HiHi Jets・井上瑞稀、犬飼貴丈らが「なれの果ての僕ら」の見どころ＆撮影エピソードをたっぷりトーク！2023/06/27
HiHi Jets／ジャニーズJr.・井上瑞稀が主演を務め、テレビ東京ほかで本日6月27日にスタートするドラマチューズ！「なれの果ての僕ら」（火曜深夜0：30）の記者会見が開催。井上をはじめ、共演の犬飼貴丈、大原櫻子、7 MEN 侍／ジャニーズJr.・矢花黎、大原優乃、Lil かんさい／関西ジャニーズJr.・西村拓哉、ラランドのニシダ・コウキが登壇し、MCをニシダが務め、「なれ果てトーク」と題して、ドラマの見どころや撮影現場の雰囲気などを語った。
「なれの果ての僕ら」の原作は、「週刊少年マガジン」（講談社）で連載後に「マガジンポケット」で配信された内海八重氏による同名漫画。同窓会に参加したクラスメートの壮絶な監禁劇は、SNSでも話題になった。同窓会のために母校に集まった“ネズ”こと真田透（井上）ら元6年2組の23人は、3日間監禁され、13人死亡するという大事件に巻き込まれた。監禁したのは、かつてのクラスメートの夢崎みきお（犬飼貴丈）。みきおの目的は、命の危機という極限状態で、人間の“善性”がどれだけ保てるのかを試すことだった。誰が誰を裏切り、誰が誰を殺害することになるのか。乱れゆく秩序の中で、人が取る行動とは？ 復讐（ふくしゅう）、いじめ、裏切り、暴露など、予測不能な展開が続く衝撃のサスペンスが幕を開ける。
冒頭のあいさつの後、ニシダが「自分だけ、見てないんですよ…」とこぼしながら、完成した第1話を見ての感想からトークがスタート。井上は「1話から衝撃の連続といいますか、まさかまさかの出来事が本当にジェットコースターのように襲いかかってくるので、もう見ていてすごく臨場感も感じられますし、体感しているような感覚に襲われるんじゃないかななん、て思いますね」と早速期待感をあおった。
犬飼は「撮っている時は、なんとなくイメージするんですけど、実際に映像になってみないと分からないことってたくさんあって、それが答え合わせのように見られたというのが、まず僕の中での一つの感想です。それで、ドラマとしてはすごく重厚感があるというか、重い感じが原作の空気感そのままだなと感じましたね」と率直な感想を話した。
大原櫻子は「テンポ感がすごく早いドラマなので、絶対これは飽きないなって、1話を見て思いました。あと、この後、ずっと重いシーンがたくさんあって。1話はみんなの笑顔が見られて、すごい懐かしく感じましたね」としみじみ。それを受け、井上も「確かに。話してましたよね、ここしか笑えないから絶対笑っておこうみたいな」と振り返った。続けて、大原櫻子が「やっぱり1話での出来事によってのメークとか。あれ、何時間みんなかかっているんだろうなって。メークもすごい見どころだなあって思います」と触れると、ニシダは「私は特殊メークに3時間ぐらいかけました」と明かした。
その流れで、ニシダが「ニシダの演技はどうでしたか？」と皆に問うと、犬飼は「芸人さんて、お芝居すごい方が多いじゃないですか。コントとかやられているからか分からないですけど、毎回すごいなって思うんですけど。素晴らしかったと思います！」と称賛。「ありがとうございます。本当ですか？ うれしいです」とニシダも安堵の表情に。
さらに、撮影現場の雰囲気についての話題で、大原優乃は「今回、同世代の方と、先生も含めて23人で撮影させてもらっていたんですけど、最初からみんなでこの現場をつくっていくっていう空気をすごく感じて、人数が多い分、動きとかも自分1人の動きが誰かに影響することが多かったので、みんなに助けられて耐えられた印象があります」と述べ、矢花は「最初は濃かったですよね。2日目とかなのに、もう1週間くらい撮ってるような、すごく濃い時間を過ごしてる感じがありました」と回顧した。
また、ニシダが「どんどん人が死んでいくドラマじゃないですか。後半めっちゃ暗くなったりはしないんですか？」と聞くと、西村は「どうですかね。結構皆さん、おしゃべりして。人は減っていきましたけど、中の話は濃くなっていったので、盛り下がった気はしなかったですね。確かにちょっと寂しかったですけど、皆さんとお食事に行ったりもできたので、そういう意味では楽しかったです」と笑顔を見せた。
続けて「ムードメーカーというか、座長みたいな方は、誰かいらっしゃったんですか？」とニシダが見回すと、全員が井上を指して「一応、座長なんです！」と訴え、井上が「僕、座長でした？ 座長っぽいことは、あんまりできなかったかもしれないです」と謙遜。みんなが「そんなことない！」と口々に否定した。
そんな井上は「でも、結構たくさんの方にいじってもらって、すごく愛されてるなっていうのは、うれしかったですね。ムードメーカーでいうと、西村くんがいろんな人の壁を取ってくれたというか、分け隔てなく接してくださったので、すごいこう、チームが一つになった空気を作ってくれたっていうのを、僕はすごく感じましたね」とムードメーカーとしての西村の存在の大きさを強調。西村は「（演じる黒田大輝が）おとなしい子だったので、僕の1日にしゃべりたい文字数がセリフじゃ足りなくて、だからカットがかかってから文字数を稼いでましたね（笑）」と話し、さらに場を和ませた。
ニシダから、犬飼のセリフ量の多さに関して触れられると、犬飼は「どうしても、自分が実験をしていて、口で説明をする感じだったので、説明ゼリフみたいなのが多かったんですけど。僕、説明ゼリフを入れるのが得意じゃなくて、苦戦した思い出はありますね。感情が入っているセリフだったら感情込みで入ったりするんでしょうけど」と苦労をにじませた。
