News ニュース

福山雅治と大泉洋が最強バディに!「ラストマン-全盲の捜査官-」で13年ぶりにドラマ共演2023/02/20

福山雅治と大泉洋が最強バディに!「ラストマン-全盲の捜査官-」で13年ぶりにドラマ共演

 TBS系では4月から、福山雅治が主演を務め、大泉洋が共演する連続ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」(日曜午後9:00、開始日未定)がスタートすることが分かった。福山と大泉の共演は、2010年の大河ドラマ「龍馬伝」(NHK)以来となる。

 福山が演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見。人たらしな性格で愛嬌(あいきょう)や社交性があり、いつも人の輪の中心にいるような人物だ。過去のある事故がきっかけで両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件を必ず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。

 そんな皆実のアテンドを命じられた、警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗に大泉が扮(ふん)する。代々、警察庁長官を務め上げてきた由緒正しい護道家の人間である心太朗は、自ら志願し、警察の中でキャリアではなく現場を選択し、捜査一課で圧倒的な検挙数を挙げていた。ある理由から悪を絶対に許さないという、並々ならぬ正義感があり、犯人を捕らえるためにはどんな手段もいとわない、いきすぎた一面も。その姿勢から警察内部にも敵は多い。そんな心太朗だったが、次期警察庁長官と目されている兄から命じられて、皆実のアテンドをすることになる。

 「ラストマン-全盲の捜査官-」は、そんな何の屈託もなくすぐ周りに助けを求めることができて、人を信じる皆実と、他人を信じず己だけを信じて、1人で生きてきた心太朗という、真逆の凸凹コンビがバディを組み事件を解決していく痛快バディドラマとなる。枠にとらわれない皆実の行動は警視庁の面々にとっては、はた迷惑。ただ交換留学生のお守りをするだけだと思っていた心太朗も困惑し、皆実を自分にアテンドさせるのは、護道家の人間である自分にミスをさせて、キャリアの警察官僚である兄を引きずり下ろそうとする警察内部の陰謀だと考える。しかし、「心太朗をバディに指名したのは皆実自身」という衝撃の事実を知る。その理由とは?

 そして、本作の脚本を担当するのは、19年の「グランメゾン東京」や21年の「TOKYO MER~走る緊急救命室~」、22年の「マイファミリー」など、「日曜劇場」枠で数々の極上のドラマを紡いできた黒岩勉氏。サスペンスミステリーの名手である黒岩氏による、予想のつかない目まぐるしい展開のミステリーであり、バディの軽快なやりとりも見どころだ。1話完結の完全オリジナルストーリーで、毎話扱われる事件は今の時代を反映させた内容になっている。さらに、護道家や皆実家という、同枠ならではの重厚な家族の人間ドラマも描かれる。

 福山は「今回演じるのは、全盲のFBI捜査官である皆実広見。タイトルにある“ラストマン”という言葉の通り、難事件を解決する最後の切り札になる男。鋭い分析力、嗅覚、触覚を持ちながら、自分ができないことに関しては素直に人にお願いすることができ、できることは当然自分でやる。フェアな精神を持っていますが、正義のためには二枚舌、三枚舌を使う、“うまくやる大人の男”です」と役柄を説明。

 作品については、「多様性と同時に“平等とは何か”を探っていくのが、今作の根底に流れるテーマ。事件のケースには、リアルタイムで起きているさまざまな社会問題が題材となっているシーンも出てきます。その題材は、単にドラマを作る設定として使っているのではなく“誰もが等しく生きていく社会とはどういう社会か”ということを、さまざまな側面から見せていくエンターテインメント作品になっています」と紹介する。

 大泉とは、大河ドラマ「龍馬伝」で以来、13年ぶりの共演。「その時は近藤長次郎(福山が演じた坂本龍馬の同志)として自害をされて、非常に悲しい別れをして以来です。今作では、警察社会を懸命に生き抜こうとする護道さんに会えてうれしかったですね。なので今回は全く新しい関係です。護道心太朗というのは、大泉さんの根底に流れているかっこいい部分と、これもちょっとあるのかな? ダークな部分を持ち合わせている。“悪かっこいい”部分がある役なので、それを見られるのが僕も楽しみです。1人ではできないことが2人でできる。最高で最強のバディがさらに周囲の人を巻き込んで、大きなうねりを生み出す。2人でそのうねりの中心になれればと思っています。テーマやメッセージも含めて、さまざまな挑戦があるドラマだと思います。その挑戦を大泉さんとバディを組むことで楽しんで演じられたらと思っています。シリアスだけれど、ちょっとニヤリとできるような、そういう見せ方がこのバディだったらできるんじゃないかと」と期待している。

