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「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘2023/06/16

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 徳重聡、浜野謙太、大西利空、福澤朗、駿河太郎、西山潤、吉村界人、日向亘、佐藤浩市が、NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00ほか)に出演することが分かった。

 松本潤が主演を務め、徳川家康を演じる「どうする家康」は、誰もが知る歴史上の有名人である家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当している。

 物語は本能寺から関ヶ原へ。今回発表となったのは、家康の新たな強敵となる人物たち。徳重が演じるのは、織田を捨て、豊臣秀吉(ムロツヨシ)を選んだ猛将・池田恒興。本能寺の変後、清須会議で織田信長(岡田准一)の後継者の1人として頭角を現す。小牧長久手の戦いでは織田信雄を裏切り、恩賞狙いで秀吉方として参戦。徳川軍を窮地に追い込む。そして浜野が務めるのが、父・信長とは似ても似つかない小心者の息子・織田信雄。秀吉のあやつり人形として利用され、捨てられると家康の元へ駆け込み、小牧長久手の戦いのきっかけを生む。父と異なる抜群の生存本能で、乱世を生き残っていく。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 「イチ、大河ドラマファンとして拝見させていただいていましたので、出演することになり驚きました」と心境を伝える徳重は、演じる恒興について、「私利私欲丸出しの印象を持っておりましたが、台本を読んでやはりそういった印象をさらに持ちました。そういった印象をむき出しにして演じさせていただこうと思いました」と語り、「ほぼほぼムロさん演じる秀吉に悪態をついているかと思います。私のつく悪態に対して、リアクションもとても面白く、間の取り方などもとても演じやすかったです。2人がギラギラとやり合っている感じを楽しんでいただければと思います」とアピールしている。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 浜野は、「子どもの頃から戦国時代が好きなんですが、僕の謙太の謙は母が好きな上杉謙信からとったというのがきっかけでした。戦国大河は本当の夢だったので、どんな名将をやらせてもらえるのかとドキドキが止まらなかったんですが、信雄の伝記などを読んでがくぜんとしました。利用されて捨てられた激弱の武将…。ただ追っていくと彼に共感することばかりでした。芝居は、なれない人になる醍醐味(だいごみ)があると思うんですが、ある意味、信雄は自分に近いかもです。自分に近い激弱くん。あの乱世においてとても人間感があるというか。そんな信雄を今は結構愛せてる実感があります」と役柄への愛着を持って撮影に臨んでいる様子。

 撮影では、「松本さんがリアルタイムの放送で見ていた頼りない家康と、撮影段階では全然違う雰囲気に変貌していたので驚き圧倒されてしまいました。ただ、信雄への態度の中にいろいろな感情が交じっていて、ああ、信長だけでなくて、こんな形の愛をもった父である運命もあったのかなァ…なんて信雄の気持ちになれたりしました」と松本の芝居で役柄の気持ちにより入り込めたことを明かし、秀吉を演じるムロに関しては、「だいぶ冷酷残忍なところがあると思うのですが、ムロさんはとってもとっても優しい方だと知っているので、畏怖を忘れて笑いそうになってしまったりします。いかんいかん。昔共演した時に、現場でエキストラの方々や集まってしまったオーディエンスを雑談で盛り上げているムロさんをリスペクトを持って見てました」と話している。

 また、織田家重臣・森可成の息子で、長可の弟。その聡明さと美貌を認められ、若くして織田信長の近習となり、本能寺の変の際、あるじと共に炎に包まれ、非業の最後を遂げる信長の小姓・森乱を大西。柴田勝家とともに、“織田家の双璧”と呼ばれる宿老。「丹羽」から一字を羽柴秀吉に与え、本能寺の変後、織田家の後継者を決める清須会議では、信長の孫・三法師をかつぐ秀吉を支持する丹羽長秀役を福澤。秀吉に武田、今川、上杉と渡り合った“眠れる獅子”北条氏政役を駿河が務める。小田原を拠点に関東六国を治める大大名の氏政は、家康とは離反と同盟を繰り返していたが、秀吉の脅威が増すと絆を深めていく。家康が秀吉に臣従した後も、独自路線を貫く気骨ある男。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 大西は、「これまでずっと『いつかは大河ドラマに出演したい』と思っていたので、お話をいただけた時はとてもうれしかったです! ほかの作品とはまた違った、大河ドラマならではの緊張感がある印象でした。殺陣のシーンもありますが、元々殺陣をやりたかったので、演じていてすごく楽しかったです」と初の大河ドラマ出演に心を躍らせ、「歴史の授業で“森蘭丸”と聞くことが多かったので、“森乱”という呼び方もあることを知りました。そして、織田信長の側近という、とても大事なポジションにいる人物なので、気を引き締めて演じようと思っています」と力を込める。

