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「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙2023/04/26

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 テレビ朝日系で4月30日にスタートする連続ドラマ「日曜の夜ぐらいは. . .」(日曜午後10:00=ABCテレビ制作)の第1話の完成披露試写が、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、一般募集から選ばれた200人の観客が、一足早く第1話を鑑賞。さらに、上映後には清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が登壇し、作品への思いを明かした。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 「日曜の夜ぐらいは. . .」は、ABCテレビが4月から新設する全国ネットの連続ドラマ枠の第1弾として、岡田惠和氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。足の不自由な母・邦子(和久井映美)との2人暮らしを支えるために休みなくアルバイトを続ける娘・岸田サチ(清野)、家族から縁を切られながらも退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける野田翔子(岸井)、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母・富士子(宮本信子)と工場勤務を続ける孫娘・樋口若葉(生見)――。離れた場所に住み、お互いの存在も知らない3人は、あるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たし、戸惑いながらも心を通わせ始めた彼女たちに、ある“奇跡”が訪れる。行き詰まっていた3人の人生が、静かに動き出す「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマにしたハートフルなドラマだ。

 トークセッションでは、清野が「当初予想されていた人数よりも、たくさんの方が来ていただいたとお聞きしました。この作品を楽しみにしてくださっているんだなという思いが伝わってきて、とてもうれしかったです」と喜びを語ると、岸井は「ドラマの試写会を映画館でやるなんて珍しいですよね? こんな大きなスクリーンで見ていただけてとてもうれしいです」と続き、生見も「こんなにたくさんの人がいると思っていなかったので、すごくびっくりしています」と200人の観客を前に、感激のリアクションを見せた。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 早速、第1話の感想を聞かれると、清野が「とても映像が奇麗で、映画を見ているような気分になりました。この3人が出会うまでの、それぞれの人生というのは、台本でしか見ていなかったので、どう撮影されているのか分からなかったんです。こうしてつながったものを見て、それぞれの生き方が確認できて、とても楽しかったです」と感想を明かす。岸井は、冒頭のサチが自転車を漕いでいるシーンが印象的だと触れながら、岡田氏の台本について、「『…』が多いんです。セリフが少なくて、でもト書きには『…』がいっぱい書いてある。『あ、こういうふうに映像になるんだ』ということが分かって、台本が立体的になる姿を見れてうれしかったです」とホッとした様子。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 生見は「浴衣を着ているシーンで、アドリブがたくさん使われていてうれしかったです!」と、サチらがバスツアーで宿泊した旅館のロビーでのガールズトークのシーンについて言及。翔子が浴衣をはだけて、サチと若葉にある秘密を教えるそのシーンは、清野も印象的だったとのことで、「あのシーンは撮影中も楽しくて。2人に出会うまでは、ずっと後悔をためている毎日というか、お母さんやアルバイトのことなど、ちょっと考えると暗い気持ちになるシーンがずっと続いていたんです。だから、3人で、友達でしか出せない楽しい空気感で撮影できたのは、(私自身も)すごく楽しかったです」と、思わず笑みがこぼれる場面も。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 岸井も「あの告白をするシーンは、ほぼ1人しゃべりだし、長いし、おしゃべり言葉なんですよね。『でさあ、』とか、接続詞の『で、』とかも。あれ、全部台本に書いてあるんです。私たちはあれを忠実にやろうと思っていたんですけど、それがすごく難しくて! 撮影に入る前は『でさあ、』が抜けてしまったりしていたんですけど、3人で一緒にいると、台本の通りにできるんです。不思議な、岡田さんならではの脚本だと感じました」と撮影の楽しさを伺わせた。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 そして、本作の主題歌「ケセラセラ」を書き下ろしたMrs. GREEN APPLEから、VTRでメッセージが到着。「今を頑張って生きる、すべての人へのファンファーレの気持ちを込めて作った『ケセラセラ』が、どのように物語に寄り添えているのかが、気になっています」というメッセージに、会場からは自然と拍手が。3人も「つらい日々を乗り越えて、踏ん張って生きていく私たち女性3人の物語にぴったりの応援ソングです」(清野)、「何回も聴いてます! 朝とか、すごい聴いちゃいます」(生見)、「明るい気持ちになります。頭に残るメロディーなので、1週間、頭にこびりついていてほしいなと思います」(岸井)と、それぞれが推しのコメントを。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 この日は会場にいる観客やSNSで募集した質問に、3人が答えるという質疑応答企画も実施。抽選箱から質問が書かれた紙を引いていく順番決めを促されると、3人はジャンケンで決めることに。その結果、勝利した生見からスタート。「『日曜の夜ぐらいは. . .』を見る時のお供としての食べ物or飲み物は何がオススメですか?」という質問に、悩みながらも「緑茶とみそ汁(笑)」と答える生見と、このドラマの台本を読みながら飲んで食べていたという「赤ワインとサラミチーズ。どうですか?(笑)」と答える清野。2人の回答を聞いた岸井は「(第1話に出てくる)おやきとアイスじゃないの?(笑)」とたしなめるも、劇中の翔子が飲んでいる缶チューハイをおすすめ。「今出た食べ物や飲み物から自由に組み合わせてください」という平和的解決に落ち着き、チームワークのよさを見せつけた。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 続く清野は、「主題歌の『ケセラセラ』の意味は『なるようになる』。皆さんが好きな言葉、大切にされている言葉はありますか?」という質問が書かれた紙を引く。これに対し、清野は「努力!」と即答。「アクションやギターの練習をした時に、練習すればするほど、目に見えて上達を実感したんです。努力は裏切らないなと思えたので、この言葉が好きです」とエピソードを伝えると、次に振られた生見は「(「努力」の)次はいやだなあ〜!(笑)」と恐縮しつつ、「『腹八分目』(笑)。それを心がけて生きてます」とかわいらしい回答が。「(撮影で)バスに乗るシーンが多くて、サービスエリアにいっぱい立ち寄ったんですけど、そのたびに肉まん、ハラミ串、ポテトなどをたくさん食べちゃいました。食べすぎないように、腹八分目を意識する努力をしました(笑)」と撮影の裏話を明かすと、岸井も悩んだ末に「朝。朝が好きだから。やりたいことを夜よりも朝にやるのが好きなんです。ジムに行ったり、映画を見たり。朝日も好きですし」とほっこりするエピソードを語った。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 最後は、岸井が「3人でご飯に行くとしたら何を食べたいですか?」という質問を引く。すると、3人からは「焼き肉!」と満場一致の回答が。「撮影の序盤で、食事の話で盛り上がったことがあって。それをかなえられたらいいなと思います」と言う岸井の発言に、清野と生見もうなずき、激しく同意していたようだ。

