バスケ男子日本代表“AKATSUKI JAPAN”注目選手をピックアップ! バスケW杯が開幕【見どころ&放送・配信スケジュール】2023/08/24
いよいよ明日8月25日に、4年に一度の男子バスケットボール国別世界一決定戦「FIBAバスケットボールワールドカップ」が開幕する。大会史上初めて複数国で共催され、フィリピン、インドネシア、そして日本が舞台に。そこで、バスケ男子日本代表“AKATSUKI JAPAN”の注目の3選手をピックアップして紹介する。
◆渡邊雄太
1994年10月13日生まれ。身長206cm。ポジションはスモールフォワード。フェニックス・サンズ(NBA)所属。
チーム唯一の現役NBAプレーヤー。高校卒業後の2013年にアメリカへ留学し、NCAA(全米大学体育協会)1部のジョージ・ワシントン大学でプレーする。大学卒業後の18年、メンフィス・グリズリーと契約してNBAデビューを飾り、田臥勇太選手以来14年ぶり2人目となる日本人NBAプレーヤーに。その後、トロント・ラプターズ、ブルックリン・ネッツを渡り歩き、今年7月にサンズと2年契約を結んだ。
高さと運動能力を兼ね備え、インサイドだけでなく、アウトサイドからのカットインや、3ポイント(P)シュートでも得点できるオールラウンダー。守備力も大きな武器で、献身的な動きと、最後まで諦めず相手に食らいつく姿勢でチームに貢献する。また、今季プレーしたネッツでは主にディフェンス面での貢献が求められたが、その期待に応えた上で3Pシュートの精度を向上させ、一時は3P成功率でリーグトップに立ち、得点力もアピールした。
世界最高峰のリーグで5季にわたってキャリアを積み重ね、プレーの幅を広げてきた渡邊選手は、日本代表の“顔”であり、攻守両面で軸になる存在だ。15日に行われた強化試合アンゴラ戦で右足首を痛め、その後の2試合を欠場したが順調に回復し、初戦に出場することを表明している。母が元バスケットボール日本代表ということもあり、代表チームに懸ける思いは人一倍。前回W杯と東京五輪で1勝もできなかった悔しさを胸に、エースとしてチームを引っ張る。
◆富永啓生
2001年2月1日生まれ。身長188cm。ポジションはシューティングガード。ネブラスカ大学(NCAA)所属。
チーム唯一の大学生で、3Pシュートの名手。通算3P成功数など数々のNBA記録を持つスーパースター、ステフィン・カリー選手(ゴールデンステート・ウォリアーズ)を思わせるプレースタイルから、“日本のカリー”とも呼ばれる。高校卒業後の19年にアメリカへ留学。NCAA1部のレンジャー・カレッジを経て、ネブラスカ大学でプレーをして実力を磨き、今季は1試合平均13.1得点、3P成功率40%をマークした。
高校時代から年代別日本代表に選ばれ、東京五輪には3×3代表として出場し、今回初めてA代表の世界大会に臨む。大会前の強化試合では、アンゴラ戦、フランス戦でそれぞれチームトップの20得点をマーク。アンゴラ戦で14本中・6本、フランス戦で10本中・4本の3Pシュートを決め、その中には3Pラインから遠く離れた位置からゴールに沈める“ディープ3”もあった。2戦とも成功率は40%以上と上々の数字。また、多くのシュートを放ったこと自体が、シューターらしく3Pを狙い続ける姿勢を貫いたことのあらわれでもある。3Pを重視する日本の攻撃において、欠かすことのできない存在なのは間違いない。たとえリードを許しても、富永選手が試合中にシュート感覚をつかみ、連続でゴールを決めることができれば、劣勢をひっくり返すことができる。鮮やかな放物線を描いてネットを揺らし続け、勝利を引き寄せてほしい。
◆河村勇輝
2001年5月2日生まれ。身長172cm。ポジションはポイントガード。横浜ビー・コルセアーズ(Bリーグ)所属。
2022-23シーズンのBリーグで、史上初めてMVPと新人王をダブル受賞し、アシスト王にも輝いた逸材。福岡第一高校に在学していた20年、三遠ネオフェニックスの特別指定選手としてBリーグの試合に初出場。18歳8カ月23日のデビューは、当時の最年少記録だった。東海大進学後はバスケ部に所属して関東大学リーグなどで活躍しつつ、横浜BCの特別指定選手としてプレー。22年に大学を中退し、横浜BCとプロ契約した。
