場は大きな拍手と安堵に包まれた。この日、同じシーンで一緒にクランクアップした木村佳乃と沢村一樹は、初共演となった若村へねぎらいの言葉をかけ、妙子の夫役を演じたマキタスポーツは一足先に撮影を終えていたが、サプライズで登場。3カ月間夫婦として過ごした若村に花束を渡した。
若菜が所属する芸能プロダクション「曼珠沙華」の社長・比嘉莉湖役の木村は「温かい現場に明るいスタッフの方ばかりで楽しく過ごさせていただきました!」と笑顔で感謝を述べ、妙子が成り済ましていた若菜の夫・水田夏雄を演じた沢村は「麻由美ちゃんとセリフのやりとりをするのは初めてだったのですが、とってもすてきでした。一緒に仕事ができてよかったです」とコメント。そして、若村があいさつをしようとしたところでマキタが乱入。ところが、妙子ではなく若菜のいでたちでクランクアップした若村を見て、マキタは「あれ、(自分の妻の)妙子じゃない!」と拍子抜け。すると「若菜の夫は僕なんで」と沢村が応戦し、記者会見の時から勃発していた“夫対決”が最後まで繰り広げられ、涙と笑いに包まれた。
「伝えたいことは山ほどあるのですが…」と言葉に詰まった若村は、「突然決まった私を温かく受け入れてくださってありがとうございました。勇気だけで来て、今日のこの瞬間を迎えるために毎日目の前のことだけを考えてやってきました。こんな未熟者でダメダメな私を最後まで支えてくださって本当にありがとうございます!」と、涙ながらに共演者や制作スタッフに思いを伝えた。加えて「撮影中、2人の夫にはニコニコスマイルで癒やされすごく支えられましたし、佳乃さんからはクランクイン前に励ましの言葉をいただいて本当にうれしかったです」と語った。体調不良で降板した鈴木京香のことにも触れ、「若菜絹代を演じる際に付けるカツラは、京香さんのために作られたものです。私にとってはこれをバトンのような気持ちで受け継ぎ、京香さんも一緒にゴールしていただいた気持ちでいます。皆さんに支えられながら完走できました。本当に、本当にありがとうございました!」と目を潤ませた。
心配性で現場に早く入っていたという木村は、「どんなに早く入ってもスタッフさんが必ず笑顔で出迎えてくれて本当にうれしかったです。麻由美さんとの共演は初めてだったのですが、麻由美さんにこの作品に参加していただけたことで、無事撮影することができました。勇気に敬服いたします、本当にありがとうございました!」と敬意を表した。
そして、マキタもあらためてコメント。「麻由美さんの妙子とはリアルなやりとりができて、本当にいいお芝居ができたと自負しております。普段は自分の出演作をあまり見られないのですが、このドラマは毎週自分のシーンを楽しんで見ています」と明かし、「微妙なさじ加減や心の機微を妙子とつくることができたのかなと思っています。 少しでも作品に貢献できればと思ってやってきましたが、皆さまのおかげで楽しく撮影できました!」と充実した日々を振り返った。
沢村も「夏の暑い現場だったので大変なことは多かったのですが、スタッフの皆さんが明るいというのはすごく助かりました。僕らの救いになりました、ありがとうございます!」と話した。
最終回。妙子、莉湖、夏雄たちは、沖野島紀明(吉田宗洋)が起こした犯罪を暴露することを決意。陽一(マキタスポーツ)やあきら(中川大輔)、育田詩乃(平祐奈)、蒼井蛍(永瀬莉子)、浅野俊徳(佐戸井けん太)らの協力も得て一致団結して計画を進めていた。若菜の不倫相手で、妙子に助言を送っていたMr. Summer timeこと刃月恭介(椎名桔平)も背中を押してくれている。さらに、妙子たちは暴露サイトを運営するグリフ(久保山知洋)にも協力をあおぎ、動画生配信を決行することに。
しかし、妙子たちの行動はグリフを通じて安原光顕(西村まさ彦)に筒抜けだった。沖野島の犯罪を隠蔽した國東統次郎(堺正章)に事情を話した安原は、同じく裏事情を知るテレビ局専務・堂道(ふるごおり雅浩)に、日曜の夕方に放送されるニュース情報番組のコーナーへ若菜本人を出演させるよう頼む。そこで、現在世間に若菜として顔を出している人物が偽物だと告発させ、妙子たちの計画をつぶすことをもくろんでいた――。
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