深川麻衣主演、前田敦子＆石井杏奈共演で横関大のスリリングサスペンス「彼女たちの犯罪」をドラマ化2023/06/12
深川麻衣が、日本テレビで7月20日スタートする連続ドラマ「彼女たちの犯罪」（木曜午後11：59＝読売テレビ制作）で主演を務めることが分かった。さらに、前田敦子、石井杏奈が共演する。
「彼女たちの犯罪」は、「ルパンの娘」や「忍者に結婚は難しい」など、人気ドラマ原作を次々と手掛ける横関大氏の同名小説が原作。立場も異なり、全く接点のなさそうな3人の女性は葛藤を抱えながらも、それぞれの日常を暮らしていた。しかし、ある日、1人の女性の失踪事件をきっかけに、彼女たちの人生は、思いもよらない方向に進んでいく。次々と明らかになっていく3人の秘密と裏の顔、そして、ほころびていく完璧な犯罪と、明らかになる事件の真相とは？ 3人のそれぞれに思い描く“普通の幸せ”への渇望が、彼女たちを狂わせていくスリリングサスペンスだ。
深川演じる主人公・日村繭美は、大手アパレル企業で広報を担当している32歳。おしゃれでセンスもいい。大学時代にはチア部で活躍し、男性によく言い寄られていたが、現在は恋人がいない。周囲がどんどん結婚していく中、自分ならいつでも結婚できると高をくくって。仕事における転落を機に、結婚に逃げようとするが、思っていたような結果が出ず、“普通に”結婚できないことに内心激しい焦りをおぼえている。
前田が扮（ふん）する神野由香里は、裕福な神野家に嫁ぎ、何不自由ない暮らしを送っている34歳の専業主婦。子どもができないこと、夫から家政婦扱いされること、周囲に心許せる人間がいないことから、常に孤独を抱えて、普通の“幸せ”に憧れを持っている。実は、思いもよらない過去を抱えている。
石井が演じる熊沢理子は、最近刑事課に配置されたばかりで経験は浅いが、正義感が強くやる気は人一倍ある29歳の新人刑事。交番勤務を経て、念願であった刑事を目指して頑張ってきたが、彼女も人知れず苦悩を抱え、“普通の幸せ”を切望している。
「ただ、幸せになりたかっただけなのに」――そう渇望するそんな3人の日常に潜む、彼女たちの秘密が浮かび上がる。
深川は「原作を読ませていただいて、とても面白かったのですが、ドラマでは原作とは違う展開になっていたり、違うスパイスが加わったりしているので、原作のファンの方も新鮮な気持ちで楽しんでもらえるようなお話になっています。仕事での繭美は、バリバリ働いていて、部下からも尊敬されるような女性ですが、強く見えるけれど実はちょっともろかったり、弱いところもあるので、そんな人間らしさを視聴者の方に共感してもらえるような女性にしていけたらいいなと考えています」と作品と役づくりについて触れ、「繭美・由香里・理子の人生がどう交わってぶつかっていくのかを見守ってもらえたらうれしいです」とコメント。
加えて、「前田さん、石井さんとの共演は今回が初めてなのですごく楽しみです。今から面白い作品になる予感がしているので、撮影が待ち遠しいです」と期待に胸を躍らせ、「ラストに向けて一筋縄ではいかない、二筋縄でも三筋縄でも行かない展開が待ち受けているので、どんな展開が待ち受けているのか一緒に想像しながら楽しんでもらえたらうれしいです」と呼び掛けている。
前田は「プロットを読ませていただいた時点ですごく面白くて、魅力的なドラマだなと思ってぜひ参加したいと思いました。台本を読んでいても、最初からすごく伏線がちりばめられているので、映像になったら視聴者の方にもいろいろ推理してもらいながら見て、楽しんで、盛り上がっていただける作品になるんじゃないかなと思います」と魅力的なストーリとなっていることを伝え、「私自身がサスペンスに初めて参加するので、とても楽しみです。由香里は繭美や理子たちに出会った時に初めて、女性として解放される部分があるのかなと思うので、うそがないように演じられたらいいなと思います。少し難しい内容のように感じますが、みんなで支え合いながら繊細に演じられたらいいなと思っています」と抱負を述べる。
