「もはや家族みたいな間柄」井ノ原快彦、「特捜9」6年目の進化を宣言! Snow Man・向井康二からの相談には「筋トレして!」2023/03/23
テレビ朝日系で4月5日からスタートする連続ドラマ「特捜9 season6」(水曜午後9:00)の制作発表記者会見が行われ、主演の井ノ原快彦をはじめ羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、中村梅雀ら警視庁刑事部捜査一課特別捜査班の豪華メンバーが登壇し、新シーズンの見どころや現場の雰囲気などを披露した。
「特捜9」として6年目、そして前身となる「警視庁捜査一課9係」から数えると18年目に突入。井ノ原演じる浅輪直樹が、村瀬(小宮山)志保(羽田)、青柳靖(吹越)、矢沢英明(田口)ら特捜班チームをまとめる主任として、そして、昨シーズンから加わった若手警察官・三ツ矢翔平(Snow Man・向井康二)、高尾由真(深川)の先輩としてまい進し、個性派刑事たちの活躍を描く人気シリーズ。難事件に挑む刑事たちの活躍はもちろん、その醍醐味(だいごみ)は、シリーズを通じて登場人物たちのプライベートや心情の変化をリアルに楽しめるところでもある。
「9係」で出会い、「特捜9」で結婚した直樹と倫子(中越典子)の浅輪夫妻の今後は? season4の最終回で結ばれた村瀬健吾(津田寛治)&志保の夫婦の現在は? さらには、青柳&矢沢のコンビや、班長・国木田誠二(中村)の今の思いとは? season6では、それぞれが抱える事情や関係性が、毎回の捜査に複雑に影響していく。手に汗握るミステリーと人間ドラマとの見事な融合は、長いシーズンを積み重ねてきた「特捜9」だからこそなしうる境地。1話完結のドラマでありながら、彼らの個性が絡み合ってどんどん変貌を遂げていく様子が、1クールを通して“縦軸”として描かれる。
今や「家族のような間柄」だというメンバーたちが、現場のムードそのままに和気あいあいのトークを繰り広げ、長きにわたって培ってきたチームワークのよさがうかがえる会見となった。
会見ではまず、「season6」の“進化”が話題に上がり、井ノ原が「一般的に役柄は成長しないことが多いですが、『特捜9』では新しいメンバーが入ったり、家族のシチュエーションが変わったりして、年々キャラクターも成長してきた気がします。今年もさまざまな状況の変化があるので、昨年とはまた違った浅輪直樹をお届けできると思います」と堂々と宣言し、「新型コロナウイルスの影響で近年はみんなで食事に行くこともできなかったのですが、その分、お芝居は密にやってきたつもりで、もはや家族みたいな間柄になってきました。お互いの好き嫌いも把握している間柄です。だから、みんなの差し入れも楽しみなんですよね。今日はマイマイ(深川)が差し入れしてくれたワッフルがおいしかったですし、昨日は羽田さんがみんなにお茶をいれてくれました。僕も先日、津田寛治さんが『世界一うまい!』と絶賛していたコーヒーを用意したんですよ」と撮影現場の雰囲気を明かした。
羽田も「17年間を共にした仲間とまた再会できて、家族のもとに帰ってきたような気持ちです。一番心がホッとする場所は、この『特捜9』の現場だなとあらためて感じています。今年は、“老舗”でありながらも新しく変化していこうという約束のもとに脚本や映像も進化。キャラクターも色濃く描かれ、作品が新しくなったことを実感しています」とシリーズの成長を強調した。
ベテラン刑事の青柳を演じる吹越は「毎シーズン、靴下にはこだわっていて衣装さんにいろいろなパターンを用意してもらうのですが、今回はシルバーが入っています。非常に細かい話をすると、スーツは昨年と同じものなのですが、今年はパンツの裾を2cm伸ばしてもらったんです。若い頃は膝を折った時に必ず、(パンツの裾と靴下の間の)“絶対領域”が見えるようにしていたのですが、今回は座った時にちょうど靴下が見えるぐらいにしています」と自身の衣装の靴下の微妙な変化を打ち明けた。
