「あなたは私におとされたい」鶴嶋乃愛の小悪魔的な魅力を村井良大&宇垣美里が絶賛2023/01/05
MBSほかで本日1月5日からスタートするドラマ特区「あなたは私におとされたい」(木曜深夜0:59)の制作発表会見が行われ、ダブル主演を務める鶴嶋乃愛と村井良大、共演の宇垣美里、加藤綾佳監督が登壇した。
「あなたは私におとされたい」の原作は、2021年から漫画配信サービス・サイコミで連載中の、作画・梅涼氏、原作・宮口ジュン氏による人気コミック。「セックスレス」「ハラスメント」などリアルな社会問題を通して、夫婦の在り方を問う“異端の不倫漫画”として話題を呼んでいる。“ゼッタイに不倫しない男”相澤直也(村井)דゼッタイに不倫させる女”立花ノア(鶴嶋)の駆け引きの中で、理性と誘惑の攻防、ギリギリの不倫サスペンスが展開される。宇垣は、直也の妻・夏菜役を務める。
ドラマ初主演となる鶴嶋は、「すごくうれしくもあり、座長という響きに緊張感もある中で、クランクインしたんですが、監督やキャストの皆さまが本当に温かく迎え入れてくださって幸せな撮影期間でした」と喜びのコメント。“ゼッタイに不倫させる女”というキャッチコピーについては、「“パワーワード”だと思った」そうだが、「原作を読んでみると、不倫をテーマに扱ったドラマにしては、露骨な表現で描くというより、人間の心情を描いて、役それぞれに思いがあるのを感じて、私自身もどうやって役を深めていこうか試行錯誤する時間も楽しかったです」と振り返った。
そんな鶴嶋の印象を尋ねられ「宇宙だ!と思った」と語った加藤監督。「(鶴嶋の)目力が強い。初めてお会いした時から、すごく目を見てくるので、吸い込まれそうで、宇宙だなと。撮影中も割と“見つめている”時間が多かったかな」と鶴嶋の目力を称賛。それを聞いた鶴嶋は「お褒めにあずかり光栄です」とほほ笑んだ。
また、鶴嶋は役柄上、ほかのキャラクターと対峙(たいじ)するシーンも多いということで、その悪女っぷりに宇垣も震え上がっていたとか。鶴嶋は「心苦しいなと思いながら、自分は悪魔だ!と暗示してグイグイ攻めさせていただきました」と語った。さらに、あるシーンで突如見せた鶴嶋の涙には、村井と監督もかなり驚いたそうで、鶴嶋の熱演ぶりに期待を抱かせた。
一方、“ゼッタイに不倫しない男”直也を演じる村井は、自分も「絶対に不倫はしない」と宣言しつつ、役柄に関しては「真面目で真っすぐな人間」と表現し、役柄上、ノアからアプローチを受ける場面が多いため「避けたりかわしたり、逃げたりごまかしたりということが毎話行われるので、ドキドキしながら撮影しています」と心境を明かした。
宇垣は、本作の原作を読んでみて、「(登場人物の)倫理観がみんなちょっとずつズレているから感情移入できない、なのに続きが気になる希有な作品」とその魅力を語り、若くして出世したバリキャリで家庭も持つ夏菜というキャラクターについては「順風満帆に見えて、実はいろんなところにひずみがあったり、悩んでるところがある、等身大のキャラクターだなと思います」と紹介した。宇垣は村井に対し、感情を爆発させるシーンもあり、洗濯物をぶつけるシーンではかなり激しく演じたそうで、村井は「タオルとは思えない強さだった」と苦笑していた。
そんなシリアスな作品ながら、現場は本番以外では、“みんなでキャッキャしている”和気あいあいとした現場だったそう。鶴嶋と宇垣は本作が初共演ながら、「宝塚(歌劇団)好き」という共通の趣味で意気投合し、加藤監督も「重たいシーンの時でも(カットがかかると)すごくにこやかだったんじゃないかなと。皆さん役のことだったり、(キャラクターが)どう動くだろうと提案してくださったり、話し合いながらやっていた」と伝えるなど、キャスト・スタッフともに、現場の雰囲気のよさを伝えた。
