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葵わかな&伊藤沙莉主演「キッチン革命」を盛り上げる14人が一挙解禁2023/02/02

葵わかな&伊藤沙莉主演「キッチン革命」を盛り上げる14人が一挙解禁

 テレビ朝日系で3月25・26日放送の2夜連続スペシャルドラマ「キッチン革命」(時間未定)で、第1夜で葵わかな、第2夜で伊藤沙莉がヒロインを務める本作を盛り上げる、豪華共演者14人が一挙に発表された。

 「キッチン革命」は、戦前から戦後にかけて激動の時代に、“食に関わる革命”を起こして日本を変えた2人の実在した女性をモデルに、彼女たちの挑戦をパワフルに描く。第1夜では、今では誰もが当たり前のように使っている計量カップや計量スプーンを生み出し、現代でいうレシピ=“料理カード”を作った女性医師・香美綾子を葵が演じる。また、第2夜では、ダイニングキッチンを発明して台所を改革した日本初の女性建築家・浜崎マホに伊藤が扮(ふん)する。林遣都、成田凌という人気実力派がそれぞれのヒロインを支えるパートナーとして出演。薬師丸ひろ子が2人のヒロインをつなぐ存在として登場する。

 第1夜では、医師・綾子の奮闘と、綾子が入局する東京帝大医学部附属医院の先輩医師であり、後に彼女の夫となる香美昇との愛の物語を映し出す。

 そんな物語で、バイタリティーあふれる綾子の父・茂雄を演じるのが、杉本哲太。娘を心配しながらも困難な道へと送り出す父親の苦悩を表現する。料理上手で愛情深い母・房枝役は石田ひかり。大好きな母・房枝の死は綾子に大きな衝撃を与え、彼女が医学界に進むきっかけとなる。

 伊東四朗は、綾子が教えを乞う料亭の親方・深谷辰之助として威厳たっぷりに登場。筒井真理子は、綾子の奮闘を支えるしっかり者の叔母・横田フネに扮し、美村里江が綾子のカード作りを手伝う料亭の仲居・藤子をほがらかに演じる。

 また、和田正人が綾子につらく当たる先輩医師・熊井役で作品にスパイスを効かせ、渡部篤郎が綾子を導く東京帝大医学部教授・花園順三郎をひょうひょうと演じて、ドラマに深みをもたらす。

 第2夜は、戦後復興の荒波の中、暗く寒々しかった台所に光り輝くステンレスのダイニングキッチンを導入した、建築家・マホの改革をエネルギッシュに紡ぎ上げる。日本住宅公団日本住宅公団・設計課長の本郷義彦(成田凌)も、妻のために明るい台所を作りたいという思いを胸に、一緒にダイニングキッチンの開発に突き進んでいく。

 中村アンが演じるのは、マホの右腕となる義彦の妻・本郷栄子。彼女は、はからずもマホに重要な設計ヒントをもたらす存在となっていく。加えて、戸塚純貴、佐藤寛太の2人は本郷の部下である津川修平、倉木明夫を熱演。理想の台所づくりに情熱を燃やす若き設計技師たちを体現する。

 あらに、猪突猛進な妻を優しく包む、マホの夫・浜崎隆二役は毎熊克哉。日本住宅公団副総裁の執務補佐・富岡を板尾創路、板金工場を切り盛りする頑固一徹な工場長・村木を寺島進がそれぞれ演じ、北村一輝が初っ端からマホと対立する日本住宅公団副総裁・鈴木仙吉としてドラマを引き締めていく。

 1909(明治42)年。実験と数字が好きな10歳の少女・綾子は、最愛の母・房枝を病気で失い、「お母さんのような人を助けたい」と決意。父・茂雄の反対を押し切り、東京女子医専に進学する。

 1926(大正15)年。女子医専を卒業した綾子は、東京帝大医学部附属医院の内科に入局。しかし、男尊女卑の時代に、綾子は男性医局員たちに冷遇される日々を送る。担当した脚気(かっけ)患者からも、「担当を男性医師に変えてほしい」と要望を出されてしまう。

 失意の綾子を救ったのが、医局の先輩医師・昇一だった。彼は人付き合いが苦手で研究ばかりしている“変人”だったが、「君は、医者として日々やるべきことをやればいい」と綾子を鼓舞する。そんな2人が始めたのは、胚芽米の研究。当時、脚気は有効な治療法が確立されていなかったが、昇一はビタミンB1が多く含まれる胚芽米に光明を見いだしたのだ。しかし、胚芽米はおいしくないため、患者にも嫌がられてしまう。そこで綾子は料理上手な叔母・フネに胚芽米を炊いてもらい、誰でもおいしさを再現できるよう時計や温度計、秤などありとあらゆる“物差し”を用意。胚芽米をおいしく炊くための条件を“数値化”していく。

 1955(昭和30)年。日本住宅公団の設計課は、いつになくざわついていた。新たに公団住宅を作るにあたって、設計課長の本郷が、“お台所のマホ様”と呼ばれるマホに、設計チームのアドバイザーを依頼したためだ。マホは、日本初の女性一級建築士。海外育ちで日本の様式美を無視するくせ者ともいわれていた。

 初めの顔合わせで、マホはいきなり「一戸あたり13坪では狭すぎる」と公団の決定に異を唱え、従来の日本家屋で北側にあった台所を南側に置くことを提案。これまで寒い場所での苦しい作業だった“台所仕事”を快適なものにしたいという、理想からだった。

 しかし、戦後日本のひっ迫した住宅事情から13坪という面積は覆らず、マホは“狭さに挑戦する”ことを決意。“妻・栄子のためにもすてきな台所を作りたい”という熱意を秘めた本郷と共に、理想の台所作りに向けて奔走する日々が始まる。


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