 ここで、ビッグ・サプライズとして、本作の脚本を手掛ける岡田氏から3人に向けたメッセージが送られる。予想外の展開に清野らも「え!?」と顔を見合わせて驚きながらも、A4の用紙にびっしりとつづられた愛情あふれる言葉を、MCが代読していく。

 生見には「企画打ち合わせの時に、『めるるさんやってくれませんかね?』と提案した時、清水一幸プロデューサーの目がキラッと光ったのを覚えています。そして本当にお願いしてよかった。めるるさんの演じた若葉がとても好きです。かなり腐った環境の中でも、下を向かず、りんとしている、でもどこか自分を持て余している、そして3人の中で、一番年下なのに一番頼りになる人になっていて、そこもとてもいいです。表情すべてに魅力があって芝居することを楽しんでいるのが伝わってくる。ドラマを豊かにしてくれてます。ありがとう。これからもどんどん俳優のお仕事絶対続けていきましょう」と、“女優・生見愛瑠”に太鼓判を押すメッセージが。

 岸井へは「最強の俳優さんだと思っています」としながら、「どんなパスでも受け止めてくれる人。頼りにしてます。翔子という役は、人との距離の取り方が独特で近すぎて、ちょっと下手で、いっつもやりすぎてうまくいかなくて、なかなか説明しづらい孤独を抱えている。でも、人と出会うとうれしくてまたやらかしてしまう。なんでも思ったこと口にして、そんなに面白くないけど、本人は楽しい。そんなちょっと困った、高度な役です。岸井ゆきのさんじゃないと書けないかもしれない。岸井さんが翔子のもつ、複雑な憎めなさとせつなさを見事に表現していて、とても目が離せない女性になっている。書いてて楽しいです。さすがです。感謝です」と、難易度の高い役を見事に体現する岸井を絶賛。

