「最初はパー」会見でSixTONES・ジェシー、市川猿之助らキャスト陣がボケ連発!!2022/10/21
テレビ朝日系で10月28日からスタートする連続ドラマ「最初はパー」(金曜午後11:15。一部地域で放送時間が異なる)の制作発表記者会見が行われ、主演のSixTONES・ジェシー、共演の市川猿之助をはじめ、乃木坂46・賀喜遥香、IMPACTors/ジャニーズJr.・基俊介、青木柚、迫田孝也、橋本じゅん、小籔千豊が登壇し、爆笑トークを繰り広げた。
ジェシーが地上波連ドラ単独初主演を務める本作は、企画・原作・脚本を秋元康が務め、お笑い養成所で巻き起こる悲喜こもごもの物語を描く。何をやっても中途半端な政治家の息子・利根川豪太(ジェシー)は「父親の言いなりになって政治家になるのは嫌だ」と思い始めた矢先、ひょんなことからお笑い養成所に入学。プロの芸人を目指すことになる。そして、お笑いの世界、そして養成所で出会った鬼講師・相田忠則(小籔)やキャラの濃すぎる生徒たちと、時にぶつかり、時に励まし合いながら、少しずつ変わっていく。養成所で豪太と出会い、コンビを組むことになる澤村銀平に、猿之助が扮(ふん)する。
劇中で「最初はパー」というコンビを結成することになる豪太&銀平だが、2人の相性について、ジェシーは「もう完璧ですね。相性はバッチリです!」と自信を見せ、「会見が始まる前も、裏で盛り上がっていました。猿之助さんがとても優しい方なので、ご一緒できてうれしいです。今では仕事よりプライベートで会ってる方が多いくらいです(笑)」とコメント。
猿之助は「“ドラマの中でだけ仲良く”というのは、よそよそしいですよね。そういうのって画面を通してにじみ出るし、生徒たちは一丸にならなきゃいけないんですよ。普段から仲良くないと、そういう雰囲気が伝わらないと思うので、芝居することより、今はみんなと仲良くなれるよう一生懸命やっています」と語った。
また、芸人を目指す役を演じることに関して、ジェシーは「芸人さんの友達がいっぱいいるので、この撮影に入ってから芸人さんとご飯を食べに行った時に、ツッコミとかボケをよく聞くようになりました。この前も、仲良しのせいちゃん(霜降り明星・せいや)とフジモンさん(FUJIWARA・藤本敏史)と3人でしゃべっていた時に『ツッコミ早っ!』みたいなことを意識して聞いていました。今までだったら、普通に笑っていたところなんですけど、この作品の撮影に入ってからは『なるほど、こういう視点でも見ることができるんだ!』というようなことを考えるようになりましたね」と日常的に学んでいることを明かした。
一方の猿之助は「僕もお笑いが好きなんです。お笑いって、主に内容よりも“間”だと思うんですよね。だから僕はジェシーの“間”を把握しなきゃいけない。今もとにかくしゃべりかけて、しゃべりかけて、しゃべりかけて…コミュニケーションを取って、一生懸命ジェシーの“間”を勉強しています。僕は、ジェシーの話を全部拾いきれなきゃだめだと思うんです。ボールを投げても拾う人がいなかったら、お笑いって成立しないんですよね。だから、僕はうまくボールを取れる人=キャッチャーになりたいですね」とリアルな役づくりへの思いを述べた。
会見でもその言葉通り、ジェシーがぼけ倒して猿之助がツッコむという場面が続出。早くも名コンビぶりを発揮した。2人の掛け合いを目の当たりにした記者から「息ピッタリ!」と驚きの声が上がると、猿之助が「まだ息“ピッタ”くらいですけど…(笑)」と謙遜。すると、すかさずジェシーが「あさってくらいには“リ”がついて、息“ピッタリ”になります!」と畳みかけた。その一方で、「M-1グランプリ」を目指すかと聞かれると、「目指しま…す!?」と弱気になる場面を見せつつ、テンポのいいトークの応酬で、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
劇中での、小籔演じる鬼講師・相田の「才能よりも、努力よりも、強いのは運」というセリフにちなんで、8人の中で一番運の強い人、逆に一番弱い人を決定するじゃんけん大会も開催された。負けた人は、勝った人の質問に“NGなし”で絶対に答えなければならないというドキドキの対決に、ジェシーは「ジェシーだけにジェシン(自信)あります!」とおなじみのダジャレで決めるも敗退。賀喜が勝ち抜き、最も“持っている”人の座に輝いた。
