小芝風花が「波よ聞いてくれ」で破天荒キャラに挑戦! マシンガントークをぶちかますラジオDJに2023/02/21
小芝風花が、テレビ朝日系で4月にスタートする連続ドラマ「波よ聞いてくれ」(金曜午後11:15、開始日未定。一部地域で放送時間が異なる)で主演を務めることが分かった。次世代のコメディエンヌしてさまざまな作品でコミカルな演技を披露し、必ず愛されるキャラクターを生んできた小芝が、人生で初めて金髪にして、これまでのイメージを覆す前代未聞の姿を披露する。
「波よ聞いてくれ」は、国内外で熱狂的な支持を集めた大ヒット作「無限の住人」で知られる沙村広明氏による「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作。2020年にアニメ化されたほか、「マンガ大賞」でも4位に選ばれた話題作が、初めて実写化される。
小芝が演じるのは、スープカレー店でアルバイトをする主人公・鼓田ミナレ。彼氏にフラれた上に金もだまし取られ、やけ酒を飲んでは見ず知らずの男に愚痴をさく裂し、挙げ句、泥酔して記憶をなくすという、“超絶やさぐれ女”という役どころだ。ところが、この失恋トークをかました見ず知らずの男性が、実は地元ラジオ局のチーフディレクターで、この人物に素質を見いだされたミナレは、あれよあれよと深夜のラジオで冠番組を持つことになり、やがてラジオパーソナリティーとして、才能が開花していく。
ミナレは、本人が破天荒なら番組も奇想天外で、ラジオを通じて元カレへの復讐(ふくしゅう)劇や、幽霊が現れる部屋への突撃リポート、ストーカーへの公開生説教など、これまでのラジオの既成概念を覆すぶっ飛び企画を続々とオンエアしていくことに。しかも、彼女を取り巻く人物も遜色ないほどの個性が強い“変わり者”たちばかり。そんなキャラクターの濃い人間たちと関わりながら、ミナレが“ラジオ”を舞台に巻き起こす激動の日々を“テレビ”で描くという、史上初のメディアミックス新感覚エンターテインメントとなっている。その中では、ラジオ制作の裏側も垣間見えると同時に、ラジオ番組に懸ける制作スタッフの熱い思いや葛藤、さらには駆け引きなど泥くさくも熱い一面をつぶさに描いていく。
これまで、数々の作品で活躍してきた小芝だが、ここまでの破天荒で型破りなキャラクターは初めてのこと。さらに、髪形のほかにもメークやファッションと、これまでの印象とは全く異なるビジュアルに大変身を遂げている。そんな小芝に、原作者・沙村氏から描き下ろしイラストのサプライズが到着。原作のミナレと小芝が扮(ふん)するミナレが1枚のイラストの中で奇跡の共演を果たした。
脚本を手掛けるのは「LIAR GAME」、「メイちゃんの執事」(ともにフジテレビ系)などジャンルを問わず数々の原作の実写化を成功させてきた古家和尚氏。演出は「架空OL日記」(日本テレビ系)、「殺意の道程」(WOWOW)などのバカリズム脚本作品でタッグを組み、新しいコメディーの形に挑んできた住田崇氏が担当し、最強の布陣で予測不可能な無軌道コメディーの実写化に挑む。
「波よ聞いてくれ」への出演について、小芝は「最初お話をいただいた時は、私自身とミナレという人物がかけ離れている印象だったので、『この役を私が演じるんだ!?』と驚きました。原作も読ませていただき、アニメ版も拝見させていただきましたが、鼓田ミナレという人物をなかなかつかみきれなくて、また、作品の世界観も独特で、出てくるキャラクターもみんなちょっとおかしくて(笑)。ただ、原作の漫画もアニメ版もなぜか、ついつい続きに手が伸びちゃうような癖になる感じがあり、ドラマ版でも『なんか変わったドラマをやっているけど、来週も気になるな』みたいな感じになっていただけたらうれしいです」と原作の印象を伝え、ドラマへの期待を語る。
加えて、ミナレのキャラに関しては、「とにかくは破天荒で、ガサツな部分もあったり、人として足りない部分もたくさんある人なのですが、それと同時に周りを動かしたり巻き込んだりするパワーがとても強い人だなと思いました。漫画やアニメでは、『こんな人、本当にいる!?』と思うような、何を起こすか分からない強いキャラクターなのですが、そんな原作で描かれるミナレのよさも引き継ぎながら、監督やプロデューサーとは『ミナレみたいな人っているよね』と感じさせるようなリアリティーも出せるようにしていきたいということはお話しています。でも、こういったやさぐれた役は初めてで、さらに第1話では酔っぱらって荒れているミナレからスタートするので、そういう雰囲気をつかめたらいいなと思い、普段はやらないのですが、今はお酒飲みながら台本読んでいます(笑)」と明かした。
そして、役柄に合わせて初めて金髪にしたことにも触れ、「最初にこのお話をいただいた際に、この役に挑むなら絶対に金髪にしたいと思ったんです! なので、マネジャーには自ら『私、今回金髪できますか!?』ってすぐに確認したんです(笑)。ただ、初めて地毛を金髪にして鏡を見た時は『え、似合わないかも…』と思ってしまったんですけど(笑)、髪の毛をセットしていただいたり、強めのメークをしていただいたり、おしゃれな衣装を用意していただいたり、今回はカラーコンタクトも付けたりと、ヘアメークやファッションなどいろいろ相談しながら、皆さんのおかげでちゃんと鼓田ミナレのビジュアルを作っていただけました。トータルすると新しい自分になれた気がして、今はワクワクしています!」と声を弾ませた。
また、「私は普段、ラジオをあまり聞いていなかったのですが、ミナレも最初は全くその世界に関わりのないスープカレー屋さんのアルバイトなので、実はそんなに聞いていないんです。なので、撮影始まってから、ミナレの成長とともに徐々に聞いていこうかなと思っています」と話しつつ、「ただ、ミナレ自身は全くかまずに見事なトーク力を持っているので、セリフ量がとてつもなくて(笑)。いつものテンポでいくとこぼれてしまうようなセリフ量なので、テンポもとても大事ですが、早すぎて視聴者を置いていってしまってはいけないのでセリフもきちんと聞かせたいと思っています。昔、事務所の活舌レッスンで使っていた『外郎売(ういろううり)』で練習をしたり、口元を緩めてから台本を読むようにしたりしています」と役へのこだわりをうかがわせた。
続けて「ミナレって、ホントにたくさん失敗をするんです。でも、そんなたくさん失敗をするミナレを見ていると、『あ、別に失敗していいんだ!』とこちらの気持ちが少し軽くなったりするんですね。なので、この役を通して、別にだめな部分があっても失敗しても、『そんなに堅苦しく考えなくてもいいかな』と見ている人の心がフワッと軽くなればいいなと思っています。そんなミナレのパワフルな部分もだめな部分も全力でお届けできるように、撮影を頑張ります」とやる気をみなぎらせている。
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