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黒木華、井川遥、小日向文世が鈴木亮平主演「下剋上球児」に出演2023/08/14

黒木華、井川遥、小日向文世が鈴木亮平主演「下剋上球児」に出演

 黒木華、井川遥、小日向文世が、TBS系で10月にスタートする連続ドラマ「下剋上球児」(日曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。

 鈴木亮平が主演を務める「下剋上球児」は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。鈴木は、三重県立越山高校に赴任して3年目の社会科教員で、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司役を務める。

 鈴木との共演は「天皇の料理番」(TBS系)や大河ドラマ「西郷どん」(NHK)をはじめ今作が4度目となる黒木が演じるのは、三重県立越山高校に勤める南雲の同僚教師・山住香南子。家庭科教諭の山住は、幼い頃に野球に魅せられ、以降口を開けば野球の話、同級生からは「野球バカ」とやゆされるほどの大の野球好き。選手の情報をストーカー並みに調べ上げるデータ気質の持ち主だ。

 大学卒業後は横浜の強豪私立高校で教師として働き、野球部に深く関わりたいという気持ちはあるものの、女性であるという理由でなかなか深く踏み込めず、選手寮で食事の栄養バランスに関してアドバイスをしたり、持ち前のデータ分析力や交渉力を評価され選手スカウトや部員たちの悩み相談も積極的に引き受けるなど、充実した日々を送っていた。しかし、あることがきっかけで辞職。そんな時、小日向演じる犬塚樹生から誘われ、三重の越山高校に赴任し、南雲と共に野球部の顧問を担当することに。得意のデータ分析や、熱心なスカウトで廃部寸前の弱小野球部を再建するために奮闘していく山住と、南雲、そして球児たちとの関係性も見どころとなる。

 また、井川が扮(ふん)するのは、姉さん女房として南雲を支える妻・南雲美香。東京のアート系企業で働き、シングルマザーとして一人息子の青空と生活していた時に、当時、大学に再入学し教師を目指していた南雲に出会い一目ぼれ。南雲と交際する中、親が倒れ、地元・三重に戻ることを決め、それをきっかけに南雲と再婚。長女・なぎさを授かる。明るくしっかり者で、野球部の顧問になることを迷う南雲の背中を押す存在だ。妻として、1人の女性として、家庭と仕事で葛藤する美香が、南雲と共に自分たちなりの家族の形を模索していく。さまざまな愛を描く本作の中で、もう一つの物語としても注目。

 そして、主演の鈴木とは今作が初共演となる小日向が演じるのは、地元の産業を支える名家であり先祖代々の大地主・犬塚生。周囲からは“ぼんくら”と見られ、家族からは見放されているが、本人はあまりへこんでいない様子。初孫の翔が生まれてからは娘夫婦に嫌がられるほど愛情を注ぎ、野球少年で「メジャーに行きたい」という翔のために出資は惜しまず、越山高校に入学した翔の入学祝いとして勝手にグラウンドを建設したり、対戦相手を勝手に決めたり、顧問の南雲や山住に無理難題をふっかけるなど、周囲を振り回す人物だ。

 黒木は「私が演じる山住は、野球がとにかく好きで突っ走ってしまうようなところがある、野球愛が強い先生です。私自身はあまり野球に詳しくないので、球児役の皆さんに教えてもらいながら楽しくやれたらと思っています。球児役の中には甲子園に出場されたメンバーもいます。元気でフレッシュで、とてもすてきな方ばかりなので、球児たちのキャラクターはもちろん、チームや家族がそれぞれ成長していく姿も含め楽しんで見ていただけたらうれしいです。皆さんに前向きな熱いパワーを届けられる作品になるよう、私も頑張ります」とメッセージを寄せる。

 井川は「スポーツがテーマの作品は初めてです。球児を演じるキャストのメンバーに会って熱い思いや、若さのエネルギーをひしひしと感じました。一人一人にドラマがあって、勇気を与えてくれる作品になるんじゃないかなと思っています。この作品は高校生たちの成長物語であり、同時にそれを取り巻く人々の人間ドラマでもあります。野球好きな方もなじみのなかった方も楽しんでいただける作品だと思います!」と作品の魅力に触れ、「南雲先生を演じる鈴木亮平さんは、もうすでにみんなのリーダーで強い吸引力を感じています。私は南雲先生の妻、美香を演じます。年上女房で三重の漁師町で育った、カラッとした快活なキャラクター。“お母ちゃん”としてみんなを支えていける存在になりたいです。関西弁ともまた違う三重弁はイントネーションが難しいですが、方言ならではのあったかさやテンポが生まれたらいいなと思っています」と役づくりについて語っている。

 小日向は「孫が高校の野球部で、そのおじいちゃんという設定は初めてなので、僕にとっては記念すべきおじいちゃん役ということで気合が入っています。僕の演じる犬塚はとにかく元気で、でもちょっと駄目なおじいちゃんなんですけど、孫に自分の夢を託しているような感じがけなげだなって思っています。でも、そのあたりを本人はあんまり悲壮感なく楽しんでいるので、そういう部分を元気に演じられたらなと思っています。役づくりは特にしていないですが、最近、朝自分の顔を見ると『じいさんだな〜』と思うので、十分おじいちゃんになれていると思います(笑)」と、ユーモアを交えて役柄と役づくりにも触れる。

 そして、「今回、鈴木さんとは初めての共演で、井川さんとは本当に十何年ぶりで、華ちゃんともまたこうして共演できて、球児たちも含めて初めての方もたくさんいるし、久しぶりに共演できる方もいたり、そういったいろんな方とご一緒できるのがすごく楽しみです」と期待し、「この作品は若い方から大人の方たち、そして年配の方も含めて家族で一緒に楽しめる作品になると思いますので、ぜひたくさんの方に見てもらいたいです」とアピールしている。


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