また、鶴嶋は、村井について「村井さん自身が本当に直也さん。誠実で真面目。自然に直也さんとして接することができたし、話数を重ねるごとにとちょっとずつ落ちていくような感じで演じてくださるんです! そういう瞳を感じましたので、私の手のひらの上で転がってるなというお芝居が、自然とできたことは村井さんに助けられましたし、 理性と闘っているいる感じは、見ていてすてきだなと思っていました」と称えた。
「オチていくように演じてくださる」と言われた村井は、「果たして直也はとこからノアにひかれていたのか…。ゼッタイにオチません!と戒めながら演じていたので、僕は今でもオチてないと思っています!」と反論。すかさず宇垣が妻の立場で「私の目を見て言えますか?」と村井を追い詰める場面も。「直也、大丈夫か?」という疑惑のシーンは毎話登場するといい、視聴者に向けて、「一体直也のどこが悪かったのか、『#直也反省会』でつぶやいて考えを聞かせてほしい」とリクエストした。
そして、ドラマのテーマである“ゼッタイに不倫しない男×ゼッタイに不倫させる女”にかけて、3人が「ゼッタイに〇〇しない女(男)”なんです」と発表。鶴嶋は自身を「ゼッタイに自分を否定しない女」だと話すと、「否定的な言葉を聞いても、自分のことは自分が一番信じてあげたい。甘い物を食べて太ってしまうかなと思っても、『今日は頑張ったからOK』とメンタルコントロールしながら頑張りたい」とコメント。
村井は「ゼッタイに子役に嫌われない男」と断言。人見知りの子役の心を開くことができると自負し、宇垣は「ゼッタイに黙れない女」だと分析。けんかのシーン撮影があっても、ギリギリまで、空き時間中はずっとしゃべっていたと裏話を披露した。
最後に、視聴者へのメッセージを求められると、加藤監督は「人間関係を楽しむドラマではあるんですけど、誰にも共感できないドラマかもしれません。相澤夫婦や周りの人がどうノアに転がされていくか楽しんでいただければ。最終話は衝撃の展開です!」と力を込め、続いて宇垣は「個人的な裏テーマとしては、人間関係って常にアップデートしていく必要があると思っていて。それをしなかったが故に、どういうふうな結果になるのか。そして大きな事件が起きた後に、あらためてその関係をどう再構築していくかという話でもあると思っています。相澤夫婦の間にはノアちゃんという悪魔が訪れた結果、すごく大きな騒動に巻き込まれていくんですが、その結果、仕事も家庭も揺らいだ上で、何をもう一度大事にしようと決めるのか、楽しんでもらえたらと思います」と訴えた。
村井は「直也は一体どこで過ちを犯してしまったのか、皆さんにぜひ見ていただきたい。また、上司という立場でハラスメントなどを気にしながらも難しい世の中を生きていく直也を、最後まで見守っていただきたいなと思います」と、リアルな社会問題が描かれる点も、見どころとして挙げた。
鶴嶋は「不倫というフィクションだからこそ楽しめるテーマではございますが、本作は一筋縄ではいかない、人間のもろさや弱さも同時に描かれている作品。毎話ドキドキしながら見ていただけたらうれしく思います。魅力的なノアちゃんというキャラクターをきちんと演じられるように役を深めていきましたので、視聴者の皆さまを立花ノアちゃんの魅力におとせますよう、楽しみにしていてください!」と、“小悪魔”ノアになりきって作品をアピールした。
なお、「あなたは私におとされたい」は、テレビ神奈川(1月5日スタート 木曜午後11:00)、チバテレ(1月6日スタート 金曜午後11:00)、とちテレ(1月12日スタート 木曜午後10:30)、テレ玉(1月12日スタート 木曜午後11:30)、群馬テレビ(1月12日スタート 木曜午後11:30)でも放送される。
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