ますます盛り上がるBリーグの「将来構想」発表! 田臥勇太、富樫勇樹、河村勇輝が“未来”を語る2023/08/04
B.LEAGUE(Bリーグ)は「B.革新」と題した、2026-27シーズンからの将来構想を発表。登壇した島田慎二Bリーグチェアマンから新たなロゴマークが公開されるとともに、リーグカテゴリーの名称変更も明らかになり、トップリーグは「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」に、以下「Bリーグ・ワン(Bワン)」、「Bリーグ・ネクスト(Bネクスト)」となる。
また、Bリーグは26年に、経営基準を満たしたクラブが随時参入できる「エクスパンション(拡張)型」のリーグとなることも発表。Bプレミアに参入するためには、売上高12億円、平均入場者数4000人などの条件を満たすことも公表され、参入するクラブはより高い経営力強化が必須となる。そして、各地域との結びつきを深め、アリーナから広がる地方創生を目指していく。
さらに、この日、島田チェアマンは注目すべき六つのアグレッシブな制度設計の導入を表明した。
①「サラリーキャップ」:リーグの魅力向上、健全経営のために、全選手のサラリーキャップを導入。
②「登録・ロスター・オンザコート」:Bプレミアは外国籍登録/エントリーを最大3 or 4選手、およびオンザコートフリーとして検討、Bワン・Bネクストは外国籍オンザコートを2-1-1-2で検討中。
③「選手流動性」:柔軟なレンタル(Wチーム)制度・育成保証金導入。
④「ドラフト」:Bプレミアで2026年から導入する方向で検討。
⑤「カーディング」:週末試合と平日試合をバランスよく開催し、日本代表活動を優先しつつリーグ戦を同時開催する。
⑥「ポストシーズン」:Bプレミアはファイナル3戦先勝方式・ホーム/アウェイ方式の導入を検討、Bワンはプレーオフに16クラブが参加する。
以上を明らかにし、全試合大接戦、世界で唯一無二のプロスポーツリーグを目指し、Bリーグは2年後から大きく前進していくこととなった。
また、会見ではMCのココリコ・田中直樹と共に、田臥勇太選手(宇都宮ブレックス)、富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)、河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)も登場し、現役選手の目線から、2年後の「B.革新」に向けての意見を述べた。
田中 「島田チェアマンからのお話を受けて、選手としての率直な感想を皆さんにお聞きできればと思います」
田臥 「僕は経験がほかの選手よりも長いですが、こういうふうにまた新しいステージに向かうことは選手としても非常にワクワクしています」
富樫 「僕も、もうプロ10年目になるのですが、20年間にわたる『Bリーグの成長』っていうのは幸せにも選手として思いますし、NBA選手を輩出したり、僕もいろいろな目標もあるので、選手としてはこの日本のこの新しいバスケット界を楽しみにしています」
河村 「僕はプロに入ってからまだBリーグしか経験したことがないので、この変わっていくことに対して、楽しみもあれば、またどういうことになるのだろう…という不安もあるので、それを僕も楽しみに頑張っていきたいなと思っています」
田中 「田臥選手にお伺いします。サラリーキャップ、選手流動制の2WAY(契約)についてはどのように思われますか?」
田臥 「サラリーキャップが決まることで、チームの公平性などは生まれてくる可能性はあるのかなと。あと2WAYに関しては、選手にその選択肢があるということで、ないよりかはいいのかなという部分はあります。ただ、Bプレミアというトップリーグを1段上のものにして、その影響でトップリーグでは日本人選手たちが試合に出られないためBワンに行ってしまう…となると、これも困ったことなので、そのあたりのバランスを整えながら、子どもたちが目指せるリーグになるための2WAYであってほしいなと思いますね」
田中 「富樫選手は、ドラフト、そしてポストシーズンについてはどのように思われますか?」
富樫 「ドラフトに関しては、正直簡単ではないのかなとは思っています。各チームの練習の環境もそうですし、サラリーの部分も現段階ではかなりの(チーム)差がある中でドラフトをすることに対して、まだちょっと想像がつかないですね。ポストシーズンに関しては徐々に規模が上がってきている中で、やっぱり最終的にはNBAのようにホーム/アウェイで開催することが僕もベストだと思っています。千葉ジェッツはBリーグのファイナルに昨シーズンは進み、千葉ジェッツと琉球ゴールデンキングスとの対戦で、(会場は)横浜でしたが、想像以上に琉球のファンが駆けつけてくれてはいたけれど、やっぱり(所在地的な)距離の差はあったのかなとすごく思いました」
田中 「最後に河村選手は、オンザコート、そしてカーディングについてご意見いただければと思います」
