「どうする家康」今川氏真役・溝端淳平が「静岡まつり」に参加。「皆さんの優しさに包まれながらの行列は楽しかった」2023/04/03
NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8:00ほか)に今川氏真役で出演する溝端淳平が、4月1日に静岡市で開催された「静岡まつり」(3月31日~4月2日開催)の大御所花見行列に参加した。
松本潤が主演を務める「どうする家康」は、誰もが知る歴史上の有名人である徳川家康(松本)の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当している。
「静岡まつり」で溝端は、花車に乗り、駿府城公園の東御門から静岡浅間神社まで、およそ40分にわたり静岡の街を周回した。澄みわたるような青空の下、桜は満開。溝端は沿道を埋め尽くす人々に笑顔で手を振り、時に立ち上がって後方の観客にも配慮するなど、終始笑顔での行列となった。
行列を終え、浅間神社にある「静岡市 大河ドラマ館」で取材に応じた溝端は「今日はは本当に天気に恵まれて、桜も満開で奇麗でしたし、何より静岡の方々に温かく迎えていただけて…。皆さんの優しさに包まれながらの行列は楽しかったです。とてもいい時間でした。僕は今回が初めての大河ドラマで、今川氏真というとてもやりがいのある役をやらせていただきましたが、これだけ静岡の方は温かく見守ってくださっていたんだなとあらためて感じ、その“恩返し”の気持ちが大きいですね」と心境を伝えた。
また、立ち上がって手を振った理由を問われると、「静岡の方の県民性といいますか、シャイな方が多いのかなと思いまして。大勢の方にお越しいただけた分、せっかく見に来てくださった後ろの方の方々にも、ちょっとでも楽しんでもらえたらなと思い、立ち上がって手を振らせてもらいました」と明かした。
道中で印象に残った風景については、「70~80代くらいの方が、『大河よかったよ、さっきも再放送見たよ』と言ってくれたり、5、6歳の子が『氏真さま!』ってワーッと手を振ってくれたり。老若男女問わず、本当に幅広い人たちに今川家は愛されているし、特に今回『どうする家康』を幅広い層が見てくれていて、静岡に縁のある方々が主軸になる大河ドラマを愛してくださっているんだなと感じました。世代を超えた静岡県民の大河ドラマへの愛が印象に残っています」とほほ笑んだ。
そして、父・今川義元から家督を継いでから、今川滅亡までの9年という歳月について聞かれると「氏真にとってはとても長かったと思います。普通の9年ではないので。壮絶なことが起きて、信長だったり武田信玄だったり、豪傑たちに囲まれて、まだまだ若い氏真が家臣にも恵まれず、どんどん闇の中に落ちていく。その苦しみから考えると、とてもとても長かっただろうなと。ドラマの中では、第12回(3月36日放送)の最後に、志田未来さん演じる妻・糸さんの『もう降りましょう』『もう十分です』という言葉でやっと解放されますが、それを思うと、果てしなく長く苦しい9年だったと思います」と氏真の境遇に思いをはせた。
最後に、溝端は「ちょうど僕がメインで描かれる『氏真』というタイトルの回の放送が先週で、その6日後の4月1日に『静岡まつり』があるというのは、深いご縁ですよね。参加できて、非常にありがたかったです。ドラマの中で、戦国武将としての今川家は終わりましたが、今後どんな氏真になって再登場するのか、僕自身も楽しみにしています」と締めくくった。
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