残った7人による最弱王決定戦では、基が最も運がないという残念な称号を手にすることに。勝者の賀喜から「誰にも言っていない秘密は何ですか?」と質問された基は、「この前、メンバー(IMPACTors・影山拓也)とジェシーくんのおうちにお邪魔させてもらって、洋服を何着かいただいたんですけど、1着がちょっと派手過ぎて…お父さんにあげました(笑)」と、胸に秘めてきた衝撃の隠し事を告白。これには、ジェシーも思わず立ち上がって「おい!(笑)」と大きくツッコミを入れ、笑いを誘った。
すると、小籔が突然「ジャニーズ方向の素晴らしいエピソードは出たけど、乃木坂46方向が足りてない!」と物言いをつけ、急きょ小籔VS賀喜の直接対決を行うことに。「僕が勝ったらえげつない質問をします」と宣言してじゃんけんをした結果、見事に小籔が勝利。みんなの期待を一身に背負った小籔が、意気揚々と繰り出した“えげつない”質問は「昨日の夜は何を食べましたか?」というもの。どんな質問が飛んでくるのかビクビクだった賀喜だが、「秋元康先生が差し入れてくださった焼き肉弁当を食べました」と笑顔で答え、じゃんけん大会は幕を閉じた。
会見の後半では、キャスト陣がまだ何もつかめていなかったデビュー当時の貴重なエピソードを披露。ジェシーは「僕は10歳の時にジャニー(喜多川)さんと会ったんです。その時は特にこの仕事に興味がなかったんですけど、ジャニーさんに『試しにやってみれば?』と言われました。両親にも『まだ10歳だし、人生は長いから試しにやってみれば?』と言われて、今も試しにやっているところです(笑)。そろそろ本気出します!(笑)。そういえば、実は僕、昔はケーキ屋さんになりたかったんですよ。七夕の時、短冊に『ケーキ屋さんになりたい』って書いていましたから。いずれはケーキ屋さんになろうかと思っています(笑)。まずはケーキ屋さんの役とか、今の仕事につながるといいですね」と振り返った。
猿之助は「僕の場合は、生まれた時からつかんでいますから(笑)。でも、4歳で初お目見えをしたんですけど、一言セリフを言ったら、歌舞伎座の満場のお客さんから、“じわ”って言うんですけど、本当に感動した時の地鳴りのようなどよめきと拍手をいただいて、おぼろげながら『気持ちいいな』と思った記憶があります。その気持ちよさを味わいたいからまた舞台に出たい…というふうになったのが、4歳の頃ですね。僕は死ぬまでずっと歌舞伎をやっていくので、この先、特に夢というものはないんですけど(笑)、いいものをお届けして皆さまに幸せになっていただきたい、ただそれだけです。世の中、“感動”がすべてです!」と熱い思いを口にした。
すると、後に続く迫田が「これまでインタビューなどで答えていた俳優としてのターニングポイントは、山田洋次さんや三谷幸喜さんとの出会いだったんですけど、よくよく考えたら、すべては“感動”につながりますね。今、僕らがすべきなのは“みんなを幸せにすること”、それだけですね。すみません…猿之助さんの言葉を乗っ取ろうとしました(笑)」と語り、橋本じゅんも「舞台もテレビも全部中途半端で、まだまだ“下積み時代”だと思っています。いつか“上積み時代”になったら、この質問にお答えしたいと思います(笑)。僕も皆さんを感動させられるように、頑張っていきたいと思います。感動させられるようになったら、また質問してください(笑)」と、そろって猿之助の発言に乗っかって発言した。
さらに、「憧れている事務所の先輩は誰?」という質問を受けた基は、「最近本当にずっとお世話になっていますし…」とジェシーを見ながら話し始めるが、「僕は今、ジュニアという存在なんですけど、いつかデビューして…Snow Manの岩本照くんのようになりたいです(笑)。ここは正直に…すみません(笑)」とまさかの答え。それを聞いた瞬間、ジェシーが「俺だって影山と仲いいし!(笑)」と基と同じグループの影山とプライベートでも交流を深めていることをアピールしながら猛反撃。先輩・後輩による嫉妬バトルの様相を呈する一幕も。
“笑劇”ドラマらしく、会見中も爆笑エピソードが連発し、終始和気あいあいとした雰囲気に包まれ、会見は幕を閉じた。
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