 ラストは清野。「まずは脚本家として出会いに感謝です。ありがとう。サチ、素晴らしかった。清野さんが演じたサチを見て、サチみたいな子はこの世界にたくさんいるんだろうなと思えました。声を出さないから気付かないけど、たくさんすれ違っているのだろうなと思えました。それくらい清野さんのお芝居にはリアリティーがありました。表情や体の動きすべてがサチとして生きてました。サチの、逃げることもできないやりきれなさ。でも負けたくない意地のようなもの、意思の強さ。人と距離を取ることでなんとか気持ちをキープしている感じ。びしびし伝わってきました。だからこそ、若葉と翔子に出会って、サチが笑うととてもとても幸せな気持ちになって、涙が出ます。きっと見ている方がサチを応援したくなると思います。ありがとう、素晴らしかったです」と、リアリティーあるサチを演じる清野にも、感謝の言葉が寄せられた。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 岡田からの真っすぐな言葉に、真摯(しんし)に耳を傾けていた3人。清野は「うれしいです」と話し始めるも、徐々に言葉を詰まらせる。「サチが抱えているものが大きくて、ずっと苦しかったんですけど、2人の笑顔を(現場で)見た時に、すごく救われたような気がして。ずっと1人で抱えていたものを、2人がグッと引っ張ってくれて、それがすごくうれしくて。こうやって2人に会えたことも奇跡だし、この作品に参加できてとても幸せです」と、涙ながらに思いを吐露。

 そんな清野の涙にもらい泣きしてた岸井も、「いやー、なんか、うれしいです」と笑顔を見せる。「脚本家の方に言葉にしていただくことってなかなかないですし。1話ではまだ見えている部分が少ないんですけど、本当に根深い寂しさや虚無感を3人みんなが持っている作品で。それをちゃんと表現できるのかなと(クランク)インするまでは思っていたんですけど、3人でお芝居をしてみてのこの空気も、岡田さんの脚本の下にこの3人が集まったことも、本当に尊いことだなと思いました」と述べた。

 「感動しますね」と生見が照れ笑いをすると、清野も「こんなつもりじゃなかったのに…(笑)」と一緒になって泣き笑い。そんな生見も「『いいのかな、私で』と不安だったんです」と口にしながら、「皆さんが優しく迎えてくださって、おいしいごはんを一緒に食べれてうれしいです(笑)。毎日勉強になることがいっぱいで、分からないこともいっぱいあるけれど、毎日楽しくやってます。ありがとうございます!」と、充実した撮影に刺激を受けているよう。3人の美しい涙に、会場からは大きな拍手とともに感動に包まれた。

「日曜の夜ぐらいは. . .」完成披露試写でのサプライズメッセージに清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が涙

 イベントの最後には、3人から「やっと見ていただけるのがうれしいし、自分でも本当に好きだなと思える作品になりました。つらいことがあっても、『あ、私はまだそんなにつらくないかも』『頑張ろう!』と思える作品になってるんじゃないかなと思います。細かいところもすてきなドラマなので、何回も見てほしいなと思います」(生見)、「最終的に、これからこの3人がどうなっていくのか、私たちもまだ知らされていないんです。それでも、この3人が出会えてよかったと思いました。このドラマに出合えてよかったと、皆さんも思えるドラマになると思うので、来週も再来週も楽しみにしていただけたらなと思います」(岸井)、「それぞれ日常で起きた大変なことを踏ん張りながら、なんとか生きている女性3人の物語です。小さな幸せって、モチベーションにつながると思うんです。このドラマが、皆さんにとって小さな幸せになったら、『1週間また頑張ろう』と頑張る背中を支えられたらいいなと思います」(清野)とメッセージが送られ、キャスト3人が劇中にも出てくるおやきを食べるシーンをモチーフに“おやきポーズ”で記念撮影。大いに盛り上がった完成披露試写会は、幕を閉じた。


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