田口は「今回は、ちょっとスカした感じの髪形にしてみました。似合うかなと思って切ったのですが、今日、小さなおできができて気になっちゃって…(笑)。『season6』は事件だけじゃなく、それぞれの家庭の問題も少しずつ入ってきて、素晴らしい展開になっています」と自信をのぞかせ、昨シーズンからメンバー入りした深川は「私が演じる由真は曲がったことが嫌いな、正義感の強い女性。特捜班に異動してきた『season5』では『この捜査の仕方は何!?』『この自由な人たちは何!?』という衝撃を受けていたのですが、今シーズンは1年間たって成長してほぐれている部分があるので、そこに注目していただけたらうれしいです。由真は国木田班長に対しても、物おじせず発言しています」と自らが演じる役柄の成長をアピールした。
その中村は「『season3』で班長に就任して、今年で4年目です。最初は訳の分からない班長だったのが、『season3』の最後にその理由が分かり、『season4』で打ち解け、『season5』でチャラチャラした部分が出てきたなと思ったら、『season6』では、再び訳の分からない男に(笑)。本作では国木田の謎めいた雰囲気が出ていますので、僕自身、これは面白いなと期待しています。皆さんも期待してください」とキャラクターの進化を告白した。
また、会見の中盤では、深川演じる由真が“特捜班2年目”というシチュエーションにちなんで、入社2年目の同局社員から寄せられた悩みに答える相談コーナーも登場。ところが、集まった相談の中に、深川同様、昨シーズンから加わった向井の悩みが紛れこんでいることが発覚した。
向井は「大人気シリーズにまたチームの一員として参加できること、すごくうれしいです」と喜びを明かしつつ、「(劇中で)僕が使っているタブレット、最新のものに変えられませんか? 重たくて、手がプルプルしてしまいます(笑)」という相談を寄せたが、井ノ原は「田口さんは『9係』以来17年間、同じ手帳を使っているので、2年目ではまだまだ。プルプルしないように筋トレしてほしい」と、その提案を一蹴するも「彼も本当に続投を喜んでいて、初日もすごく張り切っていました。衣装合わせをするたびに僕に写真を送ってくるので、“今年も頑張ろうね”みたいなやりとりをしています」と、後輩との心温まるエピソードを披露。羽田も「向井くんはいつも一生懸命なので、“もうちょっとこうしてみたら?”と、ついおせっかいを焼きたくなっちゃう」と笑顔を見せた。
さらに、会見では「もはや家族みたいな間柄。お互いの好き嫌いも把握している」という井ノ原のメンバーに対する愛情発言を皮切りに、“家族”というキーワードがたびたび出現。記者からの「特捜班メンバーを家族に例えるならどんな構成?」というむちゃぶり質問に、深川は悩んだあげく、“吹越満と田口浩正が父母、井ノ原はお兄ちゃん、羽田がお姉ちゃん、中村がおじいちゃん”という意外すぎる分析を展開。これには吹越と田口が「オレたちが夫婦ってこと?」とツッコミを入れ、一同は大爆笑。
さらには、日本中を沸かせた2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関する話題も飛び出し、会見でも侍ジャパンの激闘を称賛していた井ノ原は、「14年ぶりの優勝。おめでとうございます。大きな力をもらいました! テレビを通して、日本中が一つになった瞬間がありました。子どもたちだけでなく、大人たちにもたくさんの夢をありがとうございました。撮影現場でも勝手に祝杯をあげたいと思います」と世界一を勝ち取った日本代表選手たちに感謝のメッセージを送った。
最後に、「season6」の主題歌が20th Centuryの新曲であるミディアムバラード「あなたと」に決定したことも発表されると、井ノ原は「主題歌も木曜日から週末に向けて頑張るぞ、という気持ちになれるような楽曲を作ったつもりです。今年も一同、皆さんの明日への活力になればいいなという気持ちで取り組んでいますので、水曜9時はぜひ『特捜9』をご覧いただきたいですね」と力強く呼びかけ、会見を締めくくった。
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