磯村勇斗が「東京の雪男」で山から都会に下りた雪男に! 北香那と織り成すホームドラマ2023/01/17
NHK Eテレでは2月4日に、磯村勇斗と北香那が共演する特集ドラマ「東京の雪男」(土曜午後9:00)がスタートする。
「東京の雪男」は、ドラマ「コウノドリ」「毒島ゆり子のせきらら日記」(ともにTBS系)などを手掛けた矢島弘一氏が脚本を手掛け、雪男を通して共生社会や、家族のあり方をユーモアとペーソスをもって描く“雪男×ホームドラマ”。磯村は、山から都会に下りてくる雪男・山川ユキオ役を務める。また、北は、東京の区役所の獣害対策課に勤める馬場翠に扮(ふん)する。2人は“雪男と人間”という前代未聞の若きカップル役を演じる。
山に身を潜め平和に暮らしていた雪人(ゆきびと)たちが、地球環境の激変にともなう災害のため、住む場所を失い、山から下りて大都会・東京に現れた。日本政府はこの異例の事態に対し、彼らの受け入れを決定。雪男・ユキオは、翠の母・茜(山下容莉枝)が経営するスーパーマーケットで働き、同居を始める。一見人間と変わらないように見えるユキオではあったが、夜は冷凍室で眠るという特性があり、超自然的な力も有していた。やがてユキオは翠と恋に落ちるが、周囲の偏見や差別、国による厳しい管理、人間中心の大量消費社会の理不尽さなど、過酷な現実と向き合うことに。果たして、恋する2人は数々のハードルを乗り越えることができるのか?
「今回ユキオを演じて、自分自身の価値観を見直すきっかけになりました」という磯村は、「違う生き方、違う価値観を持った人間と雪人が触れることで相違が生まれ、笑ったり、恋をしたり、今の世の中に危機感を感じたりといろいろ学べた脚本でした。けれど、お堅い物語ではなく、心が優しくなるラブコメディーです」と作品の魅力を伝え、「セリフの掛け合い、切り取る画も面白いので、ぜひご覧いただきたいです。そして、僕たちが今、大切にすることは何かと、考えるきっかけになっていただければと思います」と呼び掛ける。
一方、北は「穏やかなキャスト・スタッフの皆さまに囲まれながらの撮影期間は、毎日が楽しく、幸せな時間でした。また、主演の磯村さんとはいつかご一緒できたら…と思っていたので、今回お芝居でご一緒できたことも、私の中で財産になりました」と撮影を振り返る。
加えて、「日々生きる中で、いつからか世の中に決められてしまっていた当たり前やルールを目の前に、諦めざるを得ない瞬間というのは、誰もが出合うのではないかと思います。本作は、人種差別や個の尊さがテーマになっており、そんな現代を生きる皆さまの心に優しく寄り添ってくれる温かい作品だと感じています。ご覧になる皆さまにとって、本当に大切なものとは何かを考えるきっかけになれれば幸いです」と作品への思いを語っている。
2人の出会いが描かれる第1話。東京のある区役所の獣害対策課に勤めている翠は、特定外来生物に指定されているキョン(小型のシカ)が出没したと呼び出され、南條課長(安藤玉恵)と一緒に対応へと向かう。
そこで翠と南條はキョンを追い詰めようとするが、キョンが突進してきた。悲鳴を上げる翠が恐る恐る目を開けると、目の前にはキョンを大人しく手なづけた謎の男が。彼こそが、ユキオだった。古くから存在すると言われていた未確認生物・雪男が、人間の女性と結ばれたことで生まれた一族の男だった。
ユキオは、何事にも心の広い翠の母・茜のスーパーの従業員として働くことになり、翠の実家での同居が始まる。そこで、翠との距離も急接近していくのだが…。
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