 信長役の岡田との共演に関しては、「岡田さんはすごくストイックな方です! 撮影中も、撮影外での現場の佇まいもとても格好いいです。時代ものでの自分自身の魅せ方がほかの作品とは少し違ったので、自分をより良く魅せれるような魅せ方を意識するように言われたことが印象に残っています。殺陣のシーンは岡田さん自ら仕切っていらっしゃり、直接教えていただけたのもうれしかったです」と現場での様子を明かしている。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 大西と同じく大河ドラマには初出演となる福澤。「私にとって大河ドラマといえば『独眼竜政宗』。これを見て渡辺謙さんへの憧れが頂点に達し、戦国時代ものへの崇拝の念が一段と深くなりました。小さな川の流れが集まって大河となると捉えるならば、安寧を求める世の人々の思いが集まって一つの流れが生まれる戦国時代こそが最も大河ドラマにフィットすると思います。大河の現場は甘美な香りに満ちておりました。メークルーム、結髪室、衣装部屋…、いい香りに包まれていて昇天しそうでした」と大河愛を感じさせるコメント。

 物語については、「これまでの徳川家康の“たぬきおやじ”感がなく当初は戸惑いましたが、そこは古沢作品! 次第に家康の内面の揺れ動きや感情の吐露が“動物的”になってきて、かなり“イケメンたぬき”になってきました。これからどう“おやじ化”していくのか楽しみですね」と展開に期待。

 そして、「秀吉が丹羽から一文字いただく(羽柴の羽)という行為は単なる『秀吉の処世術』とみているが、急成長の秀吉側にいる方が自分も安泰であろうと割り切っているように思います。いつも新幹線移動中に見ている清須城での出来事だけに、今後、通過するたびに三法師さまを抱っこする秀吉の姿が思い出されることでしょう。戦国時代は『どうする?』の連続。丹羽にも柴田にもあった『どうする?』の岐路が今回の話にうまく描かれているなと感じました」と役柄と物語の印象を話している。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 駿河は、「松本潤くんとは飲みの席で、何度かお会いしていたのですが、今回一緒にお芝居できることを楽しみにしております。まだ本格的に撮影が始まっていないので、氏政という役について語るのは難しいのですが、今回の氏政は“気骨のある男”ということなので、そこをどう見せていくか、台本と向き合いつつじっくり考えていこうと思います。また、最大のポイント“家康との絆”を松本潤くんとどんなやりとりによって表現していくのか、今から楽しみです」と役柄への想像を膨らませながら、撮影を心待ちにしている。

 早雲(伊勢宗瑞)から数えて五代目の北条家当主で、妻は家康の娘・督姫。代々の教えを大切にし、小田原征伐の折には父・氏政に異を唱えて、義父・家康と通じて北条家存続の道を探る北条家最後の当主・北条氏直役を西山。真田昌幸の長男で、徳川との対立関係を解消するため、本多忠勝の娘を妻にし、関ケ原合戦では、真田家存続のため、父と反目する家康に味方するなど、真田と徳川の間で葛藤する真田信幸役を吉村。真田昌幸の次男・真田信繁を日向が担う。父から不屈の精神を受け継ぎ、類まれなる知略、武力を駆使して、勇敢にも小国・真田の「義」を守り続けた信繁は、上田合戦、大坂の陣と最後まで家康の天下取りに抵抗する。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 西山は、「氏直について調べてみると、若くして後北条家の当主になった後も、実際は父・氏政が政権を掌握していたことや後北条家最後の党首になってしまったことなど、葛藤多き人物だったのだろうと感じました。湯漬けなど、歴史ファンにはたまらない細かい描写などもあり、北条氏直という人物にしっかりと向き合って、本作に臨みたいと思います。また、小田原征伐のシーンでは、当主としての意地とプライドや父との関係性を丁寧に演じられたらと思います」と抱負を述べる。

 続けて、「そうそうたる演者の方々が顔を並べる中で、刻一刻と進んでいく物語に目を離せないでいました。また、以前作品で共演してから親交のある細田佳央太くんが出演しているのを一視聴者として見ていて『僕も出たい!』とずっと思っていました。今回、北条氏直役でお声がけいただき、念願の出演がかないとてもうれしいです」と出演を喜ぶ。

