「必殺仕事人」最新作の放送決定! 誰かがいなくなる衝撃の展開に2022/11/17
ABC・テレビ朝日系では2023年1月8日に、スペシャルドラマ「必殺仕事人」(午後9:00)を放送することが決定した。東山紀之をはじめ、松岡昌宏、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、和久井映見、遠藤憲一らが演じる仕事人たちが活躍する痛快エンターテインメント時代劇が、パワーアップして帰ってくる。
1972年の「必殺仕掛人」スタート以来、藤田まこと演じる中村主水をはじめとする、さまざまなキャラクターたちが悪を成敗する痛快さで、長きにわたって愛され続けている「必殺シリーズ」が2022年で50周年。また、藤田からバトンを受け継いだ東山が主演を務め、2007年にスタートした「必殺仕事人」も、老若男女を問わず幅広い世代から支持される長寿シリーズに。座長である東山と共にスタート時から出演している松岡、和久井も、今年で15周年を迎える節目を迎えている。
奉行所仲間や、家庭ではうだつの上がらない“残念な男”として見られている見廻り同心だが、実はすご腕の仕事人という裏の顔を持つ渡辺小五郎役の東山は「藤田まことさんをはじめ、さまざまな先輩たちが積み上げてきた50周年の中で、15年もの間、参加させていただいているというのは本当にありがたいことです。この50年の間には、世の中的にもいろいろな動きがありましたし、『必殺シリーズ』というのは、そういった世相を反映してきたドラマなので、あらためて“時代とともに歩んできた作品”なんだな、と思います」と本作への思いを語る。
また、「あっという間の15年でしたし、自分の人生の中でも、ここまで長く時を重ねた作品というのはないですから…これからもいろんな人のお力を借りて、長く続けていけるよう努力していきたいですね。僕と同様に松岡くん、和久井さんも15周年なんです。絶対に1人ではできないことなので、縁あって俳優として組めるというのはうれしいことですよね。それぞれが自分の人生を歩んではいるんだけど、それとはまた別の道を一緒に歩んでいる感じがするので、今後も高め合っていければいいなと思います」と、共にシリーズを担ってきた仲間についても言及。
毎回、世相を反映した問題を描いてきた「必殺仕事人」だが、今回は江戸を襲う原因不明のはやり病・鬼面風邪(きめんかぜ)の猛威と、患者を救うために奔走しながら特効薬の開発に尽力する町医者たちが描かれる。その一方で、この病を悪用した“お助け金詐欺”をくわだてる悪人が現れてしまう。そして、このはやり病の猛威は、仕事人にも襲いかかってくることに。この出来事から、ある仕事人が姿を消すことになるという、衝撃の展開が待ち受ける。
そんな今の時代を映し出す作品に、東山は「時代が変わり、人の世も考え方もいろいろと変わってきていますが『必殺』の世界観はこれからも変わらず続いていくのかなと思ってます。今回の『必殺』でもそういった世界観を皆さんにたっぷりお届けしますので、楽しんで見ていただけたらと思います。ぜひ、『必殺仕事人』最新作をご覧ください」と視聴者へのメッセージを寄せている。
本町奉行所の見廻り同心・渡辺小五郎が帰宅すると、妻・ふく(中越典子)が床に伏せって苦しんでいた。ふくの叔母・てん(キムラ緑子)は、江戸の町に急速に広がっている新しいはやり病・鬼面風邪かもしれないと大慌て。しかし、駆けつけてきた町医者・酒井東庵と助手の文代の診察の結果、単なる水あたりだと分かり、小五郎は胸をなで下ろす。
しかしその後も、鬼面風邪の感染は止まらず、江戸の町では死者も続出。この鬼面風邪は、人から人に感染、咳や発疹に加え、鬼のように真っ赤な顔になるほどの発熱が続き、多くが死に至るという原因不明の恐ろしい病だった。全く収まることのない鬼面風邪の感染防止対策として、呉服屋の越前屋孫次郎が私財を投げうって設立した江戸養生所に、本町奉行所から小五郎が送り込まれる。
疫病改方長官・天野景信の仕事を手伝うことになった小五郎は、養生所で懸命に働く東庵と文代と再会するが、そこに雨漏りの修理にやって来た裏稼業の仲間・瓦屋の陣八郎(遠藤)まで現れ、動揺してしまう。さらに、東庵と陣八郎が幼なじみということも発覚。2人は子どもの頃以来の再会に大喜びするのだが、陣八郎は「あいつは命を救っているのに、俺は命を奪っている…」と複雑な思いを抱え始める。小五郎は葛藤する陣八郎の迷いに気付く。
一方、経師屋の涼次(松岡)は、体調が悪いという長屋暮らしの町娘・あかりに、養生所で診てもらうよう勧める。その言葉通り、養生所を訪れたあかりだが、東庵の「鬼面風邪ではない」という診断を無視したほかの医者から感染患者が詰め込まれた部屋での隔離を強いられてしまう。なんと養生所では、天野が鬼面風邪の病人を増やし、お助け金を搾取しようとくわだてていたのだ。あかりが帰ってこないと、弟の田助に泣きつかれた涼次は、時を同じくしてリュウ(知念)から養生所内の不穏な動きについて聞かされる。涼次はひそかに養生所を調べ、花御殿のお菊(和久井)に報告する。
そんな中、苦しむ人々を救いたい一心で、夜通し鬼面風邪の特効薬の調合を続ける東庵と文代は、薬草代が底をつき、もどかしい思いをしていた。すると、天野が東庵にある提案を持ち掛けて…!?
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