バスケ選手としては小柄だが、飛び抜けたスピードとテクニックを持ち、ドリブルとパスで攻撃を組み立てる。得点力も高く、今季天皇杯準決勝では9本の3Pシュートを決めてキャリアハイの45得点をマークした。また、スピードとフットワークを生かした守備も大きな武器で、相手のボールを奪うスティールも得意。初戦のドイツ戦では、同じポイントガードのデニス・シュルーダー選手(トロント・ラプターズ)とマッチアップすることになる。ドイツの攻撃の起点になる選手であり、彼を調子に乗せると一気に主導権を握られてしまうだろう。できるだけ動きを制限する守備が求められ、その上で自分がボールを持った時は、得点を引き出す効果的なパスも必要。河村選手に課せられたタスクは重要だが、ある程度それを遂行できた時、試合のぺースは日本に傾くだろう。若き司令塔の攻守にわたる躍動に期待したい。
今大会で出場するのは32チーム。まず、4チームずつ8組に分かれて総当たりで対戦する1次ラウンドが行われ、各組上位2チームが2次ラウンド、下位2チームが17-32位決定戦へ進む。来年のパリオリンピックの予選も兼ねており、各大陸連盟最上位など7チームが五輪切符を獲得する。
文/佐藤新
【放送・配信情報】
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」
【地上波】
■日本テレビ系
8月25日 午後9:00~10:54「開幕戦 日本×ドイツ」
※延長の場合あり。
■テレビ朝日系
8月27日 午後9:00~10:54「日本×フィンランド」
8月29日 午後7:54~9:54「日本×オーストラリア」
※8月25日「日本×ドイツ」は、沖縄地区のみNHK総合でも放送。
【配信】
■バスケットLIVE
https://basketball.mb.softbank.jp/
■バスケットLIVE for Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/storefront?benefitId=basketlivejp&ref
8月25日 午後9:10~「日本×ドイツ」
8月27日 午後9:10~「日本×フィンランド」
※ハイライト、見逃し配信あり。
■DAZN
https://www.dazn.com/ja-JP/home
※8月25日~9月10日まで全試合を配信。
※日本代表戦は、全試合日本語実況解説つき。
<開幕日(8月25日)の配信一覧(すべて日本時間)>
【会場】マニラ(フィリピン)
「アンゴラ×イタリア」ティップオフ/午後5:00
「メキシコ×モンテネグロ」ティップオフ/午後5:45
「ドミニカ×フィリピン」ティップオフ/午後9:00
「エジプト×リトアニア」ティップオフ/午後9:30
【会場】沖縄(日本)
「フィンランド×オーストラリア」ティップオフ/午後5:00
「ドイツ×日本」ティップオフ/午後9:10
【会場】ジャカルタ(インドネシア)
「ラトビア×レバノン」ティップオフ/午後6:15
「カナダ×フランス」ティップオフ/午後10:30
※全試合ライブ配信を楽しむための関連コンテンツ「プレビュー番組」も配信。
※ライブ配信については、内容の変更または中止の場合あり。
関連記事
- バスケW杯がいよいよ8月25日開幕! 日本代表、勝利の鍵は守備&3Pシュートの精度【見どころ&放送・配信スケジュール】
- 田中圭がバスケットボールW杯の魅力を語る!「デジタルTVガイド10月号」が発売
- 「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」田中圭、広瀬すずらが日本代表にエール!「思いっきり戦ってきてほしい」
- バスケ男子日本代表“AKATSUKI JAPAN”が練習を公開! メンバーが富樫勇樹のバースデーも祝福
- 藤井風「Workin’ Hard」が日テレ系・テレ朝系共通の「バスケットボールワールドカップテーマソング」 に決定
- Bリーグ新シーズン開幕へ向け、横浜ビー・コルセアーズが新体制を発表
- ますます盛り上がるBリーグの「将来構想」発表! 田臥勇太、富樫勇樹、河村勇輝が“未来”を語る
- Bリーグ2023-24シーズン開幕戦は10月5日「佐賀×琉球」に決定! 日本男子バスケの熱狂は止まらない!!
- 「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」男子日本代表戦ほか全試合、DAZNでライブ配信決定!!
- W杯&新シーズンへ! 日本男子バスケがますますアツく華やかに!! 2022-23シーズン優勝は琉球、河村勇輝がMVP&新人賞のW受賞
関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