 さらに、「父・氏政役の駿河さんとは以前作品で何度かご一緒させていただいていたのですが、同じシーンが一度もなかったため、念願の共演です。息子らしく全力で父に体当たりしていきたいと思います。主演の松本さんは潤の名の大先輩として背中を追いかけさせていただいていたので、『やっとご一緒できた!』と感無量です。大きな胸をお借りする気持ちで思い切りぶつかっていきたいと思います」と先輩たちとの共演に気合が入っている。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 「すごく高尚な舞台だと思っていたので、オファーは非常にうれしかったです」と大河ドラマ初出演への喜びを口にする吉村は、「武将が派閥の中で策略を巡らしている中、あくまでも真田家としてどう生き抜くのか?を大事に93年間も奮闘し続けた誠実な男の印象です。実の父と弟と相反する立場で戦うことになったとしても、生涯、真田家の名だけは残そうとした長男の生きざまをしっかり演じたいと思います。佐藤さんとは物理的に現場で最も近い存在ですので、学べることはすべて学びたいです」と意欲を持って撮影に取り組むことを誓っている。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 同じく大河ドラマ初主演となる日向は、「どうする家康は一視聴者として毎週楽しませていただいていたので、出演が決まったという話を突如大量の台本とともにいただいた時はびっくりしました。ふたを開けてみれば真田信繁役をさせていただけるということで、正直いまだに実感はありませんが、この仕事を始めてからずっと目標の一つとして掲げていた大河ドラマへの出演を『どうする家康』で果たすことができてとてもうれしく思います。時代劇で憧れていた甲冑(かっちゅう)や兜(かぶと)を着てのお芝居やアクションは今からとても楽しみです」と胸を高鳴らせる。

 信繁役を演じるにあたり、「家康を最後まで追い詰める戦国最後のヒーローと言い伝えられている人物であり、戦国の歴史の中でも数々の伝説を残した誰もが知る武将を演じさせていただくということで、プレッシャーや責任はとても感じていますが、そのプレッシャーすらも楽しみたいと思えるほど、これから貴重ですてきな経験が待っているのだろうと思うと今からとてもワクワクしております。信繁の義理堅く勇猛な武将というイメージを根底に、自分なりの真田信繁を最大限に表現していきたいと思います」と意欲満々に話している。

「どうする家康」、佐藤浩市が2年連続大河ドラマ出演で真田昌幸役! 真田信幸&信繁は大河初出演の吉村界人、日向亘

 そして、佐藤が扮(ふん)するのが、戦国乱世、最後の怪物・真田昌幸。太平の世に移る中、戦国乱世の遺物のような存在で、小国ながらも徳川をはじめ列強を手玉に取り、生き残りを図る反骨不屈の男。「表裏比興の者(表と裏を使い分けるくせ者)」とも呼ばれ、武田信玄(阿部寛)譲りの謀略を使い、家康に幾度も苦杯をなめさせる。息子たち家族を溺愛し、関ケ原合戦に際しては、長男・信幸と敵味方に分かれる苦渋の決断をする。

 昨年の「鎌倉殿の13人」に続き、2年連続で大河ドラマへの出演となる佐藤。「2年連続での出演依頼があった時は驚きました。ただ、座長の松本潤さんのことは昔から知っていますから、何かご縁があればお手伝いできたらなという思いはありました。ですから、お話がきた時は『微力ながら参じます』と、そういう気分でした」と心境を明かし、「これまで僕は、三谷(幸喜)さんの作品では『新選組!』で芹沢鴨を、『鎌倉殿の13人』で上総広常をやっていますが、それとは全く違った出方の中で、お客さんに楽しんでいただければと思います」と新たな姿が見られることを予告。

 加えて、「真田昌幸は、いわゆる“策士”言われている人で、面白いエピソードがいくつか残っています。例えば関ケ原の合戦の時、敵方の伝令から『城を通してほしい』と言われて、面白いからとそのまま通過させたとか。ただ、まことしやかなそういううわさが本当のことだったかどうかは、実際のところは分かりません。でも、ドラマを見る方がどういうふうに受け取るかも含めて、楽しく見せたいと思っています。皆さんが持っているイメージを膨らませるのか、逆に全く違った見せ方にするかっていうことが、僕らの仕事なので。そういった遊びができるかどうかは、もちろん脚本次第ではありますが、従来とはどこか違った真田昌幸の側面が出せたら面白いかなと。皆さんが期待しているであろう、昌幸の老獪(ろうかい)さは、十二分に感じていただけると思います」と役作りについて語っている。


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