そして、「誰の演技に衝撃を受けたか？」という質問を受け、井上が「僕は、後半にかけて、“ねず”の今まで見えてこなかった部分が出るシーンが増えてきたりするんですけど。その中で、優乃さんが演じる雨宮（鈴子）くんと対峙（たいじ）するシーンが多くなってきて、結構大きく感情を出すシーンがあったんですが、カメラが僕の方に向いている時に、優乃さんがしっかり感情を出してお芝居をしてくれるからこそ、すごく僕も感情を出せましたし、すごく助けられたなっていうのが、一番あったかもしれないです」と言うと、大原優乃も「話数が増えていくにつれて、井上さん演じられてるねずくんは、抱えていくものがどんどんどん大きくなっていくのが、私は目に見えて感じて、それを私の役として少しでも何かパーツになれたらいいなと思いながらやらせてもらってたんですけど。（井上が）叫んでいるところとか、本当にすごいなと思って」と井上の演技に感銘を受けた様子。加えて、井上が「助けてもらいました」と感謝すると、大原優乃も「私が支えられていました」と応じ、互いの演技を称え合った。
その後、大原櫻子は「皆さん、お芝居、素晴らしかったんですけど。今回、ちょっとしたアクションシーンが多かったんですよ。その中でも、ある方が、ワイヤーを使って、表現しているシーンは衝撃的というか、演出も含めてすごいなって思いましたし、なかなかドラマでこういうシーンて見たことないかもって感じがしました」と見どころに挙げ、矢花は「僕が個人的にすごく衝撃を受けたのが、長谷部（弘二）役の（佐久本）宝くんのお芝居が、すごく長いセリフじゃなくて、ポッと一言発したセリフだけでも完全にその空気をつくるというか。『その短い文字数で、そんなにできるんだ、お芝居って』と。僕は連続ドラマをやらせていただくのが初めてだったので『やっぱプロってすごいんだな』っていう、なんか社会科見学みたいな気持ちで半分くらい現場にいたので、感動しました」と刺激を受けたことを報告した。
このドラマを誰に見てほしいかという質問には、犬飼が「小さい子どもですかね。人間てこんな感じなんだよって（笑）」と冗談交じりに言うと、大原櫻子は「本当に役が抜けてませんよね」と返して会場は大爆笑に。井上も「だから僕らも（犬飼が演じる）みきおとしゃべってる気持ちになってる（笑）」とかぶせ、「僕は、やっぱりHiHi Jetsで主題歌も担当させてもらったりしたので、メンバーに見てほしいですね。予告映像も見てくれたみたいで『見たくなった』という話をしてくれたので、そういうのを聞くとすごくうれしいですね。たぶんリアタイ（リアルタイム視聴）してくれるんじゃないかなって思います」と答えた。
大原櫻子は「こういう同世代が集まっているドラマなんですけれども、あまりにもリアルで、本当にうそがない感じなので、年配の方でも楽しんでいただけるんじゃないかなと思いますね。ごめんなさい、犬飼さん、真逆で（笑）」と犬飼の顔をうかがった。これに対し、井上が「いや、合ってます。小さい子どもはちょっと間違えてるかもしれない」と指摘すると、犬飼は「僕、たぶん生まれてからずっと間違えてると思うんですよ。今日、正してもらいました」と真顔で答え、さらに会場は笑いに包まれた。
矢花は「やっぱり見どころでいうのだったら、アクションだったりとか、かなりリアルに作られてるグロテスクなシーンというのもあるんですけど、そもそもストーリーの内容としても、人の善性を問うというのが物語の真ん中にずっとテーマとしてあるので、そのあたりもテレビの前で見ていても、自分だったらどうするかな？と、自分自身も見つめ直すきっかけになる作品なんじゃないかなと思って。そういうところも注目していろんな人に見てもらえたらと思っています。自分もこの教室にいたら、こうできるかな？ 自分もこうしちゃうんじゃないかな？…というところも考えながら見ると、より深く楽しめると思います」と視聴のポイントを伝授。
大原優乃は「一見、死んでしまうとか殺されてしまうという方にフォーカスが当たりがちかもしれないんですけど。その監禁されている3日間の環境の中で、それぞれが生き抜くっていう姿が残っているので、そこを感じていただけたらなって思います。1人でも多くの方に届いたらいいなと思います」と述べ、西村の「僕は普段、関西で活動しておりますので、関西圏の方たちはBSとかTVerで見られるので、ぜひ関西で応援してくださっている方とか、地元の友達とかに見てもらえたらというふうに思います。こんなすごい人たちと一緒に画面に映ってんねんぞって自慢したいんで（笑）」というコメントを受け、ニシダは「一番ほっこりするコメントですね」とにっこり。
最後に視聴者へ向けて、あらためて井上は「本当にそれぞれのキャラクターに感情移入して、すごく個性の光った作品になっていると思います。思わず目を背けてしまいたくなる瞬間もあるんですけど、それ以上に、人が持っているその根底にあるものの感情であったりとか、そういうものが入り混じってすごく人間味のある美しいドラマになっていると思うので、1人でも多くの皆さんに、1話を見ていただけたら間違いなくどハマりしていただけると思うので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と呼び掛けて、会見を締めくくった。
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