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望月歩&葵わかな主演の新春時代劇「ホリデイ」キャストがレジェンド・里見浩太朗の殺陣に感激2023/01/05

望月歩&葵わかな主演の新春時代劇「ホリデイ」キャストがレジェンド・里見浩太朗の殺陣に感激

 テレビ東京系で1月6日に放送される新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」(午後7:30)の記者会見が行われ、主演の望月歩と葵わかな、髙嶋政伸、内藤剛志、里見浩太朗が登壇した。

 「ホリデイ~江戸の休日~」は、若き日の徳川3代将軍・家光と町娘の身分の差を超えた恋物語に、将軍の座を巡る権力争いが重なる、一瞬たりとも目が離せないエンターテインメント活劇。家光が自らを将軍の器ではないと悩み、その修業として市井の生活を体験する中で、町娘のお仙と恋に落ちる。江戸時代パートと現代パートにおいて、ダブル主演を務める望月と葵、里見が1人2役を演じる。

 現代の会社員・鍵山孝平と江戸時代の家光の2役を演じる望月は、「共演者の方々のお名前を聞いた時に、僕の母が好きな俳優さんばかりで、僕よりも母が喜んでいたというのが第一印象でした」とオファーを受けた時のことを明かし、2役を演じることについては「どこまで2人を近づけて演じていくかということに興味があったので、すごく楽しかったです」と撮影を振り返った。

 現代では孝平の幼なじみ・戸倉詩織、江戸時代では家光の恋の相手・町娘のお仙に扮(ふん)する葵は、今回が時代劇初挑戦。「もし次にやるなら時代劇に挑戦したいなと思っていた時期にお話をいただいたので、勝手に運命を感じてしまって。しかも今回の役が男の子のふりをしているというキャラクターで、自分が今までに演じてきた役柄として、男の子っぽい役というのは初めてだったので、それも挑戦だな、楽しみだなって思っていました」と新たな経験に心躍った様子をうかがわせた。さらに、「当時の男性が着る“軽衫(かるさん)”という服を着せていただいたんですが、着付けていただいている時も興味深かくて面白かったですし、すごく好きなキャラクターになりました」と述べた。

 大久保彦左衛門の頼みで、魚屋修業をすることになった家光の面倒を見る一心太助役を務めた髙嶋は、34歳の太助を演じることへの不安があったそうだが、「衣装合わせで京都太秦の東映撮影所に行かせていただいた時、皆さんが『おかえり、おかえり』と言ってくださって。その時に『ああ…できるな』と思いました」と周囲の人々に背中を押されたことを報告。また、主演の望月に関して、「最初にお会いした時は緊張しているような、所在なげな感じだったんですが、撮影していくうちに、家光が成長していくのとリンクするように成長されていくのが、手に取るように分かってとても感動しました」と絶賛した。

 孤児のお仙を育てた町医者・杉野一庵役の内藤は、「2016年に放送された『信長燃ゆ』以来ということで、またお声掛けいただけたことがものすごくうれしいです」とテレビ東京の新春時代劇への出演に頬を緩め、「最近の現場では、僕がだいたい最年長なので、なかなか先輩のいる現場にいないんですよ。そういう意味では最高の現場でした。…これ何を言っているかというと、『また来年もよろしく』ということを言外に申し上げています(笑)」と存分にアピールした。

 現代では鑑定人風の謎の老人、江戸時代では家光の教育係・大久保彦左衛門を演じる里見も、この内藤の願いに「僕なんかも時代劇で育ちました。目標にしていた中村錦之助さんの映画で、錦之助さんが1人2役を演じておられました。その吹き替え役として僕が家光をやったことがきっかけで、次の時代劇に出ることができました。その時にまたがった白い馬が、僕の時代劇の出発点のような気がいたしました」と貴重なエピソードを披露し、「65年経った今、家光と一心太助を前にして、同じような脚本の中でお芝居ができたということは、かつての自分と今の自分とを神様がつなげてくれたような思いがいたします」と、時代劇俳優としての巡り合わせについて、感慨深げに語った。

 さらに、本作について「家光とお仙のラブシーンは、私たち古い時代劇役者が考えていたものとは全く違うものがひしひしと心に伝わってきて、思わず涙がポロポロとこぼれて『ああ、俺も年を取ったからこういうことになるのかな』と思ったんですが、試写室のあかりがついてふと後ろを振り向いたら、若い方も年を取った方もみんな目に光るものがありました。ぜひ1人でも多くの方にこの作品を見ていただきたい。そんな思いでいっぱいです」と視聴者へ熱いメッセージを送った。

 望月は時代劇ならではの殺陣シーンに苦労したそうで、「共演の皆さんが、立ち回りを覚えるのがすごく早くて、練習もそこそこにすぐ本番に行かれるんです。僕もそこに合わせてその速度で覚えなければいけないのが、本当に難しかったんです。先輩の方々のプロの技を間近で見ることができたのがとても印象に残りました」と、里見をはじめとする時代劇のプロから多くを学んだ様子。

 一方、里見とは時代劇での共演が多い内藤が「だいたい里見さんと同じ側の立場が多いのですが、いつかは時代劇で里見さんにバッサリと斬られてみたいというのが夢です」という願望を口にすると、髙嶋も「里見さんが殺陣で鞘から刀を抜く時に、本当の刀を抜いているようなすごい重量感があったんですね。それを見た時に戦慄(せんりつ)しました。当時の武士が刀を抜く時というのは、相当な状況で行うわけですが、どうしたら里見さんのような抜き方ができるのか、あれ以来ずーっと考えてます」とベテラン陣もレジェンドとの共演を回顧し、目を輝かせた。

望月歩&葵わかな主演の新春時代劇「ホリデイ」キャストがレジェンド・里見浩太朗の殺陣に感激

 会見では質疑応答に続いて、魚屋の一心太助にちなみ、新春らしい“マグロ解体ショー”も行われた。和歌山産の立派な生の本マグロに、ドラマヒットを祈念して一番太刀を入れる役を託されたのは里見。「よいしょ!」の掛け声とともに一太刀を入れた里見が、「力いっぱい入れましたけど、思ったより奥にいきませんね。僕も俳優になる前は魚河岸で働いたことがあるんです。その頃はマグロの中落ちをいただいたりしたもんですが、今はすぐ大トロを食べたい!」と本音を吐露し、会場は笑いに包まれた。

望月歩&葵わかな主演の新春時代劇「ホリデイ」キャストがレジェンド・里見浩太朗の殺陣に感激

 また、本作の主題歌である「約束-forever-」を里見が生歌唱し、「作曲の平尾昌晃さんが『浩ちゃんの人生を振り返ったものを作ったよ』と言っていた、“約束が永遠に続くように”というような1曲です。ぜひ放送の時にもう一度聴いてください」とアピールした。

 最後に、主演を務める望月があらためて「『ホリデイ~江戸の休日~』というこの作品は、本格的な時代劇ながらも軽やかな作品で、普段時代劇を見ない僕らぐらいの世代の人も楽しんで『時代劇って面白いんじゃないか』と思っていただけるような作品だと思いますし、時代劇が好きな方にも納得していただけるような作品になっていると思います。皆さんで楽しんでいただけたら」とコメント。葵も「本当にお正月にふさわしい明るく元気の出るようなパワーのある作品になっていると思います。そうそうたる豪華な出演者の皆さまと、すごく歴史もある脚本のリメークということで、一生懸命撮影できましたので、楽しんでいただければ」と力を込め、会見を締めくくった。


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