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清野菜名らが「日曜の夜ぐらいは…」のほっこりエピソードを披露2023/04/06

清野菜名らが「日曜の夜ぐらいは…」のほっこりエピソードを披露

 テレビ朝日系で4月30日にスタートする連続ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」(日曜午後10:00=ABCテレビ制作)の制作発表会見が行われ、主演の清野菜名をはじめ、共演の岸井ゆきの、生見愛瑠、岡山天音、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE・川村壱馬、和久井映見、宮本信子が登壇した。

 岡田惠和氏が脚本を手掛けるオリジナル作品「日曜の夜ぐらいは…」は、ABCテレビが4月から新設する全国ネットの連続ドラマ枠の第1弾作品。足の不自由な母・邦子(和久井)との2人暮らしを支えるために休みなくアルバイトを続ける娘・岸田サチ(清野)、家族から縁を切られながらも退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける野田翔子(岸井ゆきの)、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母・富士子(宮本)と工場勤務を続ける孫娘・樋口若葉(生見愛瑠)――。離れた場所に住み、お互いの存在も知らない3人は、あるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす。戸惑いながらも心を通わせ始めた彼女たちに、ある“奇跡”が起き…。漫然とした暮らしの中で行き詰まっていた3人の人生が、静かに動き出す。「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマにしたハートフルなドラマだ。

 清野は「サチは過去に暗い出来事があって、そこから後ろ向きな性格になってしまったんです。サチを暗く演じようと思えばどんどん暗くなってしまうところなんですけど、(岸井、生見の)お二人と一緒に撮影していくうちに、自分が思っているほど暗くならなくてびっくりでした。暗い中でもしっかり小さな幸せを見つけて、踏ん張って生きる明るさをサチもちゃんと持っていたんだなということに、撮影をしながら気付きました」と、3人での芝居で変化が生まれたことを明かす。

 岸井も「台本で読んだ印象よりも暗い話だなと思ったりもしたんですけど、この3人でやれば暗い空気も明るく見えるかなと思いました」と清野の意見に頷き、自身の役について「翔子は初対面なのに、割とグイグイいくタイプの役なので、演じていて面白いですね。自分だったらこんなことできないな、ということをできるので、楽しくやれています」と印象を語った。

 生見は「普段は田舎でおばあちゃんと2人で暮らしてる女の子なので、東京に出て2人に会うことがリアルに楽しいんです。台本のセリフも実際にありそうだなというものが多くて。アドリブなんかもすごく楽しいなって、毎回思っています」と撮影を楽しんでいることを伝えた。

 そんな3人が出会うことになる、ラジオ番組の旅行企画で世話役を務める市川みね役の岡山は「身近にいる気もするけど、現実では出会ったことがない気もする絶妙なキャラクターです」と自身の役どころを説明。さらに、「ドラマが進むにつれて、彼の境遇なども出てくると思うんですけど、どこか自分と重なるところがあって。“明るい”と“暗い”を行き来しているというか、彼の軸足とか根っこがどこにあるのか、シーンによって移ろうようなキャラクターだと思ってます」と深く掘り下げて演じていることもうかがわせた。

 サチが見とれるほどキラキラ輝くカフェで働いているカフェプロデューサー・住田賢太役の川村は、「すごい好青年というか、この作品の中では明るめのキャラクターになっています。普段の自分には、そういう感じがあまりないので演じていて楽しかったですし、これからも賢太に入り込んで楽しく撮影していけたらいいなと思っています」とコメント。

 ある時から車いそ生活を送るようになったサチの母・邦子を演じる和久井は、この会見で初めて顔を合わせたキャストが多いとのことで、「基本的にサチと2人のシーンか、私1人のシーンがほとんどなんです。(邦子は)サチと2人で生きていますが、娘には生き生きと幸せであってほしいし、よい展開になっていくといいなと願っている人だろうなと思っています」と語った。

 そして、裕福な暮らしから没落し、小さな借家で孫の若葉と2人で暮らす富士子役の宮本は、「若い人たちも私なども、どこかいっぱいいっぱいというところで生きている人は多いんじゃないかと思っていまして、そういった意味でも、このドラマの岡田さんの脚本は『大丈夫だよ』という、応援がこもったドラマのような気がしています」と述べた。

清野菜名らが「日曜の夜ぐらいは…」のほっこりエピソードを披露

 撮影現場の雰囲気を聞かれた清野は、すごくいいと笑顔で答え、さらに「実際に高速道を走る観光バスの中でバスツアーのシーンを撮影していた時、やはり走行中の車内なのでメークさんもなかなか動けなかったんです。そんな時、岸井さんが私の髪を直してくれて、それがすごくうれしかったんです!」とほっこりするエピソードを披露すると、岸井は照れたような笑顔を見せながら「バスの中では“たけのこニョッキゲーム”などをやりながら、楽しくやっていました」は無し、生見もまた「バスでサービスエリアに寄るんですけど、そこでずっとご飯の話をしてましたね。肉まんを頬張ったりして」と女子会さながらの雰囲気だったことを告白。

 また、和久井は清野との2人の撮影でハッとしたことがあったそうで、「2人で朝ごはんを食べるシーンで、清野さんが“なんで起こさないんだよ”みたいな顔をするんですね。でも、そのカットはちょうどカメラに背を向ける形になって、私にしか顔が見えないんです。その“なんで起こさないんだよ”っていう顔がものすごくチャーミングで、これ私しか見られないんだと思ったら、すごくうれしかったです(笑)」という撮影の裏話も明かした。

清野菜名らが「日曜の夜ぐらいは…」のほっこりエピソードを披露

 会見では、主題歌「ケセラセラ」を担当するミュージシャンのMrs. GREEN APPLEがビデオメッセージを寄せ、3月27日が誕生日だった宮本へのバースデーサプライズも行われた。宮本には、サチが煮詰まった時にコンビニエンスストアで一番高いアイスを食べて解消するというルーティンにちなんで、会見会場であるシェラトンホテル都東京のパティシエシェフ特製・高級アイスがプレゼントされ、そのおいしそうなビジュアルに会場は盛り上がった。

 最後に、あらためて清野は「生きていると大変なこと、つらいこと、嫌なことがたくさんあると思います。この物語は、大切な友達ができてかけがえのない友情を得ることで、なんとか乗り越えようとする女性3人の友情物語です。皆さんも、“日曜の夜ぐらい”は嫌なことを忘れてこのドラマを見て、明日からまた一週間頑張ろうと思っていただけたらうれしいです」と笑顔でメッセージを送った。

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