井上真央&佐藤健&松山ケンイチが初共演!ファンタジーラブストーリー「100万回 言えばよかった」2022/11/17
TBS系では2023年1月から、井上真央が主演を務め、佐藤健と松山ケンイチが共演する連続ドラマ「100万回 言えばよかった」(金曜午後10:00、開始日未定)が放送されることが分かった。
「100万回 言えばよかった」は、完全オリジナルのファンタジーラブストーリー。数奇な運命に翻弄(ほんろう)されながらも、奇跡を起こそうとする3人の姿を中心に、連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK)、「きのう何食べた?」(テレビ東京ほか)などを手掛けた脚本家・安達奈緒子氏が描く。
幼なじみだったが、大人になってから偶然再会し、あらためてお互いを運命の相手だと確信した相馬悠依(井上)と鳥野直木(佐藤)。運命のいたずらなのか、悠依にプロポーズしようと心に決めた矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれ突然、悠依の前から姿を消してしまう。悲しみに暮れながらも直木を懸命に捜す悠依だったが、実は直木は自分が死んだと分からないまま魂となって現世をさまよい続けていた。自分の声が悠依に届かず、何かがおかしいと不安を感じている彼の前に現れたのは、唯一直木の存在を認識できる刑事・魚住譲(松山ケンイチ)。直木は譲に、自分の言葉を悠依に伝えてほしいと頼むのだが…。一番愛している人にきちんと「ありがとう、さようなら、愛している…」を言えないまま別れることになってしまった直木は、その“思い残し”を果たすことができるのか?
愛する人を突然失ってしまった悠依、魂だけになってもそんな悠依をそばで見守る直木、そして死の真相を追う刑事でありながら、直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく譲。そんな3人が関わり合いながら、“当たり前のことは、決して当たり前ではない”というメッセージを伝えるとともに、“その当たり前がどんなにいとおしくかけがえのないものか”を、あらためて訴えかけるオリジナル作品となっている。
井上演じる悠依は、有名美容室の系列店で店長を任されている。中学生という多感な時期に家庭の事情で里親のもとへ預けられ、そこで直木と出会う。その後、直木とは別々の道を歩み音信不通だったが、直木が営む料理店で偶然再会。昔と変わらない空気感の直木に自然とひかれた悠依は、彼となら幸せになれるという確信を持っていたのだが、直木は突然姿を消してしまう。
そして、佐藤が扮(ふん)する直木は、悠依と同じく家庭の事情で里親に預けられた過去を持つ。料理人の道を目指していた直木は小さな店をオープンさせ、そこで悠依と偶然の再会を果たす。悠依と一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、この先の人生も一緒に歩んでいきたいと思うようになるが、ある日突然事件に巻き込まれ、死んだ時の記憶がないまま魂となって現世をさまようことになる。
また、松山が演じる、警視庁捜査一課への配属を夢見る刑事・譲は、実家は千年続く寺であり、霊媒体質の家系に生まれたが幼少期からその才能は一切なかった人物。しかし、ある事件を追っている最中に、魂となって現世をさまよう直木の姿が見えることに気付く。戸惑いを隠せないまま、直木の思いを伝えるため、悠依に接触を図る。
数多くのドラマ・映画に出演してきた井上、佐藤、松山だが、意外にも今回がそれぞれ連続ドラマ初共演。突然の死によって、運命が引き裂かれてしまった悠依と直木。そして2人をつなぐ唯一のよすがである譲。非情な運命とその運命に必死にあらがい、奇跡を起こそうとする3人の姿が、“切なく温かい”視点で描き出される。