河村 「(Bプレミアでは)オンザコートフリーで、さらに外国籍の選手が3人から4人、そしてまた帰化選手であったりアジア選手枠であったりとか、それが1枠ということになれば、監督の考え方の違いにもよりますけど、コートには日本人選手がいない時間帯がもしかしたら40分続くチームっていうのもあるかもしれない。高いレベルでしのぎを削ってプレータイムを獲得するために頑張る…という気持ちを持っている選手もいれば、やはりプレータイムを求めて、次のBワン、下のリーグの方に行ってしまうっていう可能性はあるんじゃないかなと思います。新規のファンの皆さんをつけるという意味合いでも、(幅広い)ファンの皆さんが見に来たいと思うようなBプレミアになれればいいかなと思います。カーディングについては、やはり日本代表とBリーグの活動の兼ね合いはすごく難しい問題だと思うので、そこを考慮していただけるということは、もちろん選手としてはありがたいことだと思いますが、そこもまた代表選手ではない選手のケアであったり、(代表選手が)いなくなった時のチームの難しさ、というところも考えていかないといけないかなと思います」
「世界一、型破りなライブスポーツエンタメ」を目指して大きく改革へと舵を切ったBリーグ。2年後の2026-27シーズンまで、常に進化を続けるBリーグからますます目が離せない。
写真はすべてⓒ東京ニュース通信社
【放送・配信情報】
「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 東京大会」
【地上波】
■日本テレビ系
8月17日 午後7:00~8:54「日本×フランス」
※延長の場合あり。
8月19日 午後3:00~5:00「日本×スロベニア」
※延長の場合あり。
■テレビ朝日系(※一部地域を除く)
8月15日 午後6:50~9:00「日本×アンゴラ」
※同日にはTVerでも配信あり。
【配信】
■バスケットLIVE
https://basketball.mb.softbank.jp/
■バスケットLIVE for Prime Video
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8月15日 「日本×アンゴラ」ティップオフ/午後7:00
8月17日 「日本×フランス」ティップオフ/午後7:00
8月19日 「日本×スロベニア」ティップオフ/午後3:00
※見逃し配信あり。
※同チャンネルでは8月2日~4日「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2023 太田大会」も配信。
■DAZN
https://www.dazn.com/ja-JP/home
8月15日 「日本×アンゴラ」ティップオフ/午後7:00
8月17日 「日本×フランス」ティップオフ/午後7:00
8月19日 「日本×スロベニア」ティップオフ/午後3:00
※ライブ配信については、内容の変更または中止の場合あり。
※見逃し配信あり。
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」
【地上波】
■日本テレビ系
8月25日 午後9:00~10:54「開幕戦 日本×ドイツ」
※延長の場合あり。
■テレビ朝日系
8月27日 午後9:00~10:54「日本×フィンランド」
8月29日 午後7:54~9:54「日本×オーストラリア」
※8月25日「日本×ドイツ」は、沖縄地区のみNHK総合でも放送。
【配信】
■バスケットLIVE
https://basketball.mb.softbank.jp/
■バスケットLIVE for Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/storefront?benefitId=basketlivejp&ref
8月25日 午後9:10~「日本×ドイツ」
8月27日 午後9:10~「日本×フィンランド」
※ハイライト、見逃し配信あり。
■DAZN
https://www.dazn.com/ja-JP/home
※8月25日~9月10日まで全試合を配信。
※日本代表戦は、全試合日本語実況解説つき。
※開幕日(8月25日)の配信一覧(すべて日本時間)
【会場】マニラ(フィリピン)
「アンゴラ×イタリア」ティップオフ/午後5:00
「メキシコ×モンテネグロ」ティップオフ/午後5:45
「ドミニカ×フィリピン」ティップオフ/午後9:00
「エジプト×リトアニア」ティップオフ/午後9:30
【会場】沖縄(日本)
「フィンランド×オーストラリア」ティップオフ/午後5:00
「ドイツ×日本」ティップオフ/午後9:10
【会場】ジャカルタ(インドネシア)
「ラトビア×レバノン」ティップオフ/午後6:15
「カナダ×フランス」ティップオフ/午後10:30
※全試合ライブ配信を楽しむための関連コンテンツ「プレビュー番組」も届ける。
※ライブ配信については、内容の変更または中止の場合あり。
「Bリーグ2023-24シーズン リーグ戦」
【配信】
■バスケットLIVE
https://basketball.mb.softbank.jp/
■バスケットLIVE for Prime Video
https://www.amazon.co.jp/gp/video/storefront?benefitId=basketlivejp&ref
※10月5日から全試合ライブ配信予定。
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