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有村架純が「日本レコード大賞」で初の司会。芝居とは違う経験に「刺激になります!」2022/12/06

有村架純が「日本レコード大賞」で初の司会。芝居とは違う経験に「刺激になります!」

 有村架純が、TBS系で12月30日に放送される音楽の祭典「第64回 輝く!日本レコード大賞」(午後5:30)で、安住紳一郎アナウンサーと共に司会を務めることが発表され、2人が取材会に出席した。

 有村が「日本レコード大賞」の司会を務めるのは、今回が初めて。安住アナは2012年から総合司会を担当しており、今年で11年連続となる。

 司会のオファーを受け、「光栄に思った」と喜びの表情を見せた有村。タッグを組む安住アナとはバラエティー番組でも共演し「出会いから長い」と気心も知れている様子で、「すごく親切な方で、周りも本当によく見ていらっしゃる。出演者の方に積極的に声をかけて場を盛り上げたり。声がけができるのってやっぱりすてきだなと思う」と信頼感も抜群。その上で、「(本番中に)安住さんが台本の枠から外れた時の姿を見てみたい。楽しみにしています」とほほ笑んだ。

 一方の安住は「立派になられた有村さんとステージに立てることは、父親のようにすごくうれしい」と目を細め、「有村さんの人生の目標は『脈拍数を上げずに長生きしたい』。そう考えてる人なので、興奮する感じを見せない。でも、内面は、すごくユーモアたっぷりな方。きちんと場を設定すると、ものすごく面白いと知ってるんで。有村さんの脈拍を上げることが今回のメインテーマですね(笑)」と目標を掲げる。

有村架純が「日本レコード大賞」で初の司会。芝居とは違う経験に「刺激になります!」

 さらに、有村の発言に対しては、「僕は台本からはみ出る時があるから気を付けろと注意されたんでしょうね。(枠から外れた安住に)ついていくと、地獄な場合があるよって」と笑うと、有村が「アドリブに対する応用力を培って、本番に臨みたいと思います!」と気合十分なコメント。安住は自分の余計な発言に有村が割り込んでくる練習をしていると明かし、その雰囲気を2人で実践してみせるなど、すでに息の合った関係性をうかがわせた。

 20代最後の年に司会に挑戦することに関して、有村は「本当にさまざまな経験をさせていただいた20代。その中で、まだこういった大役をいただける機会があるんだなと、あらためて感じています。お芝居をしている現場しかあまり見る機会がなく、音楽の世界に関わらせていただくことも少ないので、またお芝居とは違った表現方法を、今このタイミングで知れるっていうのが、自分の中の一つ刺激になるかな」と前向きに捉えつつ、「生放送というところがちょっと怖い。作品の中ですとそのシーンの雰囲気とか役者さんたちのテンションとか、何かをくみ取って返したりとかができるんですけど。自分自身で立たせてもらった時に、そこがどう出るのかが未知なので緊張します」と正直な心境を伝える。

 そんな有村へのアドバイスを求められた安住は、「生放送では時間に制限があったりするんで。ちょっとそこだけ。スタッフが、ガタガタガタガタ、ワーッとなってるので、びっくりするかもしれないけれど、それに動揺しないようにっていう感じですね」と語り、本番中のセッティング待ちで急に「35秒間つないで」と言われたことがあったそうで、「2人で35秒雑談をしてと言われたことは(有村が過去に司会を務めた)『(NHK)紅白歌合戦』でもなかったでしょ?」と有村に話を振ると、「そうですね」とうなずきながら、有村は「きっと私たちが楽しんいでれば、見てくださる方も『なんだこの時間』っていうふうにならないと思う。楽しみながらハプニングも乗り越えていきたい」と意欲を見せた。