 そして、「軽くではなく軽快に。重たくではなく重厚に。日曜の夜にスカッとできるドラマです。ぜひご覧ください」と呼び掛けている。

 一方、大泉は「護道心太朗という人物は、祖父の代から続く警察官僚一家で、自らもキャリアでありながら官僚ポストにはつかず、現場にこだわり、時には⼿段を選ばず、犯⼈を挙げることだけに異常なまでに心血を注ぐ人物です」と伝えつつ、「最近は『福山さんのものまねをする人』または『福山さんの面白伝説を語る人』と思われがちでしたので、刑事ドラマという私も初めて挑戦する新しい世界でしっかりと共演できるのはとても光栄です。最強のバディとしてドラマを最高に盛り上げつつ、新しい福山さんのものまねと新作の『福山雅治伝説』を仕入れるのが私の使命と感じております! どうぞ、さまざまな観点でご期待ください(笑)」とアピール。

 脚本の黒岩氏は「目が見えない方々に、取材といいますか、楽しくおしゃべりする時間をいただきました。当たり前なのですが、目が見えない方々にとって私の外見は一切関係なく、選ぶ言葉や話す内容、考え方など、中身だけでこちらの人間性が判断されます。なんだかすべてを見透かされているような気分になり、誰よりも人の本質を見抜く目を持っているのだと感動しました」と明かす。

 加えて「『ラストマン』は皆実広見という全盲のFBI捜査官が活躍する娯楽エンターテインメントです。全話を通して明かされていく大きな秘密やどんでん返しも用意してありますし、家族全員がワクワクドキドキしながら難しいことは一切考えずに、ひたすら楽しめる連続ドラマを目指して脚本を書かせていただいています。でも、この物語の根底にあるテーマは『多様性』と『寛容さ』です。最高のエンターテイナー・福山雅治さんと大泉洋さん、そして魅力的な仲間たちが、社会で苦しんでいる人たちやマイノリティーを切り捨てている今の残酷で息苦しい時代を、痛快に打ち破ってくれるはずです。このドラマを見た人が自分の周りにいる人たちに優しくなれる。相手の気持ちを慮り、一緒に学んだり働いたりしていこうと思える。そんなきっかけになれれば幸いです」と作品に込めた思いを語っている。

 また、演出を務める土井裕泰氏は「福山雅治×大泉洋という最高のコンビのセッションに今立ち会えることは、作り手としてとても特別なことだと、ちょっと震えながら日々撮影を進めております。ドラマ史に残る、新たな名バディの誕生をぜひ期待してお待ちください!」とメッセージを寄せ、編成プロデュース・東仲恵吾氏も「人間的愛らしさもあり、どこにいっても人の輪を作る魅力を持っている主人公を考えた時に、世界中で愛されているエンターテイナーである福山さんしかいないと思い、オファーをさせていただきました。実際に撮影前に福山さんと何度もお会いさせていただきましたが、自然と人をとりこにするカッコよさと周りを明るく元気にさせる魅力にあふれていて、皆実そのものでした。そして、そんな皆実のバディは毒づきながらも、ものすごく愛にあふれた人にしたいと思った時、国民的俳優の大泉さんが思い浮かびました。大泉さんとは以前、一度だけご一緒させていただいたことがあるのですが、周りを笑顔にするひょうきんさを持ちつつ、誰よりも役に真摯(しんし)に向き合うギャップがすごくすてきで、今回の心太朗という二面性のある人物にはうってつけの人だと感じております」と福山と大泉の魅力を語りつつ、2人のタッグへの手応えをにじませている。


この記事をシェアする


ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season

【2025年冬】TVドラマガイド

2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!<br />大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!

2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」のほか、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを順次公開!

【2024年秋】TVドラマガイド

2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!<br />朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆

2024年の秋(10月・11月・12月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で大特集!
朝ドラ「おむすび」、月9「嘘解きレトリック」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、現代版「若草物語」や「ザ・トラベルナース」など注目作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆

Copyright © TV Guide. All rights reserved.