深川や石井との共演に関しては、「楽しい夏になりそうな予感がしています。すごくシリアスなシーンが多いからこそ、撮影現場ではみんなで楽しく過ごせたら。仲のよさが作品の深さになるのではないかと思うので、とても楽しみです」と期待。「女性たちがそれぞれに『自分たちにとっての幸せとは何か』を問う内容になっているので、見てくださる皆さんにとっても、日常の中の自分の幸せってなんだろうなと、あらためて考えるきっかけになるのではと思います。毎回どんでん返しが気持ちいい内容になっていると思うので、楽しんでいただけたらうれしいです」と見どころを紹介している。
石井は「視聴者の皆さんにも、何が真実で何がうそなのか、誰が敵で誰が味方なのかと考えながら整理しながら、一緒に物語を進めていただけるドラマになると思います。理子はいろんな顔を持っていて、過去の顔、家族への顔、仕事での顔、自分自身と向き合う時の顔…と、多面性を出していきたいなって思います」と役柄への想像を膨らませ、「繭美、由香里とセッションしていく中で、生まれるものもたくさんあると思うので、とても楽しみです」と撮影開始を心待ちにする。
続けて、「個性豊かなキャラクターがどういうふうに化学反応を起こしていくか楽しみです！ 1話からさまざまな展開がリズミカルに進んでいくところが見どころだと思います。人間誰しも何かを抱えて幸せを求めて生きているように、登場人物全員がそういう気持ちを抱えて生きているので、見てくださる皆さんにも共感していただける作品になっていると思います」と話している。
原作の横関氏は「『彼女たちの犯罪』は僕の作品の中でも異色作であると同時に、意欲作です。等身大の女性たちが『犯罪』という坂を転がり落ちていくさまを描いたつもりです。深川麻衣さん、前田敦子さん、石井杏奈さんの3人がどのように出会い、どのような関係になり、そしてどんな顔を見せてくれるのか。原作者としても大変楽しみにしております。一度乗ったら降りられないジェットコースターのようなドラマ。そんな作品に仕上がることを期待してやみません」とメッセージを寄せている。
作品を手掛ける中山喬詞プロデューサーは「最高に秀逸なタイトル。それが、この原作を読み終わった時の感想でした。緻密に練られた伏線の数々やどんでん返しが二転三転するサスペンス、そして女性たちの葛藤や苦悩を丁寧に描いた群像劇。横関先生が書かれた素晴らしいストーリーは、明るい希望が少しずつ見え始めた今こそ、世に届けるべき作品だと強く感じました。これは3人の主人公が、それぞれにとっての“普通の幸せ”を追い求める物語です。でも、そう簡単にはうまくいかない…もがけばもがくほど歯車が狂っていく一方…それでもなお懸命に人生を切り開いていこうとする彼女たちの姿をのぞき見してもらえたらと思っています」と魅力が詰まった原作のドラマ化に力が入る。
そして、「主演を務めていただく深川さんには、ちょっぴり不器用だけど、自分を貫き通す力強さがある彼女を。前田さんには、自分の欲を表現するのが少し苦手だけれど、品があって真っすぐな彼女を。石井さんには、謎に包まれているけれど、正義感に溢れ心優しい彼女を。不安や悩みを抱えながらも、目を背けずに向き合おうとする彼女たちは、何とももどかしくて、何とも歯がゆくて、何とも魅力的です。本音と建前、見栄と欲望…誰しもが抱えているであろう裏の顔がちりばめられた、このドラマ。彼女たちと一緒に、“犯罪”というスリリングな非日常の世界に浸っていただけたらうれしいです」とアピールしている。
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