有村架純が「日本レコード大賞」で初の司会。芝居とは違う経験に「刺激になります!」

 「誰が大賞をとると予想するか?」という質問には、「それは答えられません!」という両者だったが、有村は「新人賞をとられた方々がどのような歌を皆さんに届けてくださるのか、非常に楽しみにしています」と語り、新人賞にノミネートされている、石川花、OCHA NORMA、田中あいみ、Tani Yuukiの中では、ハロー!プロジェクトのOCHA NORMAが気になったそうで、「これまでのハロプロさんが作られてきた楽曲を継承されていて、ハロプロらしさが“ギュギュっと”つまった楽曲になっている。ほかのアイドルにはない、聴いたらすぐにハロプロだって分かるのがよかったです」とその理由を説明。一方安住は「一緒に仕事をした際に、新人とは思えない堂々とした雰囲気があってびっくりしました」とTani Yuukiの名前を挙げた。

 そして、今年のレコード大賞候補となるのは、純烈「君を奪い去りたい」、NiziU「CLAP CLAP」、wacci「恋だろ」、氷川きよし「甲州路」、Ado「新時代」、Da-iCE「スターマイン」、Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」、マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」、BE:FIRST「Bye-Good-Bye」、SEKAI NO OWARI「Habit」の10曲。

 その中で、気になるアーティストに関して、安住は「昨年は電話をつないだAdoさんを、今年はどう紹介するのか気になります。そして、昨年最優秀新人賞を受賞したマカロニえんぴつも、2年連続ということで注目ですね。マカロニえんぴつの皆さんは、去年『自分たちがとると思っていました!』と言っていて、自信たっぷりのアーティストを久しぶりに見たなって、こっちもうれしくなったんです」とコメント。

 有村は、wacci、Mrs. GREEN APPLE、マカロニえんぴつ、SEKAI NO OWARIと4組のバンドが選ばれていることに着目。「バンドの方の曲を聴くと、歌詞が非常にストレートな表現をされている楽曲が多くて。ラブソングだったりすると、誰もが一度は感じたことのある感情っていうのが伝わってくる。だからいろんな世代の方が共感して、支持を得られるのかなと思う」と自身の考えを述べた。

有村架純が「日本レコード大賞」で初の司会。芝居とは違う経験に「刺激になります!」

 そして、視聴者へ向けて、安住は「熱気あふれるステージ、そして今年は久しぶりに観客の皆さんにも来ていただいて、その熱を余すところなく全国の皆さんに見ていただこうと思っています。どうぞご期待ください」、有村は「当日はアーティストの方、そして会場にいらっしゃるお客さま、そして見てくださる視聴者の皆さんと同じ熱量で、私も舞台上に立たせていただければ。楽しみたいと思います」とメッセージを届けた。

 会見中、4時間半の生放送終了後には、「前日のリハーサルから含めて何十時間もステージにいるためヘトヘトになる」とこぼした安住アナ。終了後には近くの韓国料理店でビールを1杯飲むことが通例になっていたそうだが、コロナ禍でここ数年はできておらず、「今年は行けるかな?とスタッフの顔をうかがっている」と告白すると、有村も「一緒においしい1杯を飲みたいです」と笑顔で応じた。

【優秀作品賞】

純烈「君を奪い去りたい」/NiziU「CLAP CLAP」/wacci「恋だろ」/氷川きよし「甲州路」/Ado「新時代」/Da-iCE「スターマイン」/Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」/マカロニえんぴつ「なんでもないよ、」/BE:FIRST「Bye-Good-Bye」/SEKAI NO OWARI「Habit」(曲名50音順)

【新人賞】

石川花/OCHA NORMA/田中あいみ/Tani Yuuki(50音順)

【最優秀歌唱賞】

三浦大知

【特別賞】

Ado/Aimer/男闘呼組/King Gnu/Kep1er/DA PUMP/ゆず(50音順)

【特別顕彰】

石川さゆり/天童よしみ/松任谷由実(50音順)

【特別国際音楽賞】

SEVENTEEN

【日本作曲家協会選奨】

藤井香愛

【特別功労賞】

新井満/彩木雅夫/西郷輝彦/佐々木新一/新川二朗/松平直樹(50音順)


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