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田中圭&片寄涼太が「A2Z」に出演。深田恭子の夫役と年下彼氏役で大人のラブストーリーを彩る2022/12/05

Amazon Prime Video:Amazon Originalドラマ「A2Z」

 2023年2月3日からAmazon Prime Videoで配信される深田恭子主演のAmazon Originalドラマ「A2Z(エイ・トゥ・ズィ)」(全10話)に、田中圭と片寄涼太が出演することが発表され、キービジュアルも解禁となった。

 「A2Z」の原作は、01年に第52回読売文学賞を受賞した山田詠美氏の同名小説。30代女性の年下の男性との恋愛、夫婦の関係、仕事の葛藤をAからZまでの26字のアルファベットをたどる形でおくる、知的でスタイリッシュな大人のラブストーリーだ。深田は、出版社に勤める編集者で、既婚ながらも年下の男性と恋愛関係となる澤野夏美を演じる。

田中圭/Amazon Prime Video:Amazon Originalドラマ「A2Z」

 田中が扮(ふん)するのは、夏美の夫・森下一浩。夏美と競合にあたる出版社に勤務する文芸編集者で、夏美とは、夫婦であり、仕事ではライバル。互いの行動に干渉しないが、どこか心の深いところでつながっているような、特別な関係性を持つ、一風変わった夫婦だ。一浩の飄々(ひょうひょう)とした性格と、それに翻弄(ほんろう)される夏美の掛け合いに注目だ。

片寄涼太/Amazon Prime Video:Amazon Originalドラマ「A2Z」

 そして、片寄は、夏美と恋に落ちる郵便局員で、好青年の坂上成生を演じる。夏美と一気に恋に落ちる、無邪気でどこかあどけなく、甘え上手な年下の青年を熱演する。

 また、解禁となったキービジュアルは、深田を中心に左右に片寄と田中のモノクロの3ショットというシンプルな構図に、ピンクと赤の色鮮やかなロゴを入れたモダンでスタイリッシュなデザイン。甘く切ない上質な恋愛ドラマを予感させるビジュアルに仕上がっている。

 憎むに憎めない恋愛観を持つ、一浩を演じる田中は「台本を読んだ時、自分にこの役がなんで来たんだろうと不思議に思いましたし、どういう雰囲気なのか、何通りもイメージが浮かんでしまって。どれを選べばいいか、全く分からず、困ったのを覚えています」と役作りの苦悩を明かし、「本読み、衣装合わせ等で監督、プロデューサーとお話させてもらって、現場で深田さんのナツ(夏美)と対峙(たいじ)し、作っていきました」と明かす。加えて、「難しかったけど、美しくて強いナツと、楽しい現場、そして面白い脚本にセリフ。なかなか演じる機会のない経験をさせてもらっているなと楽しんでやらせていただきました」と撮影を通じて、役どころをつかんでいったという。

 また、「深田さんと片寄くんのパートはどうなってるのかなぁ、なんてワクワクと嫉妬(しっと)もしながら演じました(笑)」と本音もチラリ。「出てくる人がみんな変ですし、シチュエーションもなかなか想像できないものなのに、どこかリアルに感じられる世界。作品の世界を皆さまに楽しんでいただければ幸いです」と見どころをアピールする。

 一方、片寄は出演が決まり、「山田先生の文学的な世界観をどのようにドラマ化するのか、今作のお話をいただき、原作を拝読して、とても興奮したのを覚えています」と口にし、「撮影ではこの作品ならではの独特な世界をどう生き、表現するかに集中して取り組ませていただきました。ほとんどが深田さん演じる夏美とのシーンでしたが、その時間に自然体でリラックスしていられたのは、夏美さんと深田さん自身が持つ、大人の余裕に包まれていたからだと思います」と、初共演となる深田との撮影を振り返る。さらに、「とても珍しく、斬新な、漂うような心地よい今作にも、多くの方が包まれますように」とメッセージを送る。

 そして、2人のキャスティングについて、栗原美和子プロデューサーは「これ以上ない!という素晴らしい殿方お二人に出演していただくことがかないました」と喜びを表現。「一浩という人物は、常識でとらえると、とんでもないダメ男なのですが、田中さんが演じてくださることで、とてつもなく魅力的な男性に変化しました」と絶賛。片寄についても、「成生という人物は、10年以上前に書かれた原作にもかかわらず、まさしく令和特有の若者男性像だと感じます。冷めているようで、実は熱い、気楽に生きているようで、実は深い。そんなアンニュイ男子を、子犬系の色気をまき散らしながら演じてくださっています」と太鼓判を押し、「深田さんとの数々のラブシーンは、本当に美しく、このドラマのみどころの一つですので、ご期待ください」と自信をにじませた。

 夏美は、老舗大手出版社に勤める文芸編集者。8年前に同業他社の編集者である森下一浩と結婚したが、旧姓の澤野を通名にしている。夏美と一浩の間には子どもはなく、互いにわが道を行く編集者で、仕事ではライバル関係。仕事場で会う時は、「森下」「澤野」と呼び捨てにする、風変わりだがお似合いの夫婦だ。仕事もプライベートもすべて順調に思えた夏美だが、ある夜、一浩から1年以上付き合っている女性がいると告白される。あまりのことに、夏美は怒りや嫉妬よりも寂しさを感じる。心に穴が空いた夏美だったが、若い郵便局員の坂上成生と出会い、恋に落ちる――。


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