井上は「⽣きること、死ぬこと、愛することや⼈を思うこと…いろいろなテーマが詰まったドラマだと思います。佐藤さん、松⼭さんとの3⼈での共演は初めてですが、掛け合いのシーンも面白く⼤切な⼈を思えるような作品です。オリジナルドラマなので、どのような展開になっていくのか、私⾃⾝も楽しみながら演じたいと思います」と期待。そして、「悠依にとって、⼤切な存在である直⽊が突然⽬の前から姿を消してしまいますが、直⽊をいちずに思う姿や信じようとする姿はとてもピュアです。すてきな作品にしますので、ぜひご覧ください」とキャラクターの魅力を伝える。
佐藤は「大切な人に思いを伝えられないもどかしさや切なさ、それでも懸命に思いを伝えようとする登場人物たちに胸を打たれました。人から見えない、触れない、人に声を届けられないという特殊な役柄ですが、皆さまとこの世界観を形にしていくことが今からとても楽しみですし、やりがいのある役を演じさせていただけることを大変光栄に思います。よろしくお願いします」と意欲を燃やす。
「このドラマは、突然姿を消してしまった人と残された人の、それぞれの思いが描かれています。僕は台本を読んだ時にどっちの立場も嫌だと感じたので、やはり今一緒にここにいる瞬間をもう少し大事にしなければいけないなと、あらためて思いました」と感想を伝える松山は、「僕は悠依と直木の2人をつなぐという少し特殊な役ですが、楽しんで演じられたらと思います。共演者の皆さんのことを知ることはすごく楽しみなので3人で親睦を深めていき、いい現場にできればいいなと思っています」と意気込みを語る。加えて「いろいろな登場人物が出てきて、いろいろな部分で感情移入ができると思います。皆さんの背中を押せるような作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください」とアピールしている。
脚本の安達氏は「残された時間について考える年齢になってきました。同年代の友人や、かつてお世話になった方の突然の訃報を聞いても、ああ、私もそんな年になったのだなあと思ってしまう、そして、もう照れている場合ではないのだなあと思います。伝えたいことは伝えておかないと、いつ言えなくなってしまうか分からない。プロデューサーの磯山(晶)さんからこの企画のお話をいただいた時、ド直球に愛を伝えるお話はすてきだなと素直に感じました。この感覚は、もしかしたら年齢にかかわらず多くの方に共感していただけるのではないかと、ここ数年の世情も相まって強く考えるようになりました。人間にはどうにもならない欲もあり、放たれる愛はけっして美しいものばかりではありません。でもやっぱり誰かが誰かを思う姿には胸を打たれます。井上真央さん、佐藤健さん、松山ケンイチさんをはじめとする、ぜいたく過ぎる俳優の方々の魅力とお力をお借りして、大人だからこそ懸命に、愛を伝えようとする人々を描いてみたいと思っています」と作品への思いを明かしている。
そして、「安達奈緒子さんと新しいドラマを作ることができて、とても幸せです。そしてこの企画に乗ってくださる役者さんがこんなにすてきな方々でいいのか?と、非常にぜいたくな気持ちです」と心を躍らせる磯山晶プロデューサーは、「井上真央さんとは初めてご一緒しますが、安定と信頼の演技力と華やかさを兼ね備えた希有な女優さんだと思っていましたし、今回、数奇な運命に翻弄されながらも、力強い生命力で前を向く悠依を演じてもらえるのは井上さんしかいない!と思ってオファーしました。そして、『恋はつづくよどこまでも』(同系)以来ご一緒する佐藤健さん。3年ぶりの連ドラ出演として決めてくれたのがこの作品であることが誇らしいです。恥ずかしくて『好き』が言えなかった意地っ張りで不器用な直木を、きっとスーパー魅力的なキャラクターに仕上げてくださると信じています。さらに、2人をつなぐ『見える』刑事・譲役の松山ケンイチさん。松山さんとも初めましてですが、常々、松山さんの困った感じの表情にひかれていたので、このドラマで『究極の巻き込まれキャラ』として活躍していただけるのではないかとワクワクしています」と3人のキャストの魅力を熱く語る。続けて、「『大切な相手には大切だってことを今!伝えよう』がメッセージです。見終わった後に皆さんが誰かに言いたくなるといいなあ、と思っています。どうかご期待ください」とメッセージを寄せている。
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